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品川ヒロシ、スタンディングオベーションに感激!SWAY「KAZUKIに似ていると思ったらメンバーだった」!? 映画『リスタート』沖縄国際映画祭上映イベント

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映画『リスタート』の沖縄国際映画祭上映イベントが、4月17日、ユナイテッドシネマ・アクアシティお台場にて行われ、主演のEMILY(HONEBONE)、共演のSWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE)と、監督を務めた品川ヒロシが舞台挨拶に登壇した。

お笑いコンビ・品川庄司のほか、映画監督としても活躍する品川ヒロシの長編映画最新作『リスタート』は北海道・下川町と吉本興業がSDGs推進における連携協定を結び発足したプロジェクト。クラウドファンディングにより、約700名からの支援を集め、下川町の魅力を余すことなく映像に落とし込んだ本作は、シンガーソングライターを夢見て上京した主人公がスキャンダルにより夢破れ傷つき、故郷の下川町に帰って同級生や家族、大自然に触れることで徐々に心を取り戻していく姿を描き出す青春ストーリー。

品川監督自身初の女性主人公となる杉原未央役は、男女フォークデュオHONEBONEのボーカルのEMILY。本作が芝居、映画出演が初挑戦となる。彼女を支える同級生・大輝役を劇団EXILEであり、ラッパー、デザイナーとしてもマルチな才能をみせるDOBERMAN INFINITYのSWAYが演じる。さらに、父親役に昨年初プロデュース作品『影に抱かれて眠れ』が公開され、映画・ドラマと数々の作品に出演する演技派俳優、中野英雄ほか、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、岩崎う大(かもめんたる)、西野亮廣(キングコング)などバラエティ豊かなキャストが出演し、脇を固めている。

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この日の舞台挨拶は上映後に行われが、上映が終わるとスタンディングオベーション拍手がいつまでも鳴り止まず観客が作品を称えていた。

品川監督は、「クラウドファンディングで多くの方が参加してくれた。48歳ですが、(このできごとは)青春の1ページを切りとったような感じです。さっき僕もこの映画を観ていたんですが、泣いちゃった・・・」と万感の思いを吐露。「映画でスタンディングオベーションは初めての経験です」と感無量の面持ちで語った。

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テレビに出演した際に、それを偶然見ていた監督が「この子しかいない!」と熱烈オファーをしたというEMILY。「女優業は初めてでしたが、夢のような時間でした。品川さんはずっと面倒を見てくれて、超絶贅沢な時間を過ごさせていただきました」と感激しきり。

監督は「歌の上手な女性を探していて。テレビを見ていたらたまたま彼女が出ていて、面白そうな子だなと思ってYouTube見たら歌が凄かった。Twitterでツイートしたら、すぐ食いついてきて(笑)」と明かすと、「仕事ください!って返信したら、まさかの女優のお仕事だったという」とあっけらかんと笑うEMILYだった。

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SWAYは「本当に楽しい時間でした」と撮影を振り返り、「同級生のメンバーはすぐに仲良くなりましたね。仲良くなりすぎて品川さんが嫉妬してきたくらいで」と笑う。チームワークはバッチリだったようで、「下川町の空気も、星も凄くきれいで、流れ星も見えました」と大自然を満喫できた様子。

シナリオを書くために事前に現地で”シナハン”をしたという監督。「その時にいたネイチャーガイドの人が凄くて。けっこうSWAYくんの役に反映しました」と告げると、SWAYも「あとから完成作品を観て、わざわざ服を脱いで川に入るあざとらしさが・・・」と自身の演技に苦笑いするも、「(自分の)あの体を見て、もう一度体作りをしようとトレーニングを”リスタート”しました」と2年前に撮影した作品を見て、自らも影響を受けたようだ。

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EMILYは「アイドルシーンはめっちゃ恥ずかしかったです」と恥ずかしがるも、監督は満足気。実はライブのシーンでは、DOBERMAN INFINITYのメンバーも参加しているとのこと。SWAYは「一番前の列にKAZUKIみたいなヤツがいるなぁと思った。あ、出てるんだと思い出しました(笑)」とファンには嬉しいサプライズも。

また、本作の見どころについても言及。EMILYは「歌のシーンを見て欲しい」とアピールし、「全キャストが本気で挑んだので何回も観てほしいですね」と微笑む。SWAYは「お父さん役の中野英雄さんに心を奪われました。最後に涙した。勉強させていただきました」としみじみ。監督は「裏テーマとしてパパラッチの野村の話もある。裏の主役。必ずしも悪役ではないんだということも撮りたかったんです」と作品に向けての熱い思いを語った。

最後にEMILYは「今こそ観るべき映画。リスタートはどこにいてもできる」と言い、SWAYは「この映画で自分自身もリスタートしたいと思った。たくさん背中を押してもらいました。この映画からもらったものをパワーにして生きていきたいです」と目を輝かせ、監督は「『最高のどん底』というセリフがありますが、自分も人生のどん底で仲間が助けてくれた。上に這い上がって行こうとしているときが楽しかったりするんです。観た人の明日が元気になるような映画になれば」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

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<STORY>
杉原未央、28歳。職業、シンガーソングライター 元地下アイドル。
たった一度の失敗で人生は終わらない。何度だって、どん底からだって、″リスタート″できる。
北海道下川町で育った未央は、シンガーソングライターを夢見て上京。しかし、不本意ながら売れない地下アイドルとして活動していた。ある日、意図せず起きた有名アーティストとのスキャンダルによって、世間からのバッシングを受けることに。思い描いていた夢に破れ傷つき、故郷に帰ってきた未央だったが、家族や友人にも上手く接することが出来ずにいた。そんな中、同級生の大輝は、美央を思い出の場所へと連れ出す。自然豊かな景色とその優しさに癒され、美央はゆっくりと前を向き始める―。

監督・脚本:品川ヒロシ
音楽:HONEBONE
出演:EMILY(HONEBONE) SWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE)
品田誠 朝倉ゆり(エラバレシ) 夏目ベール(純情のアフィリア) 藤井俊輔 向井日菜海
阿部隼也 かんた 岩崎う大 もりももこ
西野亮廣(キングコング) 松田大輔(東京ダイナマイト) 庄司智春(品川庄司)
小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
黒沢あすか 中野英雄
製作:吉本興業株式会社
スペシャルサポート:下川町
配給:吉本興業
©吉本興業 100分/シネマスコープ/5.1ch

7月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国公開