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宮沢りえ「家庭も守って、仕事でも攻めまくるのが理想」 映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』舞台挨拶イベント

監督:蜷川実花×主演:小栗旬〈太宰治役〉
世界的ベストセラー誕生の裏側。ゴージャスな禁断のエンタテインメント!

タイトル

宮沢りえ初登壇!
「家庭も守って、仕事でも攻めまくるのが理想」
蜷川監督との初タッグは「私の宝物」

0923「人間失格」1

天才作家・太宰治が死の直前に完成させた「人間失格」は、累計1200万部以上を売り上げ歴代ベストセラーのトップを争う、“世界で最も売れている日本の小説”。その小説よりも遥かにドラマチックだった<誕生秘話>を太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化するのが『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9/13(金)公開)。
監督は世界屈指の写真家である蜷川実花。構想に7年を費やし、天才作家・太宰治のスキャンダラスな恋と人生を大胆に映画化!主人公の太宰治を演じるのは、小栗旬。蜷川監督と初タッグを組み、大幅な減量を敢行しながら、究極のダメ男でモテ男、才気と色気にあふれた最高にセクシーでチャーミングな、かつてない太宰像を創りあげた。太宰の正妻・美知子に宮沢りえ、作家志望の愛人・静子に沢尻エリカ、最後の女・富栄に二階堂ふみ。それぞれの世代を代表する女優たちが、一見太宰に振り回されているように見えて実は自分の意志で力強く生きている女性たちを、圧巻の演技力で魅せる。さらに太宰と女たちを取り巻く男性陣にも、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら超豪華キャストが集結。
蜷川組常連のスタッフに加え、脚本に『紙の月』の早船歌江子、撮影に『万引き家族』の近藤龍人、音楽には世界的巨匠・三宅純を迎え、日本映画界最高峰のチームが集結。ゴージャスでロマンティックな唯一無二の蜷川実花の世界観をさらに進化させた。

9月23日(月・祝)に公開を記念して、記念舞台挨拶を実施。小栗旬演じる太宰治の妻・美知子を演じた宮沢りえがイベントに初登場!蜷川実花監督も登壇し、公開を迎えての気持ちや、今作で女優と監督として初タッグを組んだ2人の関係性、そして本作に登場する女性の生き方について、語った。

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不世出の作家・太宰治による名著「人間失格」の誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化した『人間失格 太宰治と3人の女たち』が現在大ヒット公開中。9月23日(月・祝)には東京の新宿ピカデリーで、太宰治の正妻・美知子を演じた宮沢りえと蜷川実花監督が舞台挨拶を行った。本作の舞台挨拶には今回が初参加となった宮沢は「公開初日から蜷川監督のInstagramをマメにチェックして、皆さんの感想を読んだりしていました」と本作を気にかけていたことを明かし、蜷川監督は「この舞台挨拶も、りえちゃんの発案で決まったもの」と開催経緯を説明した。

蜷川監督とは故・蜷川幸雄さんを通じて元々知り合いだったという宮沢だが、タッグを組むのは初。「台本を読んだときにハードルの高い場面だと思ったシーンがあります。でも蜷川監督はサラッと『やってみよう』という感じで…。とてつもなく高いハードルを軽々と超えようとするパワーが私たちの背中を押してくれた。子役とのライブ感ある現場も刺激的だったし、雰囲気も素敵でした」と回想した。

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宮沢の出演は蜷川監督自らのラブコールで実現したものだが、宮沢は「蜷川監督からは『いつか何をやりましょう』と言われていたので楽しみにしていました。作品が決まったときは嬉しい気持ちの反面、今まで温めてきた関係を大切にしたいからこそ、絶対にガッカリさせたくないという思いが強かった」と真剣勝負を意識。それは蜷川監督も同じで「中途半端な役でお願いをしたくはないし、出演してもらえるならば絶対に成功させなければという思いがありました」とオファーの際の心境を吐露。さらに蜷川監督は「近いうちに主演としてご一緒できたら…というのが今も頭の片隅にある」と再ラブコールを送ると、宮沢は「今言った作品が形になったら、絶対に観に来てくださいね!」と茶目っ気たっぷりに客席に呼びかけていた。

太宰の刹那的な生き方について宮沢は「クリエイティブな仕事をしている方たちは、太宰のように人間としては成立していないけれど、表現者としては最高だというような人が多い」と分析し、正妻・美知子には「自分の生活を壊してでも作品を作ってほしいというのは、太宰にとって一番の理解者であり太宰の一番のファンだったはず。辛かっただろうけれど、作品を愛し続けられた時間は幸せだったのかも。夫婦という枠を超えて、人間同士の強いつながりがあったと思う」と理解。ただ宮沢自身は「私は家庭も守って、仕事でも攻めまくるのが理想。なかなか難しいですけれど、それを理想としています」と人としてのバランス感覚を大切にしていた。

天才作家・太宰治を演じた小栗旬について宮沢は「美知子に『壊しなさい』と言われた後の太宰さんの顔は、今まで見たことのない小栗旬さんで、一番好きな表情でした。自分が褒められるよりも、相手役の表情が素敵だったのが嬉しい。それが一番の喜び」と健闘を称えると、蜷川監督は「それはりえちゃんに引き出された顔です。もはや芝居を超えていました。小栗旬さんは、その頃には太宰に成り切っていて、本物の瞬間が何度もあった」と宮沢の引力を称えていた。

最後に宮沢は「蜷川監督と同じ時間を過ごせたことは、私の宝物。素晴らしい作品が完成したので、たくさんの人に観てほしい。記録も大切ですが、多くのみなさんの記憶に刻まれるような作品になりました」と力作アピール。蜷川監督は宮沢について「男気?女気?があってカッコよくて大好きで、常に尊敬しています!一生ついて行きます!」とリスペクトの念を込めて「一緒に作品ができて嬉しかった」と初タッグに喜色満面だった。

「人間失格」メイン

<ストーリー>
男と女に起こることのすべてがここにある
天才作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返すー。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄にも救いを求めていく。ふたりの愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが・・・。
今、日本中を騒がせるセンセーショナルなスキャンダルが幕を明ける!

監督:蜷川実花
出演:小栗旬 宮沢りえ 沢尻エリカ 二階堂ふみ
成田 凌 / 千葉雄大 瀬戸康史 高良健吾 / 藤原竜也
脚本:早船歌江子 音楽:三宅純 プロデューサー:池田史嗣
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「カナリア鳴く空feat.チバユウスケ」(cutting edge/JUSTA RECORD)
製作:2019「人間失格」製作委員会
企画:松竹
配給:松竹 アスミック・エース
コピーライト:© 2019 『人間失格』製作委員会
公式HP:http://ningenshikkaku-movie.com/
公式Twitter、Instagram:@NSmovie2019

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