第27回東京国際映画祭、特別招待作品として上演された映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』のワールドプレミアが、10月26日、六本木ヒルズにて行われ、主演の相葉雅紀、榮倉奈々、ハン・ヒョジュ、生田斗真と、犬童一心監督が登場した。
マスコットのデビクロくんを腕につけて登場した相葉は、「この冬、クリスマスにぴったりの映画ができました。ファンタジーでありながらリアリティーもある素敵な作品」と笑顔を見せた。相葉と一緒に仕事をするのは中学生以来と話す生田は、「大人になった僕らの魅力がたくさん詰まっている映画です」と加えた。
今回、初主演作品となった相葉は、「犬童監督には2007年に嵐として『黄色い涙』を撮っていただきました。撮影現場は、映画の空気感そのままで、ピリピリした感じもなく愛の溢れていましたね」と振り返る。生田も「犬童監督の空気感に包まれた感じでしたね。みんなで一度食事にも出かけたし、相葉君とはよく一緒に漫画を読みました」と明かし、和気あいあいとした撮影現場の様子が伝わってきた。
また、「実は、『黄色い涙』を撮っている時から相葉くんの映画を撮りたいと思っていたんです。こういうキャラの人は他にいない。この人でしか撮れない映画があると思ったんです」と、7年越しの思いが実現した喜びを語る犬童監督。
アットホームな撮影現場ながらも榮倉は、「相葉さんが、手をつなぐシーンで私の手が折れるかとおもうくらい力が入りすぎて･･･緊張されていました(笑)」と話すと、「そんなこと、ここで言わなくてもいいじゃん」と大テレの相葉。
日本の映画に初出演したハン・ヒョジュは、「タイトなスケジュールでしたが、この映画でこんなにステキな俳優さんと監督さんに出会えてうれしいです」と喜びを伝え、「相葉さんと生田さんの二人とも本当にステキな男性でした。現場で相葉さんのファンになりましたし、生田さんにも日本語の発音を助けてもらいました。次回またチャンスがあれば必ずご一緒したいですね」とニッコリ。その言葉に満足そうな笑顔を返した相葉と生田だった。
その後、場所を変えて行われた舞台挨拶では、「撮影中に胸がキュンとした瞬間は？」と問われ、相葉は「斗真君から誕生日に『相葉ちゃん、これ使って』って、ベンチコートをプレゼントされて、寒かった時だったので胸がキュンキュンしましたね」と告白。ハン・ヒョジュは、「映画の中で、ソヨンと光が出会うシーンがあるんですが、本当に寒くて･･･。相葉さんの『あっ』という声で顔をあげたら、相葉さんが鼻水を垂らしていました（笑）。純粋な方だなとキュンとしました」と暴露し、会場は大盛り上りに。それでもそんな素顔をさらけ出す相葉に会場のファンはもうメロメロだ。
生田は、北山とソヨンの回想シーンをあげ、「音のないシーンなので自由に話していいと言われていたんです。その時、ヒョジュさんが僕の手の傷に気づいて撫でてくれたんです。思わず“可愛い～！”と思ってキュンとしちゃいました」と答えると、監督からも「そのシーンの生田君の表情をしっかり使っていますので見逃さないように」とアピール。
監督は、「キャスティングの時に、相葉君の他に生田君が頭に浮かんだんですが、ジャニーズ2人はダメかなと思ったら出演してくれると聞いて、相葉君と生田君の18年の年月、その友情にキュンとしましたね」と最高の笑顔で2人に感謝の気持ちを伝えた。
最後に、相葉から「ステキな恋の物語です。見たら恋をしたくなると思います。斗真君のマジな照れ顔と、光の鼻水も楽しんで下さい」とジョークを飛ばしながら作品をPRし、イベントを終了した。
なお、本作は日本公開前にもかかわらず、韓国、香港、台湾でも2015年に劇場公開されることが決定。「『嵐』としてもコンサートを行った場所。たくさんの人に観てもらえて嬉しいです」と喜ぶ相葉。アジアでも映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』の嵐を巻き起こすこと間違いなさそうだ。
【舞台挨拶の動画】はこちら♪
【STORY】
漫画家をめざす書店員の光は、世界的な照明アーティストのソヨンと偶然知り合い、一瞬で恋に落ちてしまう。彼女を“運命の人”と思い込み、幼なじみの杏奈に相談するが、なんとソヨンと杏奈は仕事仲間だった。光の片想いを応援する杏奈。だが、彼女自身も子供の頃から光に秘めた恋心を抱いていた。
一方、光は大学時代の同級生で売れっ子漫画家の北山と再会したのだが、彼がソヨンの元恋人だと知ってしまい・・・。すれちがう4人の片想い。そんなとき、光にしか見えない相棒のデビクロくんが現れて…？
公式サイト：http://miracle-movie.com/
(C)2014『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』製作委員会 (C)2013中村航／小学館
映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』は11月22日より全国ロードショー！
