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『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』 本仮屋ユイカ インタビュー!「ウルトラマン愛」に溢れたチームに入ることができて本当に幸せでした! 

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2017年7月から12月までテレビ放送された『ウルトラマンジード』の劇場映画作品、『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』が、3月10日より全国上映中!今回、本作のゲストキャラクター、比嘉愛琉(ひがあいる)役として出演した本仮屋ユイカ。

愛琉は、沖縄でアウトドア教室を開いている女性だが、実は太古の時代から地球に住む宇宙人で、ある目的から主人公・朝倉リクとの出会いを永い時を生き続けてきた・・・という難しい役どころ。
特撮作品に初挑戦した彼女に話を伺うことができた。

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― 半世紀以上続く歴史ある「ウルトラマン」シリーズ作品に出演されていかがでしたか?
めちゃくちゃ楽しかったです! 苦労したことは1つもないくらい、ただ楽しく終わりました。特に、沖縄で撮影できたことがとてもありがたかったです。いつもの生活とはまったく違う環境で、かつ大自然のパワーをもらいながら開放的な気持ちになりましたし、地方ということもあり、キャストの皆さんともより距離が近くなって演技をすることができました。

― 天候も恵まれて?
実は、ウルトラマンチームの中に凄い雨男がいるんです。スタッフの偉い人なんですが、その人が来ると凄いスコールが来るんです(笑)。でもなんとか撮影することができました。天候には恵まれていましたね。

― 主人公・朝倉リク役を演じた濱田龍臣さんとの共演はいかがでしたか?
濱田くんは、“超”が付くくらいのウルトラマン博士なので、分からないことがあれば全て彼に聞きました。誰よりも詳しく的確に簡潔に教えてくれます。最初に台本を読んだとき、登場人物たちの関係性がよく理解できなかったのですが、濱田くんが優しく分かりやすく教えてくれたんです。「これは、前のシリーズではこういう呼び方でね・・・」という感じに。彼、(ウルトラマンが)大好きなんですって。ウルトラマンになるべくしてウルトラマンになった人だと思いました。

― 比嘉愛琉の太古の衣装がとても素敵で、お似合いですね。お召になられていかがでしたか?
ありがとうございます!嬉しい! この衣装は、私のために作っていただいたんです。デザインから起こして、私の意見も取り入れてもらった、お気に入りの衣装です。よく、“沖縄を汲んでいる衣装”って言われるのですが、愛琉の方が先に生まれているんだから、“私を沖縄が汲んでいった”と思って観てほしいですね(笑)。ここから沖縄の歴史が始まっていったと想像しながら製作したので、このような衣装になりました。

― それとは対照的に、現代シーンではとてもアクティブな衣装ですね。
みんなに“ハイキング”って言われてました。「愛流は、宇宙人じゃないときはハイキングだな」って(笑)。

― 本仮屋さんの普段のファッションも気になります。
私、機能性が高い服が好きなんです。「このレインコートは、このポケットの中に全て入れることができます」みたいなものが大好き。それ、いつ使うの?って聞かれるんですが、そういう“機能性”に凄く惹かれちゃうんです(笑)。あと、青色が好き。自分のテーマカラーの1つだと思っていて、この(太古の)衣装も、最初は赤色という候補もあったのですが、青色のリクエストを聞いてもらいました。かなり私の希望通りに作っていただき、みんなでワクワクしながら衣装あわせをして、とても楽しかったです。アクションすることも計算にいれて、パターンを引いてくれていたので、何にも苦労することなく動くことができました。

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― 特撮作品に初出演ですが、オファーを受けた時のお気持ちはいかがでしたか?
二度聞き直しました。「え?ウルトラマン?」「私が?」って(笑)。大人になって、いま私が参加させてもらえるの?と思って。「間違いないです、ウルトラマンです。あなたです」と言われて台本をいただきましたが、凄く嬉しかったです。まさか、このタイミングで「ウルトラマン」シリーズに携わることができるなんて想像もしてなかったです。甥っ子が1歳になったので、早くこの作品を見せたいです。もう自慢です(笑)。
撮影に入る前からワクワクしていたんですが、チームの全員が心からウルトラマンを愛していたので、撮影中はさらにその中に入ることができたという感動をひしひしと感じながら過ごしていました。各々がウルトラマンのチームにいることに誇りを持っている人たちでした。だからこそ、素晴らしい作品ができるんだなと。撮影時間に余裕があったわけでなく、厳しいスケジュールでしたが全員がベストを尽くしていましたので、このチームに入ることができて本当に幸せでした。

― 撮影期間はどのくらいでしたか?
私は3週間くらいでしたが、他の皆さんはドラマシリーズの最終話から並行して撮っていたので大変そうでした。撮る量も多いし、特撮という技術も持ってらっしゃるし、本当に皆さん凄い。

― 特撮は、普段のドラマや映画撮影とは違って大変ではなかったですか?
怪獣が現れるということは、資料として紙の上では見せてもらっていますが、映像としては見ていないので、どのくらい大きさのものがどのくらいのスピードで現れるのかも分からない。あとは口頭で説明を受けるだけ。でも、あのチームは、その“なんとなく”のイメージをみんなで共有して作品を作り上げていく。その辺は私も最初戸惑いました。ましてや地球人ではないので(笑)。振り向きのリアクション1つも大きく、普段の演技とはかなり違うのですが、それに音がはまったり、怪獣が出てくるとちょうどいい感じになるんです。特撮の動き、リアクションに慣れるまでは難しかったですね。でも、「私は宇宙人だから、他の人と違ってもいいんだ~」と開き直って「これがキャラさ!」って思いながらやっていました(笑)。

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― 愛琉を演じる上での役作りは何かされましたか?
ずっと見守ってきた、ずっと探していた人に会えたわけですが、その“ずっと”という時間感覚は私が想像する10万倍なんだということを常に忘れないように意識していました。それが演技にも反映するので、その時間軸はとても大切に思っていました。そして、私が想像するに、クシヤの人たちは高度な文明で生きていたので、地球人が持つ「恥ずかしい」とか「罪悪感」といった重いエネルギーは持っていないと想定して演じました。だから、よりクリアに自分の感情をぶつけることができるのだと。

― 本作に出演される前に「ウルトラマン」シリーズはご覧になっていましたか? 「ウルトラマン」にどんなイメージをお持ちでしたか?
もちろん観ていましたよ。全員が隊員服を着ているイメージを持っていたので、ウルトラマンになるときも普段も、普通の人たちとは違う選ばれし人たちというイメージ。選ばれし人という意味では同じですが、「ウルトラマンジード」では、普段の私たちと同じような格好をしているので、より親近感を覚えました。でも、隊員服には憧れはあったので私も着てみたかったです。または、守られるお姫様役とか(笑)。結局、全然守られない戦う宇宙人でしたが(笑)。

― 本仮屋さんが思うウルトラマンの魅力とは?
健気さ、誠実さです。撮影中にウルトラマンの歌を口ずさむことが多かったのですが、凄く胸が熱くなるんです。こんなに真っ直ぐな気持ちで人類と地球を守ってくれる、なんて強くて素敵な人なんだろう・・・と。あ、人じゃなくてエネルギー体ですね。

― ところで、歴代のウルトラマンの中で特に好きなウルトラマンはいますか?
う~ん(と、しばし考えて)、セブンが好きです。 ジードは格好良くなりすぎて最初は馴染むのに少し時間がかかりました(笑)。ジャグラーは初めて見たとき驚きましたね。あんなに恐ろしいことになっちゃうのかと思って。青柳さん、これになるの?って。青柳さんから「格好良いだろ?」って言われたけど、「格好良いけど、友達にはなれないな」って言いました(笑)。
でも、みんな自分の役を本当に愛しているんです。フィギュアなんか、愛でるようにして見ているんです。愛琉もぬいぐるみとかシールになったらいいな。

― 最後に、これから本作をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。
「ウルトラマンジード」シリーズをずっと追いかけてくださっている方はもちろんですが、「ウルトラマン」を最近観ていないなという大人の皆さんも、凄く心が洗われる映画になっていますので観ていただきたいです。沖縄の美しい自然、そして仲間が純粋な思いで心を通いあわすことができる素晴らしさ。希望を持つことは力になるんだと、とても前向きになれる作品です。ぜひ劇場に足を運んでください。よろしくお願いします。

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【本仮屋ユイカ(もとかりやゆいか) プロフィール】
1987年9月8日生まれ。東京都出身。『3年B組金八先生』(第6シリーズ/01年)への出演を経て、2005年にNHK朝の連続テレビ小説『ファイト』で主演を務める。2012年から2015年にかけては情報番組『王様のブランチ』にMCとして出演。女優としての近作に『さくらの親子丼』(17年)などがある。

ウルトラマンジード、ポスター

『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』
<STORY>
目覚めよ!最強の遺伝子!!滅亡の瞬間が迫る中、“願い”の力はジードにさらなる進化をもたらす!
知的生命体の住む星々を破壊していく巨大人工頭脳ギルバリスと、ギャラクトロン軍団が地球へと接近。ウルトラマンジード=朝倉リク(濱田龍臣)は、ギルバリスが「赤き鋼」を手に入れるべく地球へとやって来た、とジャグラス ジャグラー(青柳尊哉)から聞き、その手掛かりがあるとされる南洋の楽園・沖縄へ向かった。沖縄で出会ったアイル(本仮屋ユイカ)は、リクがウルトラマンであることを見抜き、重大な使命を託そうとする。地球を守るために必要以上に気負うリクの前にクレナイ ガイ=ウルトラマンオーブ(石黒英雄)が現れ、先輩として言葉をかけるのだった。
一方、ギャラクトロン軍団が「赤き鋼」を求めて沖縄へ攻撃を開始。ジード、オーブ、そしてウルトラマンゼロも地球へと駆けつけるが、自分の使命にこだわり、焦るジードの行動が、ウルトラマンたちにさらなる危機を招いてしまうのだった。
ウルトラマンジードたちはギルバリスの強大な力を止めることができるのか―――

コピーライト:©劇場版ウルトラマンジード製作委員会
配給:松竹メディア事業部 上映尺:73分
公式サイト: https://m-78.jp/geed/movie/

3月10日(土)より絶賛上映中

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