Open Close

Snow Man宮舘涼太、本木雅弘からの「カメレオン俳優」の称賛に「夢ができた!」と大感激!・・・も、まさかのドジっ子発揮で会場爆笑! 映画『黒牢城』初日舞台挨拶

DSC_2895

映画『黒牢城』の初日舞台挨拶が、6月19日、東京・有楽町ピカデリーにて行われ、主演の本木雅弘をはじめ、共演の菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮館涼太、柄本佑、オダギリジョーと、黒沢清監督が登壇した。(宮館さんの館は旧字体になります)

累計発行部数 60万部突破、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW 受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞を制覇した米澤穂信の傑作ミステリーを映画化。

主演に本木雅弘を迎え、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーら映画界を代表する豪華キャストに加え、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけい ら実力派キャストが集結。黒沢監督にとってキャリア初の時代劇となる本作は、密室と化した“黒牢城”を舞台に、城主・荒木村重(本木雅弘)とその妻・千代保(吉高由里子)、地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)らを取り巻く、様々な登場人物たちの思惑が飛び交う緊迫の戦国系心理ミステリー超大作。先日行われたカンヌ国際映画祭では、カンヌ・プルミエ部門に正式出品され、大きな賞賛を浴びた。

DSC_2816

DSC_2881

まずは、本木が「ようやく映画がこのように動き出すと、いつも思うのですが、映画がようやく公開された。作品は新たに、新たな航海へ漕ぎ出す。そして私の後悔も始まる。ああすればよかった、こうすればよかった。公開されても、なお、自分の後悔が止まないという連鎖で」と“公開”と“航海”と“後悔”を重ねて挨拶。

DSC_2868

菅田は「無事公開できまして。皆さんでカンヌにも行かせていただいたり、とてもレアな体験もしていたからか、やっと公開かという気持ちです。きっと僕も後悔はするんでしょうけれども、ただただ今は楽しみです」と晴れ晴れとした笑顔を見せる。

荒木久左衛門を演じた青木は「嬉しいですね、初日を迎えられて。僕は後悔ではなくて、“爽快”な気分で今日は居させていただきます」と本木の言葉にひねりを加え、会場を沸かす。

DSC_2853

乾助三郎を演じた宮館は「今日こうして初日を迎えられること、本当に嬉しく思っています。こんな挨拶でどうかい?(公開・後悔にかけて)」と合わせ、会場から拍手を受ける。

DSC_2860

雑賀下針を演じた柄本は「ごめんなさいね、大勢でおしかけちゃって」と客席に声をかけ、笑いを誘った。

撮影を振返り、本木は「監督は、現場で非常に的確で冷静で、ぶれずに粛々と進むという感じなんですが、いわゆる“長回し”という、恐ろしい緊張を強いられる撮影手法がありました。苦労したんですけれども・・・」と話し、MCさながらに「いかがでした、菅田さん」と菅田に話をふる。

DSC_2822

菅田は「大変でしたね。頑張りましたね、僕ら。僕は、黒沢監督作品2回目なんですけど、前回にはなく今回初めて長回しのOKが出た後にハイタッチしました」と明かす。

本木も「そのくらいやっぱり、6、7ページ、あるいは8、9ページぐらいあるような膨大なセリフ。それは役者だけじゃなく、撮影のカメラマン、照明さん、美術さん、そして衣装さんと、すべてが一体となって、その時間だけに集中するという。演じる私たちにとっても、その日その瞬間しかない、ある種のドキュメンタリーを切り取られているような瞬間でもありますので、それが画面をずっと緊張させてくれるというか、ずっと張り詰めたのがあったと思います」と同調し、しみじみ。

「で、青木さん、柄本さんはいかがでしたか?」と本木。柄本が「僕は、とにかく寒かったですね。『ちょっと今日無理なんじゃねえかな』っていうぐらい寒かった」と振り返る。

DSC_2824

青木は「東福寺。有岡城を形成するための日本名所で、国宝であったり、いろんなところの映像で撮れたことが思い出深いですね。カメラがどこにあるのかな?というぐらい、面白いアングルで撮っていたり。あれはなかなか本当に撮れないと思います」と充実感を滲ませる。

宮舘は「劇中に出てくる合戦のシーン」に触れ、「皆さんと甲冑を着ながら歩いてるシーンがあるのですが、お昼休憩の時に、皆さんと甲冑を着たままご飯をいただいたんです。これがもう、絶景で! こんな感じで多分、(戦国時代当時の)皆さんは食べてらっしゃったのかなと(思い)、当時の戦士たちでお弁当をいただけたっていうのは貴重な経験でした」と述懐する。

DSC_2818

冒頭の挨拶で、「なかなかこの郡十右衛門という名前が覚えられなくて。今日やっと朝覚えたところです」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘ったオダギリだが、本作のイベントには今日が初参加。以前から黒沢作品には縁があるが、「映画で初めて主演をやらせていただいたのが黒沢監督だったので、本当に心の師匠というか、先生のような関係を僕が勝手に持っているんです。なので、本当に毎回緊張しまして。芝居をするのを見られるのが一番緊張しますね。だからなるべく本当は黒沢組には参加したくないんですけど。ただ、お声がけいただけることの喜びが上回ってしまって、最後にはやりますって言ってしまう自分がちょっと許せないというか。でも、今回初の黒沢監督の時代劇に参加できて、とてもスリリングな空気感を味わいまし」と黒沢監督との関係性を明かしつつ、出演を喜んだ。

また、エンターテインメント業界において最も権威のある業界誌の一つ、『The Hollywood Reporter』の評論家が本作について、「『黒牢城』は刀ではなく言葉で切り合っている。派手な殺陣や剣術アクションで見せる従来のエンタメ時代劇とは異なり、言葉に重きを置いた密室劇、舞台劇のような重厚なスタイルだ」と、作品を高く評価している。この言葉にちなみ、「言葉で“斬られた”と感じるようなグッときた言葉、心に深く刺さった言葉は?」という質問が。

DSC_2934

本木は「黒沢監督に、撮影スタイルというか、物語の好みみたいなもの質問したことがあって。その時に監督が、『僕は、主人公をギリギリのところまで追い詰めて、ある種どん底に突き落としてから解放するっていうのが好きなんですよ』って。そういう形で役者も詰められながら攻められながら、最後に何か解放がやってくるというような感じがして、(その言葉が)いつも心に思っています。監督の作品が常に心を揺らすものだっていうことを言っている言葉だなと思って、時々思い出しますね」と答える。

DSC_2862

菅田は「黒沢さんに言われて・・・、あれは褒め言葉だったのかどうなんだろう。『菅田さんはホラーが似合いますね』って言われて。黒沢清監督に、読めないし、恐ろしさが残るよね。やっぱり、ものすごい静かな威圧感とかもあるものねと。嬉しかったですね。ホラー好きとしても、残ってますね」と感慨。

DSC_2863

監督は「見ている人をある種の緊張に巻き込むことが、自然にできる方だなと。菅田将暉のアップを撮っているだけで、何かが起こりそうっていう感じがすると思ったんでしょうね」と説明を加えた。

DSC_2831

吉高は「映画は、千代保の「進めば極楽、引けば地獄」。その時代の死生観の選択のなさ、鼓舞の仕方ですね。あと、プライベートでは、昔おばあちゃんに『あんたは橋の下で拾ってきた』って言われて。いじめたろうと思っておばあちゃんは言ったらしいんですけど、私がみんなに言いふらしちゃって。そしたら、おばあちゃんがみんなから聞いたみたいで。怒られました。衝撃的な、今でも忘れられない言葉でしたね」とエピソードを披露委し、会場を沸かす場面も。

オダギリは「ベートーヴェンの言葉で『苦悩を突き抜けて歓喜に至れ』という言葉があるんですけど、芝居をしてても何を作ってても、やっぱり僕はどうしても苦悩の方に行ってしまうタイプの人間で。やるだけ苦しいんですけど、ただその奥に歓喜に至れという、そのベートーヴェンの言葉で頑張れてる気はしますかね」と述べた。

DSC_2873

宮館は「今回、本木さんから『だて様は、カメレオン俳優だよね』っておっしゃっていただいたんですよ」と、恐縮しつつ発表。「僕、そこで夢ができまして。ぜひ、なれるように頑張ると思ったんです。これからいろいろな作品に出会ったり、(自分を)目にしていただけるタイミングで、そのいただいた言葉の意味を確かめながら自分で道を切り開いていく努力をさせていただこうかと思えました」と、きっぱり。と言いたいところだが、最後の「思えました」と「おめぇました」と噛んでしまい、会場から笑い声が。特に吉高は大うけで、笑いが止まらない。

すると、本木が「バラエティ担当に思われてるようでもいるけれど、こういうふうに自然に立ち振る舞える。で、身体能力高いし。意外と斬ればはまるしみたいなね。恐ろしい」と宮館を絶賛。宮館は「そう今、コメディを演じたの。これもカメレオン部分なの。本木さん、いいお言葉をいただいたのに、最後にコケてしまいました」と反省しきりだった。

DSC_2833

監督は、現場で印象の残った本木の言葉を挙げ、「本木さん(荒木村重)が、家臣たちの前で何かの威厳を見せる場面で。僕が『カット!』と言った瞬間、本木さんがボソッと『ああ、向いてない』って言ったんです。ものすごく衝撃的でした。大スターってこういうことなんだろうなと思いました。格好つけたりせず、思ったこと感じたことを素直に口にしていいんだっていう、本木雅弘というスターのすごさ。もう一つは、『荒木村重ってそういう人だったんだ』とも思ったんです。部下たちの前で殿様として振る舞わなきゃいけないんだけれども、どこかで「自分は向いてない」と思い続けた人。村重でもあるなと思って」と心に残った一言に、役者とキャラクターを重ねていた。

DSC_2907

最後に、映画の公開を祝い、さらなるヒットを祈願して鏡割りを実施。監督が「戦国時代の物語ですけれども、どっちが勝ったとか、どっちが負けたとか、誰が天下を取ったとか取らなかったとか・・・そういうことがメインではなく、この映画の荒木村重は、そういうところから抜け出した人です。争ってどっちが勝ったかとか言うのをやめようじゃないかと言って、1人で城を出て行った人物です。僕は、この荒木村重という人に非常に心を打たれました。これは現代にもこういう生き方は通ずるのではないかと考えています。荒木村重という人に興味を持っていただいて、これからこの時代、いろんなことを皆さんがこの映画をもとにして学ばれたり、あるいはそこからまた今という時代をもう一度考え直したりしてみていただけると、とても嬉しいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

★カンヌ表記入り★映画『黒牢城』メインビジュアル

【ストーリー】
荒木村重(本木雅弘)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行する。城は織田軍に囲まれ孤立無援に。城内の血気盛んな家臣たちを抑えながら、村重は妻・千代保(吉高由里子)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。そんな時、城内である少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々と起こる。容疑者は、密室と化した城内に居る家臣や身内の誰か。城外は敵軍。城内は裏切り者。誰もが疑心暗鬼になっていく中、村重は牢屋に囚われた危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)と共に謎の解決に挑む。事件の驚きの真相とは―。

【作品概要】
タイトル:黒牢城
原作:米澤穂信「黒牢城」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督・脚本:黒沢清
音楽:半野喜弘

出演:本木雅弘
菅田将暉 吉高由里子
青木崇高 宮舘涼太 柄本佑
ユースケ・サンタマリア 吉原光夫 坂東龍汰
近藤芳正 矢柴俊博 木原勝利 河内大和 吉岡睦雄 上川周作 前田旺志郎 坂東新悟
荒川良々 渋川清彦 渡辺いっけい / オダギリジョー

配給:松竹
公開表記:2026年公開
コピーライト:©米澤穂信/KADOKAWA ©2026映画「黒牢城」製作委員会

公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/kokurojo-movie/
X:https://x.com/kokurojo_movie
Instagram: https://www.instagram.com/kokurojo_movie/
TikTok:https://www.tiktok.com/kokurojo_movie/

映画「黒牢城」
全国公開中!