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吉沢亮「歌舞伎の稽古が新CMの佇まいにも生かされた」お気に入りのシーンについても! アイリスのお茶「綠(りょく)」✕映画『国宝』コラボ試写会

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アイリスのお茶「綠(りょく)」✕映画『国宝』のコラボ試写会が、6月2日、都内劇場にて行われ、本作主演の吉沢亮が登壇した。

作家・吉田修一自身が、本作の歌舞伎指導も務めた中村治郎の元で3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた小説「国宝」を原作に相日監督がメガホンを取り実写映画化した『国宝』は、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記。父を抗争の末に亡くし、上方歌舞伎の名門・丹波屋に引き取られ、稀代の女形として脚光を浴びていく主人公・喜久雄を吉沢亮、上方歌舞伎の名門・丹波屋の御曹司として生まれ、喜久雄の親友でありライバル・俊介を横浜流星、上方歌舞伎の名門・丹波屋の看板役者である花井半二郎を渡辺議が演じ、さらに高畑充希、島しのぶ、森菜、見上愛、田中泯ら豪華俳優陣が顔を揃えた。中村鴈治郎が歌舞伎指導を務めた。

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吉沢亮がブランドアンバサダーを務めるアイリスオーヤマの新商品、アイリスのお茶「綠」は、“朝に飲む”をコンセプトに作られた緑茶として6月2日(月)から全国で発売開始。昔から親しまれている緑茶の持つ「和らぎ」と、本作『国宝』で描かれる伝統的な歌舞伎の世界に共通する“和の美意識”の親和性を背景に、今回のコラボ試写会が実現した。

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「綠」に合わせ、この日は“緑色”を身に着け来場した観客たち。吉沢もモスグリーンのセットアップで登場し、会場を見渡しながら吉沢は「緑が凄い!」と驚く。ここで、観客の前で「綠」を一口飲み、「本当に飲みやすいんです」とアピールした。

普段はご飯とともにお茶をいただくという吉沢。「綠」を楽しむタイミングを問われると、「クセがなくて飲みやすいのでどんなシチュエーションでも美味しく飲んでいただけると思いますが、特に朝1がおすすめですね」と答える。「朝からカフェインが捕れるし、(イベント前に行われた)発表会でも聞きましたが、いいことしかない。ぜひ、朝1に飲んでいただくと、目覚めよく、良い1日を過ごせます。本当に凄いんです」と説明した。

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イベントの冒頭では新CMも披露された。これまでユニークな「要正直」役として、アイリスオーヤマの家電製品やパックごはんのCMに出演してきた吉沢だが、今回は「要正直之介」通称:お綠さんとして登場し、真摯な表情を見せている。「おふざけ一切なしです(笑)。静寂な空気の中、凛として堂々とお芝居をするという、今までのアイリスさんでは考えられない撮影現場でした。緊張しましたが、凄く新鮮な気持ちで撮らせていただきました」と撮影を振り返り満足気。注目ポイントは「お茶を飲んでいるときに、けっこう深いことを言っているので、その深みを味わっていただきたいと思います」と笑顔で語った。

そして、映画『国宝』は、アイリスの新CMと同様に“和”の世界観で和の文化や美意識に触れているが、「撮影を含め、1年半作品と向き合わせていただきましたが、その美しさの根源は日常生活の佇まいから出てくるものなのかなと。所作や仕草・・・そういうものは外見も大事ですが、やはりそれを表しているのは内面だと改めて思いました」と吐露。

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また、どちらも和装の着こなしが印象的だが、「『国宝』の撮影で学んだことが今回のCM撮影に生かされたか?」と問われると、「生かされていますね」とキッパリ。「袴を着た状態で立ったり座ったりするのは意外と難しいんです。それを歌舞伎で、軸をぶらさず真っすぐ立つ練習や稽古を何度もしていたので、(CMの)撮影でも生かされた気がしますね」と実感していた。

劇中で思い出深い印象的なシーンを問われると、「難しいですね・・・いっぱいあるんですが」と選び切れない様子だったが、「最後の踊りのシーン」を挙げ、「他の演目の踊りのシーンは1つにつき2日くらいかけて朝から晩まで撮っていたんですが、最後の踊りのシーンは最初から最後まで2、3回で撮ったんです。緊張感が現場にも流れていて、僕もその中で今まで到達したことのないぐらいの集中力で、自分の呼吸と鼓動しか聞こえないような状態で踊れたので、出来上がりを観ても凄く美しいシーンになっていたし、本当にお気に入りです。ぜひ楽しみにしていただきたいです」と胸を張った。

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先日開催された「第78回カンヌ国際映画祭」での上映も好評を博し、京都では国宝・五重塔がある東寺でもイベントを開催。文化の異なる場所を訪れたことに、「カンヌは映画好きの方々が集まって熱狂しながら映画について語りあっているという、映画に携わらせていただく人間として夢のような空間でした。京都は僕も好きでよくプライベートでも訪れていますが、世界遺産でスクリーンを敷いて映画を公開させていただけるなんて、こんなに贅沢なことがあるんですか!という感じ。もちろん、建物や景色は全然違いますがどちらも歴史がある。新しいことばかりではなく、昔からの伝統を重んじていて、どちらも好きな空間でした」と述懐。「映画『国宝』は本当に役者人生をかけて臨んだ作品ですので、たくさんの方に観ていただきたいです」と自信たっぷりに語っていた。

KH_honp_0414_02_olカンヌ入り

<ストーリー>
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。

この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、
上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。
ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、
多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく…。

誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。

何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、
世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる ――。

<作品概要>
タイトル:『国宝』
原作:「国宝」吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ
森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯
渡辺謙

製作幹事:MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
配給:東宝
コピーライト:©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
公式サイト:kokuhou-movie.com
公式X:https://x.com/kokuhou_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/kokuhou_movie/

2025年6月6日(金) 全国東宝系にて公開!