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川添野愛、奄美大島から受け取ったものとは? 共演者・西畑大吾、生駒里奈らの魅力も語る! 映画『忌怪島/きかいじま』インタビュー!

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映画『犬鳴村』、『樹海村』、『牛首村』の「恐怖の村」シリーズ を生み出した東映と清水崇監督が手がける最新作『忌怪島/きかいじま』。

本作は、“島”という閉鎖空間を舞台に「VR」の世界を表現。「VR」研究チーム”シンセカイ”に次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた「赤い女」の怨念が絡み合い…現実と仮想という2つの空間で、今までにない最強の恐怖を描き出す。

主人公・片岡友彦(西畑大吾)と共に島の怨念と恐怖に挑む「VR」研究チーム“シンセカイ”のメンバーで、プログラマーの三浦葵を演じるのは、映画にドラマ、舞台を中心に活躍する川添野愛。奄美大島でのロケを振り返りながら、共演者の印象や本作の魅力を彼女の視点で語ってくれた。

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― まず、出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

清水監督は以前から私が出演した舞台や映画を観てくださっていたのですが、コロナ禍もあり、なかなか直接お会いすることができなかったんです。今回は一緒にお仕事できることになったので、凄くワクワクしました。ホラー作品なので、私で大丈夫なの?という気持ちもありましたが(笑)。

―清水監督とお会いするのは初めてだったんですね?

そうなんです。コロナ禍で直接ご挨拶もできなくて。私が出演した舞台のパンフレットに一言書かせていただいて、それを監督が見てお礼のメールをくださったり。そんなやりとりを何年か続けさせていただいていたのですが、お会いできず・・・今回やっとお会いできて嬉しかったです。

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―脚本を読んだ感想はいかがでしたか?

これもホラー作品なのか・・・と思いました。自分が考えていた以上に感情移入してしまって。主に友彦君とイマジョの気持ちになって観てしまいました。たぶん初めて作品をご覧になる観客の皆さんと同じような感覚だったような気がします。怖いというより、こんなホラーもあるんだなと、そんな楽しみ方ができる作品でした。自分はこれまで(ホラーに対する)固定観念にとらわれていたんじゃないかと思うくらい。でも、自分がこれを演じるんだという視点で観たときは、機械にも強くないし、理系でもない私が、はたしてプログラマーの役を演じきれるのかと少し不安にもなりました。

― 演じる上で苦労はありましたか? 最新技術やVRの用語を覚えるのも大変そうですが。

実は、私はプログラマー的なことをやっているシーンがあまりなかったんです。技術的なセリフがあるキャストの方は大変だったと思います。特に友彦役の西畑くんはセリフも長いし、カタカナばかりなので、苦労されたと思います。ただ、自分もその会話に頷かないといけなく、言葉の理解は必要だったので、端から辞書を引いていました(笑)。

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― 奄美大島のロケは楽しかったですか? 撮影がない日はどのように過ごされていたのでしょうか?

奄美在住のスタッフ兼キャストの方にコーディネイトしていただいて、シャーマンの方にみてもらいにいきました。シャーマンには「ユタ」と「ノロ」の方がいるらしく、微妙に違うそうなんです。「ノロ」のほうがより自然にフューチャーしているそうです。(※1)
平岡さんと生駒ちゃんと私の3人でみてもらいに行ったのですが、二人は仕事からプライベートまで色々聞いてました。私が突然泣き始めたからから生駒ちゃんも平岡さんも、「え?どうしたの?」って驚いちゃって。私の話を聞いた生駒ちゃんまで泣き始めて。よくわからないけど、二人で泣いてました(笑)。私たちしか知らないようなことを言ったので凄く驚いて、ホテルに帰ってから他の人にも「みてもらったほうがいいよ」と勧めました。
(※1 諸説あります)

― 西畑さんをはじめとする共演者の印象は?

西畑くんは“めちゃくちゃ親しみやすい近所の兄ちゃん”という感じでした。私より年下なんですけど、“お兄ちゃん”というより“おじさん”?(笑)。趣味嗜好がおじさんぽくて。當真あみちゃんに対する接し方もかなり“おじさん”なんです (笑)。でもそういうところがみんなから愛されるところなんだろうなと。(芸能界の)キャリアが長いのに普通の感覚をちゃんと持っていて凄いなと思いました。そうかと思えばアイドルの部分もしっかり見せる。そのスイッチ力というか、プロフェッショナルってこういうことなんだなって感じました。

生駒ちゃんとは、2回目の共演になりますが、今回は役柄でも近い存在だったので積極的にコミュニケーションを取っていました。前回は少し距離をとったほうがいい役だったので、あまりお話をすることはなかったんです。テレビなどで見ていた“生駒里奈さん”の印象を持っていたのですが、今回ご一緒して等身大の生駒ちゃんを間近で見ることができました。彼女は自然がとにかく苦手。奄美に行くのに凄く不安がっていたので、私が守ってあげないと!と思っちゃいました。
可愛らしいところだけじゃなくて、頭の回転が凄く早くて意志が強いところもある。とても賢くて、自分が思ったことはちゃんと口に出して伝えることができるんです。そういう両面を持ち合わせているのが生駒ちゃんの魅力だと思います。

撮影の合間にちょうど10周年のライブに出られていて、その映像を見せてもらったのですが、その時の生駒ちゃんは今まで見たことない姿で、めっちゃカッコ良くて。それをみて私、号泣してしまいました。

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― 清水監督の印象はいかがでしょうか?

おしゃべりが大好きな方です(笑)。監督も本当に頭の回転が早くて、何を聞いてもすぐに返ってきて、1聞いたら、10…20…30…くらい返ってくる。その理由もちゃんと説明してくださいます。そうかと思えば、突拍子のないことを言ったりして(笑)、相手をリスペクトした上でいい距離感を保ってくれるんです。

― ところで、これまで上映されてきた「恐怖の村」シリーズでは、どの作品がお好きですか?

私は『樹海村』が好きです。私からみれば、あの映画は“ファンタジー”でした。舞台が自然の中ということも大きかったと思いますが、とても神秘的で、精神と時の部屋みたいな・・・。全部が洗礼されていて、最後の山田杏奈さんのワンシーンだけでこの映画好きだなと思えるくらい美しかったです。

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― 川添さんが感じる本作の魅力とは?

1つは、観た人によっていろんな解釈ができるところだと思います。観た人数分の解釈があると言っても過言じゃないとかと。演じていた私たちですら感じ方が全然違っていたので、他の人の感想が気になると思います。映画を観たあとにこの作品について話をしたくなる楽しさがあります。

― たくさんの人と一緒に観に行くと楽しそうですね。

めっちゃ楽しいと思います! あのシーンはどういう意味なんだろうね?とか。あとは、VRを題材にしているので、まるで自分が体験しているような気持ちになれるところ。そういう意味でも特に主人公の友彦くんや、イマジョに感情移入しやすいし、擬似体験しているような映像の作りも面白いですね。映画館の大きなスクリーンで観れば、より迫力があって楽しいと思います。

― ほかに、お気に入りのシーンがあったら教えてください。

私は、人が何かを食べてる映像を見るのが好きなんです。映画でもご飯のシーンが大好きです。今作で言うと、シゲさんが漬物を食べてるシーンがめっちゃ好きなんです(笑)。こんな人なかなかいないですよね(笑)。笹野さんの咀嚼音も良くて、「漬物食べたい!」てなるんです。
ほかにも見どころはたくさんありますが、リンちゃんが三線を弾いているときの表情がすごく印象的でした。色んな意味も含んでいるし、なにより美しいシーンです。エンドロールが終わる最後までお見逃しなく!

【川添野愛(Noa Kawazoe)】
1995年2月5日生まれ。幼少期より杉並児童合唱団に12年間在籍。2015年に多摩美術大学在学中、WOWOW『贖罪の奏鳴曲』(監督:青山真治)で女優デビュー。
主な出演作に、映画『パパはわるものチャンピオン』(監督:藤村亨平)、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(監督:柴山健次)、『ミュジコフィリア』(監督:谷口正晃)、ドラマ『恋愛時代』(YTV)、『パフェちっく!』(FOD)、『限界団地』(THK)、『his ~恋するつもりなんてなかった~』(NBN)、舞台『セールスマンの死』(演出:長塚圭史)、『春のめざめ』(演出:白井晃)、『タイトル、拒絶』(演出:山田佳奈)など。
現在は丸源ラーメン「感動肉そば!」篇のCMに出演中。
2023年6月23日(金)より池袋シネマ・ロサで1週間限定上映される『アトのセカイ』(監督:天野裕充)、今秋公開予定の『緑のざわめき -Saga Saga-』(監督:夏都愛未)にも出演。

ヘアメイク:光倉カオル(dynamic)
スタイリスト:土田寛也

【忌怪島】本ポスタービジュアル

映画『忌怪島/きかいじま』
【出演】 ⻄畑⼤吾(なにわ男⼦)
⽣駒⾥奈 平岡祐太 ⽔⽯亜⾶夢 川添野愛
大場泰正 祷キララ 吉田妙子 大谷凜香 ・ 笹野⾼史
當真あみ なだぎ武 伊藤歩 / ⼭本美⽉

監督:清水崇
脚本:いながききよたか 清水崇 音楽:山下康介
製作:柳迫成彦 與田尚志 藤島ジュリーK. 丸橋哲彦 牟田口新一郎 後藤明信 吉村和文 宮田昌広 檜原麻希
企画:紀伊宗之 企画・プロデュース:小杉宝
撮影:伊集守忠 美術:都築雄二 照明:酒井隆英 録音:田中博信 編集:鈴木理 装飾:松田光畝 スタイリスト:城宝昭子 ヘアメイク:小出みさ
特殊デザイン:百武朋 VFXスーパーバイザー:鹿角剛 音響効果:赤澤勇二 キャスティング:杉野剛 助監督:毛利安孝 ホラー担当:川松尚良 制作担当:伊藤栄
配給:東映

【上映時間】109分
【コピーライト表記】 ©2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会
【公式HP】 https://kikaijima-movie2023.jp/
【公式Twitter】 @Kikaijima2023 (https://twitter.com/kikaijima2023)
【公式Instagram】 kikaijima2023(https://www.instagram.com/kikaijima2023/
【公式TikTok】 kikaijima2023(https://www.tiktok.com/@kikaijima2023

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