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原案者は蒼井優!?妻夫木はピアノに初挑戦! 映画『家族はつらいよ』完成報告会見&披露試写会

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映画『家族はつらいよ』の完成報告会見と完成披露試写会が、1月19日に都内にて開かれ、キャストの橋爪功、吉行和子、西村雅彦、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優と、山田洋次監督が出席した。

2013年に公開された『東京家族』で一家を演じた8人のキャストが山田洋次監督のもとに再集結。本作は、結婚50周年を迎える夫婦に起きた突然の熟年離婚騒動を描く、「男はつらいよ」シリーズ終了から20年ぶりの山田監督待望の喜劇。

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撮影後、約1年ぶりに再会したキャストたちを前に、「久しぶりに家族に会えて嬉しいです」と笑顔を見せる監督。「『東京家族』の撮影後、またこの家族でやれたらいいね、と話していたんですが、実際にはなかなか実現しないものです。しかし、出演者の方々と結束が固まったことは財産。このまま分解してしまうのは勿体ない。せっかく出来たアンサンブルで、喜劇家族を作れたらいいなと思ったら嬉しくなってしまって・・・急いで(物語を)考えました」と語った。

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今作は、そんな撮影現場での雑談から原案が生まれたという。監督が「蒼井優ちゃんのお知り合いの話を聞いて大笑いしていたんですが、そこから話が始まった。こんなこともあるんだなって」と明かし、「“原案・蒼井優”にしなければいけないんじゃないかな」と述べると、大照れの蒼井。すると橋爪も、「さっき楽屋でも、監督が“原案・蒼井優”とおっしゃったら、蒼井優が『これから私のこと、先生って呼んでください』って言うんですよ。開いた口がふさがらなかった。これからは蒼井優のことを『先生』って呼びます(笑)」とあおり、周囲の笑いを誘った。

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蒼井は「みんなで撮影の休憩の時などに『崩壊家族』とか『脱線家族』とか言って、『東京家族』とは別のストーリーを妄想で作っていたんです。そこで、私の知り合いにこんな話があって・・・と話していただけなんですが」と経緯を説明。それでも「じゃ、先生っていうことで(笑)」と無邪気に笑い、さらに会場を沸かせた。

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一方、「山田監督の喜劇が好きで、その作品に出ることができて嬉しい!」と喜ぶ妻夫木は、「『東京家族』と同じ役がらだったはずが、本読みが終わったら“ピアノの調律師に変えたい”と監督に言われて」と言い、「夜の10時に電話がかかってきて、携帯電話の画面に『山田洋次監督』て表示された時は、和田アキ子さんの時以来のビックリでしたよ(笑)」と冗談交じりにエピソードを披露。さらに監督の要求は続き、「『最後にショパンを弾いてもらいたい』と言われ、そこから1ヵ月半練習をしました。僕のピアノ姿がありますので、笑ってやってください」と笑うと、「いや~、立派なもんですよ!」と監督から太鼓判を押されていた。

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『家族はつらいよ』
【ストーリー】
妻よ、笑顔を下さい。夫よ、離婚を下さい。
結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと
夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと・・・「離婚届」!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子供たちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出!一家の運命やいかに!?

出演:橋爪功 吉行和子  西村雅彦 夏川結衣  中嶋朋子 林家正蔵  妻夫木聡 蒼井優
小林稔侍 風吹ジュン 中村鷹之資 丸山歩夢 笹野高史 笑福亭鶴瓶(特別出演)
監督:山田洋次
脚本:山田洋次・平松恵美子
音楽:久石譲
製作:「家族はつらいよ」製作委員会
制作・配給:松竹株式会社
(C)2016「家族はつらいよ」製作委員会
公式サイト:http://kazoku-tsuraiyo.jp/

2016年3月12日(土) 全国ロード笑!