話題のドラマ『星から来たあなた』で主演を務め、大人気の俳優キム・スヒョンが、5月18日、パシフィコ横浜・国立大ホールにて、「2014 Kim Soo Hyun Asia Tour 1st Memories in JAPAN」を開催した。
ドラマ『ドリームハイ』で一躍注目を集め、『太陽を抱く月』で爆発的な人気と実力を示し、韓国映画『10人の泥棒たち』『隠密に偉大に』など次々と大ヒットを放ち、華々しい活躍でアジア中のファンを魅了してやまない俳優キム・スヒョン。
今年3月に韓国・ソウルを皮切りに、アジア7カ国9都市でアジアツアーを展開。ついに最終地の日本でファイナルを迎え、日本のファンのみならず、韓国、中国、台湾などアジア各地から多くのファンが集結。アジアスターのゆるぎない人気を実証させた。
オープニングアクトの6人組男性アイドルグループI.D（アイディー）が、「Timing」と日本初披露の「wish」で、躍動感あるパフォーマンスを披露し会場を盛り上げると、いよいよキム・スヒョンが登場！
ドラマ『ドリームハイ』のOST「DREAMING」を歌ってイベントがスタート。まずは「みなさん、おはようございます」と日本語で挨拶。続けて「こんにちは。キム・スヒョンです。お会いできて嬉しいです。今日はアジアツアー最後となるステージなので、燃え尽きたいと思います！楽しい思い出を作って笑顔で帰ってもらえたら嬉しいです」と挨拶した。
カフェをイメージしたステージは、「ファンのみなさんと気軽に楽しいおしゃべりをしよう」という思いで用意されたという。ファンからの熱い声援に「どうも」と日本語で応えるスヒョン。アジアツアー9都市を廻った感想を聞かれ、「肌の色や目の大きさが違う」と答え、「それがアジアじゃ！（日本語）」「日本のみなさんは優しい」「てやんでぃ！（日本語）」とスヒョン節を連発。自由人のスヒョンに会場は大爆笑となった。
これまでの出演作を振り返るコーナーでは、『ドリームハイ』『太陽を抱く月』『10人の泥棒たち』『隠密に偉大に』『星から来たあなた』の名場面映像が紹介され、それぞれの思い出やエピソードを披露。美しいキスシーンやシックスパックに割れた腹筋が映し出されると大興奮のファンたち。寒い冬の撮影で苦労した『太陽を抱く月』。映画『10人の泥棒たち』は、「最年少だったので最初は緊張していましたが、先輩のみなさんが面倒を見てくれて、よくご飯を食べに連れて行ってくださり、いつもおなかがいっぱいでした（笑）」と言って屈託ない笑顔をみせた。
また、5つの作品のポスターポーズをファンと一緒に再現し、ツーショット写真を撮るコーナーも。優しくエスコートするスヒョンに、ファンも温かい視線を送っていた。キム・ヒョンチョルの「黒いスカートをはいて」や、アコースティックバージョンにアレンジしたWonder Girlsの「Nobady」をシックに歌うとファンはもうメロメロ。
さらに、誕生日を迎えたファンをステージに迎え、自作のバースデーケーキとヨーデルソング「スイスの娘」をプレゼント。見事なヨーデルをみせたが、「このツアーで7回も歌ったのに、歌うたびに恥ずかしくなります」と大テレのスヒョン。ファンからの寄せられた“お願い”を直接応えるコーナーでは、「読めない･･･」と言いながらも、日本語で書かれたメッセージを一生懸命読もうとする姿も。
スヒョンの一挙手一投足に見惚れて、何をしていても目が話せない。そんな幸せな時間はあっという間に過ぎていき、「今日はいつも以上にはしゃいでしまったんですが、これからももっとはしゃげるよう応援してください」とスヒョン。大きな拍手が送られ、会場が温かい空気で包まれた。
アンコールでは、ドラマ『星から来たあなた』のOST「君の家の前」を気持ちを込めて歌った。ファンとの別れを惜しみ、「今日、日本を最後に終わりを迎えることになりました。１本のドラマを撮り終えたような気分です。初めてのツアーで、不器用でぎこちない部分もあったと思いますが、温かく迎えてくれてありがとうございました。また早い時期にいい作品でお会いしたいと思っています。だんだんと成熟する姿をお見せしたいです。これからもよろしくお願いします。感謝！」と涙ながらに挨拶。大盛況のうちに3時間にも及ぶステージが終了。3カ月に渡って展開されたアジアツアーの幕を閉じた。
