2005年にSS501のメンバーとしてデビューし絶大な人気を獲得。グループとして活動休止後もソロとして歌手・俳優として人気を得て、活発な活動を続けてきたパク・ジョンミン。その彼が、5月12日にタワーレコード渋谷店のテーマとなる“LIVE LIVEFUL！”を冠とした『LIVE LIVEFUL！COLLECTION』シリーズ第一弾として、新曲5曲からなるミニアルバムをリリース。そしてその発売を記念して、5月11日（日）にコンサートを開催した。その昼公演の様子をレポートする。
会場となったのは、品川プリンスホテルの[クラブex] 。会場の中央に円壇のステージを配し、どの客席からもすぐ近くでライブを楽しめる迫力満点の設営となっていた。
客電が落ちるとファンが手にしたグリーンのペンライトがいっせいにきらめき、ステージを取り囲む。爽やかさあふれる『Save Us Tonight』のMVに続いて、大歓声の中、白一色の衣装に身を固めたジョンミンが客席の間を抜けてステージに駆け上がってきた。
オープングは、その新曲『Save Us Tonight』。円形ステージを上手く使って、正面を少しずつずらしながら、全てのファンと真正面から向き合って、ダンスし、歌うジョンミン。「あなたの美しさにびっくり、ドキドキ」という気持ちを表したというジョンミンの決め笑顔に悲鳴と歓声が乱れ飛んだ。
このライブの演奏を担当するバンドを「OB（おっさんバンド）」と命名したジョンミン。「僕の座右の銘は『自分のことは自分で』だから」とバンド紹介も「自分でやってね」とユーモアいっぱいのトークをはさみながら、SS501のデビュー曲『警告』、ソロ歌手としてのデビュー曲『Not Alone』と自身にとって記念碑的な曲をかっこよく連続で放つ。
楽しいおしゃべりとパワフルなダンス曲の合間には、円形ステージを自動回転させながら、しっとりと聞かせるナンバーも披露。その曲もSS501時代の『ハミョヌン アンデ』、ソロとなってからの『君色』、そして今回の新曲から『I Feel You（SHADOW LOVE）』『Feel It』と多彩だ。
合間には「一人のファンを恋人くらいだと思って演技して下さい」というコーナーもあり、抽選で選ばれたファンの手にキス！そしてハグ！ ファンの絶叫が響き渡っていた。
ウィットに富んだ流暢な日本語は更にパワーアップしてファンとの意志疎通も自由自在。「顔が見えて嬉しい！」とストレートに語りかけて、ファンへの心をキュンキュンさせるような一面と、歌手としてアーティストとして成長を続けるための自分磨きを怠らない真面目さを併せ持つアーティストだと感じさせてくれる。
ライブを締めくくる『Always and Forever』『君は知っている？～届かないメッセージ』2曲を歌い終わっても、ジョンミンはステージを去らず、舞台の上でファンからの熱い「パク・ジョンミン」コールを全身に浴びるように聞いて、そのままアンコールへ。ファンの声援でより一層輝きを増したジョンミンは、ファンからもらったエネルギーを還元するようにパワフルに、だがクールに『Save Us Tonight（K Ver）』『Wara Wara』を歌うというよりも演じきって舞台を去って行った。
