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土屋太鳳 初舞台!!手塚治虫 生誕90周年記念 森山未來によりまた新たな『プルートゥ PLUTO』が生まれる

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前回公演から3年。初舞台となる土屋太鳳をむかえ、唯一無二の表現者・森山未來のアトムが進化する!

漫画『PLUTO』は、熱烈な手塚治虫ファンである漫画家・浦沢直樹とストーリー共同制作者の長崎尚志両氏が、手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」のリメイクを切望し、手塚プロダクションの許諾を得て、手塚眞の監修のもと、新たな命と使命を吹き込まれて誕生した。

この世界的な人気漫画は2015年に『プルートゥ PLUTO』として、魅力的なキャラクターと怒涛のストーリー展開を、ダンス、音楽、映像、パペットなど演劇の枠を超え、多彩な表現方法を駆使して世界初の舞台化され、大きな注目を集めた。
この舞台が、2018年に3年の時を経て上演。ヨーロッパ公演も予定されている。

演出・振付は、天才振付家 シディ・ラルビ・シェルカウイ、出演は森山未來、柄本明らが2015年続投。
本作の紅一点となる、不思議な能力を持つ「ウラン」とゲジヒトの妻「ヘレナ」には、本作が初舞台となる土屋太鳳が演じる。大学では舞踏学を専攻し、世界的歌姫シーアのMVにも出演するなど身体能力の高さを誇る土屋の初舞台には注目があつまるだろう。
大東駿介など新キャストも加わり、さらに進化した『プルートゥ PLUTO』に期待したい。

【コメント】
森山未來
2012年にシディ・ラルビ・シェルカウイ氏によるダンス作品『TeZu kA』に関わらせていただき、それに続きまたしても自身が敬愛する手塚治虫さんの作品(もちろん浦沢直樹さんの作品でもありますが)で彼と仕事をさせていただけることに縁を感じていました。
ダンス、芝居、映像など様々な要素をラルビの感性によって有機的に絡み合わせ、それを演劇作品として打ち出せたことが新たな視点を生み出すことになったのではないでしょうか。個人的には、文化交流使としてイスラエルに1年間派遣されていた状態から日本に戻ってすぐの公演だったので、日本の商業舞台の構造を改めて客観的に見ることができるタイミングでもありました。一度生まれた作品が一度限りで終わることなく、また関わることができることの喜びを最近は感じるようになりました。できる限り新鮮な気持ちで、ブラッシュアップを重ねて作品がより豊かになるよう精進できればと思っています。
土屋太鳳さんとはいつか関わることができればと思っていたので、一緒に作品作りができるのを今から楽しみにしています。アトムとウランのデュオができたりしたら面白いですよね。

土屋太鳳
演技に心を奪われてから12年、「舞台」という場所に憧れ続けてきました。役を生きる役者さんがたは、動く太陽のように輝いたり、全てが消えてしまいそうなほど胸に迫ったり…素晴らしい演技をたくさん拝見してきました。だからこそ、舞台という場所を目の前にした今、畏れを強く感じています。この畏れを、表現者の方々や時間との出会いによって作品にふさわしい何かに替え、舞台の上で、ウランとヘレナとして生きたいと思います。
(2015年の作品は)お正月に放送された映像を拝見しました。鳥肌がたち、作品というより預言に近い世界観に驚きましたが、深く膨大なメッセージの中に、人が人に伝えるべき大切なものが含まれる物語だと思いました。森山未來さんは、ドキュメンタリー番組を拝見して以来、素晴らしい表現者として心の中にいつも存在しているかたです。森山さんを中心にキャストの方々が表現する世界は壮絶だけれど美しく温かく…自分が将来もし子どもを育てる立場になったら、一緒に観たい作品だと思いました。

大東駿介
子供の頃から手塚作品に魅了され続け、その中でも鉄腕アトムは、数々のエンディング含め、大人になった今だからこそ心打たれる僕にとって大切な作品です。『PLUTO』ももちろん読んでいました。地上最大のロボットが浦沢さんの解釈で新しく壮大に、繊細に描かれる世界にワクワクしながらのめり込みました。まさかそれを舞台でやるとは…!と興奮と悔しさ半分で観劇した前回の公演。浦沢さんの『PLUTO』の繊細な心の描写が圧倒的な身体表現で見事に表現されていたのが印象的でした。そんな勝手に思い入れのある作品にまさか参加できるなんて…。とても楽しみです。

吉見一豊
ダンス観賞好きの私にとって、ダンサーの皆さんと一緒の現場にいられたあの時間は、本当に胸踊るものでした。今回もっともっと彼らのエネルギーと混じり合えるようイメージをもって臨みたいと思います。皆さんよろしくお願いします。

吹越 満
森山さんとは、予てより、いつかご一緒できたらよいですね、と言い合っておりましたので、今回の参加、大変嬉しく思っています。ラルビさんとのコミュニケーションはやはり日本語ではないでしょう、、。外国語が全くダメな私は、この機会に少しでも英語が身に付いたらいいな、なんて呑気なことを考えつつ、絶対、足を引っ張っちゃいけない!と緊張もしているのです!!!

柄本 明
ラルビは稽古場で毎日新しい問題をおこす。それをやるためにはどうすればいいのか……。それをみんなで考える。そんな真っ当な稽古場でした。幾何学模様が動くたび世界は変わる。あるいは変わってしまう……ということを通しておそらく観ている人の潜在意識にタッチしていったのだと思います。今度はどんな稽古場になるのか?楽しみであります。

 

東京公演:2018年1月7日(日)~1月28日(日)※予定 Bunkamuraシアターコクーン
チケット一斉発売:2017年10月予定
海外公演:2018年2月(イギリス・オランダ・ベルギーにてヨーロッパツアーを予定)
大阪公演:2018年3月上旬予定 森ノ宮ピロティホール

企画・製作:Bunkamura