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真空ホロウ、満員御礼のツアー最終日は過去最高のフィナーレ!

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8月にスタートした真空ホロウの自主企画ツアー『真空パックvol.8 W編とO編』、全国全13公演のファイナルはワンマン公演として、11月30日に代官山UNITにて満員御礼のなか開催された。開始予定時刻を少し過ぎ、客電が落ち開幕を告げるベルの音が鳴り響くと、一斉に沸き上がる歓声とスモークの中、村田智史(ベース)、大貫朋也(ドラム)、そして松本明人(ボーカル/ギター)の順にメンバーが入場、ポジションにつく。

sub_akito「11月30日代官山UNITへお越しの皆様、真空ホロウへようこそ!」
松本によるおなじみの口上に続いて鳴らされた開幕ナンバーは「被害妄想と自己暗示による不快感」。松本の冷たく鋭いギターリフを皮切りに、3ピースならではのソリッドなアンサンブルがフロアに放たれる。さらに「サイレン」「ホラーガールサーカス」と、のっけから勝つ気満々のセットリストに、観客も拳を掲げることで応える。

中盤ブロックでは、ざらついたサウンドとやさぐれたヴォーカルで攻め倒す「週末スクランブル」、艶やかなディレイと浮遊感にいつまでも体を委ねていたい「引力と線とは」など、1曲ごとに真空ホロウというバンドの深遠へと誘う展開を見せた。
と、ここで事件は起きる。そんな中盤ブロックに続いて、村田による物販紹介コーナー『ジャパネットむらた』が始まったのだが、軽快にトークが進む中で、「さっきの曲の途中で指がつりました! いてて」とカミングアウトが。笑いに包まれる場内だが、どうやら痛みは深刻なものだったようで、処置のため村田は舞台袖に姿を消し、ライブが一時中断してしまったのだ。だが、大貫によるドラムソロ、アドリブのトークで場をつなぐ松本の姿を前に、オーディエンスにも高揚感とは少し違う種類の一体感が生まれていく。

その後、村田は無事に復帰。帰還して1発目の「アナフィラキシーショック」では、松本が舞台上手の村田のマイクまで移動してがなるなど、言葉ではなくパフォーマンスでメンバーをフォローする姿に胸が熱くなる。結果、アクシデントすら力に変えたかたちで、「東京は僕らのもの」と宣言した「闇に踊れ」や、極彩色のダンスグルーヴを生んだ「バタフライスクールエフェクト」、そして本編ラスト、バンドでのアレンジによる新曲「回想列車」を経て、アンコールの「虹」「スノーホワイト」まで、怒涛の19曲を披露して3人はステージから去っていった。

また、この日、真空ホロウからいくつかのアナウンスがなされた。まずは、12月24日にLyu:Lyuとともにクリスマスライブを開催すること。さらに、公式ファンクラブ『真空館』の発足と始動。そして2015年の春、待望のフルアルバムをリリースする予定であることが伝えられた。2014年の締め括りと2015年の幕開けである「COUNTDOWN JAPAN 14/15」の大トリ出演(昨年はゲスの極み乙女。が担当)を経て、2015年いよいよ飛躍の季節を迎えようとしている彼らの続報を、楽しみに待ちたい。

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【真空ホロウ「真空パックvol.8 W編とO編」セットリスト】
(2014年11月30日 代官山UNIT)

M-1. 被害妄想と自己暗示による不快感
M-2. サイレン
M-3. ホラーガールサーカス
M-4. Highway Myway
M-5. 週末スクランブル
M-6. %(パーセンテージ)
M-7. 共犯
M-8. 思春の生贄
M-9. 引力と線とは
M-10. 娼年A
M-11. perfect circle
M-12. アナフィラキシーショック
M-13. バタフライスクールエフェクト
M-14. 闇に踊れ
M-15. Balance cont(r)ol
M-16. シンデレラコンプレックス
M-17. 回想列車

EN-1. 虹
EN-2. スノーホワイト

th◎-jacket【最新リリース情報】
■真空ホロウ会場限定CD『the◎』
2014年7月13日以降会場限定販売中 900円(税込)
TDCD-91261
収録曲
M-1 ホラーガールサーカス
M-2 共犯
M-3 回想列車 (“◎” version)
※ライブ会場限定での即売商品のため、CDショップ等の店舗販売、ネット通販などは一切ございません

■1stシングル「虹」
2014年2月19日発売
ESCL-4150 952円+税

【ライブ情報】
■2014/12/06(土) スカラエスパシオ
「Act Against AIDS 2014「LIVE◎CONNECTOR」 supported by コカ・コーラ 」
開場/開演 17:30/18:00
前売: 4,320円(ドリンク代別)
出演: 中田裕二 / 及川光博
お問い合わせ: BEA 092-712-4221
※チケットソールドアウト
※松本明人弾き語り公演

■2014/12/24(水) 渋谷club 乙
「GIANT 39th BxDx proudly presents 「Silent Jealousy」」
開場/開演 18:00/19:00
前売 2,500円 (ドリンク代別)
出演: Lyu:Lyu / オープニングアクト: 糖類零 / BGM: じゃいサンタ
※クリスマス仮装でご入場のお客様にもう1DRINKプレゼント!
お問い合わせ: 渋谷club 乙 03-3780-1010

■2014/12/30(火) TSUTAYA O-Crest
「O-Crest YEAR END PARTY 2014 Special 3DAYS!」
開場/開演 11:00/11:15
前売/当日 2,000円/2,500円 (ドリンク代別)
出演: バックドロップシンデレラ / Rhythmic Toy World / My Hair is Bad / TOY / HISTGRAM GRIKO / ユーノ / The cold tommy / LONE / Large House Satisfaction / 鴉 / ジラフポット / SUPER BEAVER and more…
お問い合わせ: TSUTAYA O-Crest 03-3770-1095

■2014/12/31(水) 幕張メッセ国際展示場1〜11ホール、イベントホール
「COUNTDOWN JAPAN 14/15」
開場/開演/終演(予定) 14:00/15:00/29:00
ステージ:COSMO STAGE
出演時間:28:15~
公式サイト:http://countdownjapan.jp/ (PC・携帯共通)
お問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00〜19:00)

■2015/01/10(土) 水戸LIGHT HOUSE
「mito LIGHT HOUSE 25th anniversary ~祝盃~」
開場/開演 18:00/18:30
前売/当日 2,500円/3,000円(ドリンク代別)
出演: 石崎ひゅーい / オープニングアクト:  the quiet room
お問い合わせ 水戸LIGHT HOUSE 029-224-7622

【真空ホロウ プロフィール】
2006年結成。松本明人(ボーカル/ギター)、村田智史(ベース)、大貫朋也(ドラム)からなる茨城出身の3ピースバンド。
2009年にRO69が運営する新人コンテスト「RO69JACK 2009」を勝ち抜き、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009に初出演。
2010年にRO69のレーベル「JACKMAN RECORDS」より1stミニアルバム「contradiction of the green forest」をリリースする。
2011年には自主レーベルより2ndミニアルバム「ストレンジャー」をリリースし、リリースツアーを敢行。
2012年5月にタワーレコード限定・生産限定シングル「Slow and steady」をリリース。
2012年10月24日にミニアルバム「小さな世界」でメジャーデビュー。
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」には6年連続出演中、「COUNTDOWN JAPAN」の今年の大晦日で5年連続の出演となる。
バンドの活動以外にも、村田智史は独特の茨城訛りが炸裂するトークが各地で評判を呼び、SPACE SHOWER TV、cross fm、ZIP-FMと立て続けにレギュラー出演やパーソナリティーを精力的に務めている。<SPACE SHOWER TV「爆裂★エレキングダム!!」(2012年1月~3月)、cross fm「真空ホロウの『フリーズドライ』」(2012年10月~12月)、ZIP-FM「ZIP-ROCK RADIO」(2013年1月より毎週水曜23:30~)>
また、松本明人も現在cross fm「RADIO◎CONNECTOR」でレギュラーコーナー「松本明人の眉唾マテリアル」(毎週金曜日23:00~24:00)を担当中。

真空ホロウオフィシャルサイト:http://shinku-horou.com/
真空ホロウオフィシャルTwitter:http://twitter.com/shinku_horou
真空ホロウオフィシャルFacebook:http://www.facebook.com/shinkuhorou

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