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映画『若い女』おしゃれなだけがパリじゃない!”等身大のパリ”がここにある!

2017年 カンヌ国際映画祭 カメラドール《新人監督賞》 2018年リュミエール賞最有望女優賞

タイトル

おしゃれなだけがパリじゃない!
見たことのないパリがここにある。
自分の居場所を探すポーラを通して浮かびあがる“等身大のパリ”

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2017年のカンヌ国際映画祭で新人監督にのみに授与されるカメラ・ドール、〈新人監督賞〉を受賞した『若い女』。フランスの若手女性監督レオノール・セライユが、フランス国立映画学校の卒業制作として書いた脚本をもとに完成させた初の長編作品。カンヌでの受賞を皮切りに数々の映画祭で様々な賞を獲得し、フランスで最も権威のある映画賞・セザール賞にもノミネートを果たした話題作だ。お金も、家も、仕事もない、規格外のヒロインが、新たな人生に向かって少しずつ前へと進んでいく、希望の物語。主演のレティシア・ドッシュは本作での体当たり演技により、リュミエール賞最有望女優賞を獲得した。これからの活躍が注目される2人の女性が生み出した、新しい等身大ヒロイン像が大きな共感を呼ぶ話題作『若い女』が、8月25日(土)待望の日本公開を迎える。

『若い女』の舞台は“花の都”パリ。だけど、エッフェル塔も凱旋門、オシャレなシャンゼリゼも出てこない!
恋人に捨てられ、お金も、仕事も、住む場所すらもない主人公ポーラが歩くパリの街とは!?

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本作の主人公となるポーラ(レティシア・ドッシュ)は、パリに住む31歳の女性。メキシコで一緒に暮らし、10年付き合った写真家の恋人ジョアキム(グレゴワール・モンサンジョン)に突然別れを告げられ、パリを転々とするはめになってしまう。
今回ご紹介するのは、無一文のポーラが職探しと家探しに奔走するパリの街だ。ファッション、アート、グルメなど、トレンドの発信地パリは、世界有数の観光地としても知られる“花の都”。パリを舞台にした映画では、エッフェル塔や凱旋門、シャンゼリゼ大通りなど、お馴染みのスポットが映し出されるのが定番。だが、『若い女』には、誰もが知るパリの名所は全く出てこない!
主人公ポーラの行動を追ってみると、元カレのアパート前から始まり、殺風景な病院の診察室や友人の家、寂れた安モーテル、ナイトクラブなどを転々とする。住み込みを条件にベビーシッターの仕事を得た彼女に与えられたのは、今にも雨漏りしそうな屋根裏部屋。猫の隠れ家に選んだのはなんと墓地。一息つくのはビルの裏側という有様だ。ひたすら前に進み続ける彼女の移動手段は、地下鉄と徒歩。そんな彼女の視点を通して浮かびあがるのは、余り描かれることのない等身大のパリなのだ。
自分の居場所を見つけようとパリを歩き続けるポーラを通して、いつもと違うパリが体験できる『若い女』は、8月25日(土)より、ユーロスペース他で公開される。

若い女_メインビジュアル

<STORY>
フランス、パリ。31歳のポーラは、10年付き合った写真家の恋人に突然別れを告げられる。お金も、家も、仕事もないポーラは、恋人の飼い猫とともにパリを転々とするはめに。ところが、気ままな性格が災いし、居候先の友人宅からも、安宿からも追い出され、疎遠だった母親にも拒絶されてしまう。パリにはポーラの居場所などなかったのだ。なんとか住み込みのベビーシッターのバイトを探し出し、ショッピングモールの下着屋でも働き始める。ようやく自分の居場所を見つけたかに思えたが……。

■公式サイトhttp://www.senlis.co.jp/wakai-onna
■Facebook@wakaionna.movie ■Twitter@wakaionna_movie
監督・脚本:レオノール・セライユ
出演:レティシア・ドッシュ、グレゴワール・モンサンジョン、スレイマン・セイ・ンディアイ、ナタリー・リシャール
2017年/フランス/フランス語/97分/カラー/1:1.66/5.1ch/
原題:Jeune Femme/英題:Montparnasse Bienvenüe
日本語字幕:手束紀子
サウンドトラック:(株)ワーナーミュージック・ジャパン
配給・宣伝:サンリス
コピーライト:©2017 Blue Monday Productions

8月25日(土) より 渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー!