Open Close

小島藤子初主演! 映画『馬の骨』2018年初夏公開決定!

Umanohone_LOGO

★小島藤子 初主演★
映画『馬の骨』
2018 年初夏公開決定‼
第 32 回高崎映画祭へ出品決定‼

main

2017 年 NHK 朝ドラ「ひよっこ」の寮長役で注目を集めた小島藤子が初主演を務める映画『馬の骨』の公開が決定した!!公開は 2018 年の初夏を予定。

本作は、平成元年に「イカ天」と呼ばれた伝説のテレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演した過去の栄光が忘れられず鬱屈した日々を送る中年男性「熊田」と、「イカ天」を知らない平成生まれのアイドル歌手との、奇妙な交流を描くオフビート音楽コメディー。小島はそのアイドル歌手の「ユカ」を演じ、劇中で 4 人組アイドルグループ 「ツキノワ★ベアーズ」のメンバーとして、現役アイドルである志田友 美( 夢みるアドレセンス) 、茜屋日海夏( i☆Ris ) 、河上英里子と共に歌や踊りにも挑戦!また、初めてのギター弾き語りも披露し、透明 感のある歌声を響かせている。

小島はもともと趣味でギターを弾いていたが、作品の中でギターを弾く のは初となり、2017年春から半年かけて練習し、劇中では見事本人に よる素晴らしい演奏を達成いたしました。また、劇中で披露している 挿入歌「やまない音」は小島自ら作詞にも初挑戦!ライブハウス での弾き語りシーンは本作の見どころの一つとなっており、必見!

なお、小島は得意な書道を活かし、本作の題字(右図参照)も書くなど、多彩な才能を惜しみなく発揮している。 熊田役には、『アウトレイジ 最終章』など数々の映画に出演している桐生コウジ。桐生は、タイトルにもなっている「馬の骨」という、実際に「イカ天」に出演したバンドで作詞、作曲、ボーカル、そしてリーダーを務めており、本作は自身の体験をもとにしながらも、フィクションを加え、全く別のストーリーとして描いている。
本作にお いては、出演、脚本、監督も務め、「どこの馬の骨だか分からないヤツにだって野望もあれば夢もある。人生折り返しからで も遅くない」との思いから、ちょうど 50 歳となった2015 年に製作を開始した。「人生折返し地点に達し摸索している人々に、ささやかながら応援歌を送りたい。」という熱い気持ちが込められている。

脇を固めるのはベンガル、しのへけい子、大浦龍宇一らベテラン勢。また、『イカ天』と所縁の深い、萩原健太( 音楽評論家) と石川浩司( 元たま) も本人役として特別出演。
ライブシーンは、惜しまれながら2017 年末に 37 年の歴史に幕を下ろすことになった老舗ライブハウス「新宿 JAM 」で撮影。 劇中でも『新宿 JAM』として実名で登場し、名物店長の石塚明彦氏も出演して盛り上げている。 また、本作は第32 回 高崎映画祭(3/24~4/8)への出品も決定した!ロケ地でもある高崎でのプレミア上映となる。

★イカ天とは
1980 年代後半の第二次バンドブームの火付け役となった伝説の音楽オーディション番組、TBS『三宅裕司のいかすバンド天国( 通称: イカ天)』。1989 年 2 月 11 日に始まり、1990 年 12 月29日に多くのバンドを輩出して幕を閉じた。番組は当時爆発的な人気を呼び、1989 年の新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞を受賞するまでに至った。
主なイカ天出身バンドにBEGIN、JITTERIN’JINN、たま、カブキロックス、人間椅子、FLYING KIDS、マルコシアス・バンプ、NORMA JEAN などがいる。

★「馬の骨」」とは
1983 年頃、RC サクセションのコピーバンドとして発足。桐生コウジが独学で作詞作曲を開始、『仏教』『不潔』『汚点』などのシュールなオリジナル曲でライブハウスを回る。観客には全くウケないが、メディアにはウケ、サザンオールスターズやシャネルズを輩出したヤマハのバンドコンテスト 『EastWest’86』東京代表として中野サンプラザの本選出場後、 1989 年、TBS『三宅裕司のいかすバンド天国』に出場、墓石や卒塔婆を配した美術セットや、墓前で拝む老婆をメンバーとして登場させる演出が審査員の内藤陳、ラッシャー木村、中島啓江らにウケ、審査員 特別賞を受賞。番組出演後にメンバー全員の就職に伴い自然消滅、桐生コウジは俳優に転身した。

★高崎映画祭 上映詳細
部門:「まちと映画 高崎フィルム・コミッション支援作品」

『馬の骨』特別先行上映
上映日程:4/7(土) 10:00〜
上映会場:高崎シティギャラリーコアホール(300 席)

小島藤子

■小島藤子(主演)コメント
この映画のテーマのひとつが“歌”なのですが、正直私は人前で歌うこ とが苦手です。
“歌”という重要な部分が苦手でしっかりできるかどうかわからない私 に、しかも主演ということで、お声掛けいただいた時はとても驚きましたが、 何か意味があるのではないかと思い、やってみようと思いました。
主演となれば、作品に対しての責任は大きくなりますが、 いつもどんな役でもどんな立場でも、最後までやり切ろうという気持ち でいるので、今回も愛情込めて役を演じさせていただきました。 それでもやはり初主演映画なので、いつもと少し違って不思議な感じが します。 ですが撮影中は、キャストもスタッフも皆さん和やかな人ばかりでした ので、のびのびと演じることが出来て、とても感謝しています。 苦手な“歌”というワードが入るだけで、台詞をいうのが照れくさかっ たり、難しかったのですが、頑張ったので観てもらえたら嬉しいです。

<プロフィール>
1993 年 12 月 16 日生まれ。東京都出身。
08 年「キミ犯人じゃないよね?」にて女優デビュー。
その後、ドラマ「小公女セイラ」で注目を集め、ドラマ「明日の光をつかめ」「カーネーション」「35 歳の高校生」「花燃ゆ」など。映画「書道ガールズ!!」「青空エール」「氷菓」など。
昨年は NHK 連続テレビ小説「ひよっこ」に出演し、他、数々の話題作に出演する。

koji.kiryu

■桐生コウジ(出演、監督、脚本)コメント
音楽映画なので、演奏シーンは当て振りではなく、実際に楽器ができる人にしたくて。 だから、主役の条件も、「20 代前半。特技:ギター、歌唱力有り」。
たまたま、「休日はギターを弾いてます」みたいな、小島藤子さんのインタビュー記事を思い出し、連絡してみたら──。 すぐにやって来ました、ギター担いで。
ギターの腕前は少々粗削りで(笑)。でも、その粗さが良かった。
彼女のさばさばした素顔も、ユカという役にピッタリだと思った。
クランクインの半年くらい前から、スタッフルームに来てよく練習してました。
じゃあ、曲も作ろう!ってことになり、小島さんの歌詞に、自分が曲をつけたのが、 挿入曲の『やまない音』。
これも良かった。感性が良いし、呑み込みが早い。実は、10 分くらいで完成した曲です。
余談ですが、『書道ガールズ!!』に出ていたから、書道が得意なんだろと勝手に思い、「題字書く?」と言ったら、すぐに書きにやって来ましたよ。そういう人です。

企画意図ですか?
『イカ天』に出ただけで、プロの音楽家になれると勘違いしていた 20 代。メンバーはみんな賢いから、さっさと就職していて、気が付けば自分独り。 そういうコンプレックスはずっとあって。
だけど、50 歳になった時、あの経験があったからこそ、今がある。あれは無駄ではなかったと、やっと思えるようになりました。
「廃業しようか」「転職しようか」などと思い悩んでいる同世代の人をよく見かける。 人生折り返してからでも遅くはない!というメッセージを込めて、この映画製作に踏み切りました。 ストーリーのモチーフが、当時『イカ天』で演奏した『六根清浄』という曲。 これが難解かつシュールで、曲の意図を脚本家や監督に伝えるのが非常に難しい。 というわけで、自分で書いて撮っちゃった次第です。

<プロフィール>
1965 年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学在学中にバンド『馬の骨』を結成、TBS『三宅裕司のいかすバンド天国』に出場、審査員特別賞を受賞。メンバー就職によるバンド消滅後、俳優に転身。主に『元気が出るテレビ』『TV タックル』などのバラエティー番組に出演、『スーパーJOCKEY』では熱湯風呂に入った経歴もある。
2001 年『BROTHER』出演を機に、『Dolls』『座頭市』などの北野映画にヤクザ役で登場、最新作は『アウトレイジ 最終章』。
2010 年から映画製作も開始、劇場映画は『市民ポリス 69』『ディアーディアー』に続き本作『馬の骨』が三作目。

<あらすじ>
工事作業員の熊田(桐生コウジ)は元イカ天バンド「馬の骨」のボーカリスト。作業現場で遠藤(大和田健介)とト ラブルを起こし解雇される。社員寮から追い出された熊田は、家賃1万5千円の格安シェアハウスに転がり込む。シ ェアハウスには、垣内(深澤大河)、宝部(ベンガル)など曰くありげな面々に加えて、アイドルのユカ(小島藤子) も住んでいた。住人たちから「職業は?」と問われた熊田は、つい「音楽関係」と口走ってしまう。
アイドルを卒業し密かにシンガーソングライターを志していたユカは、熊田に猛アプローチするが── やがて、熊田の正体が発覚し……。
夢を途中で投げ出し、その後 30 年近く後悔ばかり抱いて暮らしてきた中年男が、一途に夢を追い続ける若者との出会いによって、自分も青春の後悔にケリをつけようと再起を図る。

小島藤子 深澤大河/
しのへけい子 信太昌之 黒田大輔 大浦龍宇一 髙橋洋 粟田麗 大和田健介/
志田友美(夢みるアドレセンス) 茜屋日海夏(i☆Ris) 河上英里子 萩原健太(音楽評論家) 石川浩司(元「たま」) ベンガル 桐生コウジ
脚本・監督:桐生コウジ
脚本:坂ノ下博樹・杉原憲明
撮影:佐々木靖之
音楽:岡田拓郎
製作・配給:株式会社オフィス桐生
Ⓒ 2018 オフィス桐生

2018 年初夏、テアトル新宿ほか全国順次公開