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最優秀俳優賞 クリス(呉亦凡)インタビュー

2016東京・中国映画週間で、映画『すれ違う青春(原題:夏有喬木 雅望天堂)』で最優秀俳優賞を獲得したクリス(呉亦凡)にインタビューが叶った。

取材したのは、「2016東京・中国映画週間~開催記念式典&ゴールド・クレイン賞授賞式」の直後。
受賞のお祝いを告げると、照れたような笑みを浮かべたクリス。
疲れも見せず、いつもながらの早口で答えてくれた。

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―今回の来日について
すごく嬉しいです。実はもう2年あまりも日本に来ていなかったのです。今回、こんなに久しぶりに来たのに、大勢のファンが僕を応援してくれている。そのファンの姿を自分の目で見ることができて、すごく感動しました。そして今回、東京映画祭、東京・中国映画週間にも初めて参加することができて、とても光栄で、嬉しいです。こうした中日の映画での交流はとても素晴らしいことだと思います。もっとたくさんこうした機会があるといいと思いますし、できれば僕も今後もたくさんの作品をもって日本に来て、皆さんにお会いできたら嬉しいです。

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―映画『すれ違う青春(原題:夏有喬木 雅望天堂)』についてお尋ねします。作品の背景などについては、どのように研究されたのですか?
この作品の原作が小説なので、何度もその小説を繰り返して読みました。小説がとても興味深くて、夏木という人物が自分に似ているところがあって好きになったのです。特に幼い頃の部分です。僕も静かであまりしゃべらない子供でした。撮影前には、原作小説の人物に近く演じるにはどうしたらいいのか、時間をかけて研究しました。映画ファンも、原作のファンにも、リアルな夏木という人物を感じて頂けたらと願っています。

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―クリスさんはこれまでに様々な所で暮らしてきましたが、それはどんな経験だったのでしょうか?
そうですね、僕はこれまでにたくさんの場所で暮らしてきました。カナダ、中国、韓国…。こうした多様な文化を感じてきたことは、僕にとってとても貴重な時間であり、経験だったと思っています。それによって、僕は物事を1つの角度からだけでなく、違った角度からも見ることができるようになったと思っていますし、とてもラッキーなことだったと考えています。
小さな頃は引っ越すことは好きではありませんでした。昔は携帯もありませんでしたし、今ほど連絡を取るのも簡単ではなかったので、友達と別れたりするのがいやでした。
でも大人になって振り返ってみると、こんなにたくさんの違った文化と人々と触れ合ったことで、僕自身もたくさん吸収してきたと思うようになりました。それは映画や音楽などの作品にきっとプラスになると思います。

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―今回の来日で楽しみにしていることは?
これまでの来日では、時間がなくてどこにも行けなかったので、今回はちょっと出かけて、 美味しいものを食べたいですね。

―何を食べたいですか?
ずっと考えているんですよ。(笑) 焼肉かなぁ。日本の牛肉は美味しいでしょ。それからラーメンですね!ラーメンがすごく好きなんです。だから今回はちょっと街にでかけて体験してみたいです。

―日本のファンに中国の観光地をオススメするとしたら、どこですか?
そうですね…、観光地でしたら、まず万里の長城には行って欲しいですね。そして都市を訪ねるなら上海がオシャレで楽しいと思いますよ。中国には良いところがたくさんありますよ!

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―最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
久しぶりに日本に来たのですが、たくさんのファンが応援してくれているのを見て、とても嬉しくて感動しました。これからも良い作品を持って日本に来て、皆さんにお会いしたいと思っています。どうか変わらぬ応援をお願いしますね!!