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ユ・ジテ、伊勢谷友介ら舞台挨拶に登壇! 映画『ザ・テノール 真実の物語』国を超えて結ばれた友情に感謝!

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韓国のテノール歌手ベー・チェチョルの実話から生まれた、日韓合作映画『ザ・テノール 真実の物語』が、10月11日(土)に公開される。それを記念し、9月25日、東京・丸の内ピカデリーにて完成披露試写会が行われ、主演のユ・ジテ、伊勢谷友介、共演の北乃きい、そしてキム・サンマン監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、ガンに冒され声を失った天才オペラ歌手と、彼を信じ支え続けた日本人音楽プロデューサーとの絆を描いた、奇跡と感動の物語。主人公のベー・チェチョルを、映画『オールド・ボーイ』『リベラ・メ』など数々の作品に出演し韓国を代表する俳優ユ・ジテが演じ、チェチョルの才能に惚れ込み親友の音楽プロデューサー沢田役を『あしたのジョー』『るろうに剣心』など、あらゆる役をこなす俳優、伊勢谷友介が熱演している。

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「作品のテーマでもある“ハーモニー”を作り出すために、すべての俳優の方々と力をあわせました」と笑顔で話すユ・ジテは、奇跡の復活を遂げ現在も歌手として活躍するベー・チェチョルに直接会い、どうすればオペラ歌手に近づけるのか、アドバイスをもらったという。

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一方、「こんなに泣けた映画は初めてだった」と豪語する伊勢谷は、「今は(日韓関係が)難しい時代ではあるけれど、自分も何かしなくちゃいけないと思った。個人個人が愛情を持って接すれば相手についてたくさん分かることができる。韓国の方にも沢田のような日本人がいることを知ってもらえれば嬉しいです」と語り、出演オファーを受け即OKしたことを明かした。あまりにも作品に心酔したようで、「監督から『泣きすぎ』と怒られました。だから、画面では抑え気味に出しています(笑)。僕は泣いていません!」と茶目っ気たっぷりに話し、会場の笑いを誘った。

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また、同い年で俳優かつ監督の顔も持つという共通点の多い二人。ユ・ジテが伊勢谷について、「エネルギーにあふれ、いつの楽しく現場をもりあげてくれていました」と称えると、伊勢谷も「志を大事にしている人。国を超えてこういう人に出会えたことが幸せです。彼はすごくちゃんとしている方なんです。僕には奥さんがいないという点だけ違いますが・・・(笑)」と、役がらそのままに絆を深めたようだ。撮影の合間には、北乃きいにサプライズでケーキを贈ることもあったとのこと。お互いに「彼のアイディアです」と譲りあい、舞台上でも時折英語で話す微笑ましい姿も。

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10月2日に開幕する釜山映画祭への出品も決定し、「愛すべき俳優たちでした」とキム・サンマン監督も終始笑顔。

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最後にユ・ジテが「今回、本当にステキな思い出を作ることができました。僕たちの映画と演技に対する情熱、そして友情と愛を感じてほしいです」と挨拶し、伊勢谷は「愛情ばっかりの映画です。未来のことを幸せにできるのは、今生きている人しかできないんです。監督をはじめ、みなさんとの出会いに感謝します。この映画を観て何か心が動いたら自分ができることを人のためにしてください。そうすると自分が一番エネルギーをもらえます。僕はこの映画でもの凄くそれを感じることができました。本当に一生懸命作りました」と熱烈にアピール。思いの強さから思わず「“るろ剣”よりも見てほしいです」と、本音もポロリ。拍手喝采を浴びて会場をあとにした。

君の歌声を、ふたたび。
実話から生まれた、世界でただひとつの奇跡と感動の物語
『ザ・テノール 真実の物語』
監督:キム・サンマン
出演:ユ・ジテ /伊勢谷友介 /チャ・イェリョン /北乃きい /ナターシャ・タプスコビッチ /ティツィアーナ・ドゥカーティ
配給:『ザ・テノール 真実の物語』プロジェクト
コピーライト(C)2014 BY MORE IN GROUP & SOCIAL CAPITAL PRODUCTION & VOICE FACTORY. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:http://the-tenor.com/

10月11日(土)より新宿ピカデリー、東劇ほか 全国ロードショー!