映画『青春ディスカバリーフィルム～なんだって青春編～』が8月20日、公開初日を迎え、東京・シネマート新宿にて、高崎翔太、鈴木拡樹、中前勇児監督が舞台挨拶に登壇。たまたま会場に来ていた中田博之監督も飛び入りでステージに上がり、和気あいあいとしたトークを展開させた。
本作は超個性派・新進監督&若手俳優による、“青春”をテーマにしたショートムービープロジェクト「青春ディスカバリーフィルム」のシリーズ第2弾で、『思い出カプセル』、『警備員の一日』、『ボクの人間的欠陥』、『バス停の動かし方』の極上青春短編映画4作品を一挙公開するというもの。
『思い出カプセル』に出演の高崎は、自身が演じた“一人の女性を想い続ける”山田というキャラクターに自分を重ねて「役作りはないですね。自分もストーカー気質です」と言って会場の笑いを誘い、「高校1年の時に、2つ上の先輩に恋をしました。鈴木さんという名前だったんですが、パーマをかける＝カッコいいと思って失敗したり、色黒がいいかもと、一生懸命日焼けサロンに通ったら『黒い人は嫌い』と言われました」と、散々な日々を送った思い出を告白。それでも日々、美白に励み「卒業直前にはメアドを交換できたんです！山田と違って、僕は成就しましたよ」と、嬉しそうに笑った。
『ボクの人間的欠陥』で、コミュニケーションが苦手なコウ（馬場良馬）に何故か恋愛指南を始めてしまうタケシ役を務めた鈴木は、中田監督から「この作品は僕の実体験」と聞かされビックリ。「どうりで、何を聞いてもすぐ答えてくれて･･･。レスポンスが早いなと思っていたんですよ」と苦笑い。
また、撮影現場に中田監督の実家を使っていたなど、驚きのエピソード話も披露。
中前監督に高崎の印象を尋ねると、「以前（仕事で）ご一緒させてもらったことがあるので、高崎さんのイメージはありましたが、鈴木さん『ボクの人間的欠陥』の撮影現場を見ていたら、（『思い出カプセル』のキャストが）鈴木さんだったら良かったなぁと思って･･･」とビックリ発言！ 思わず「ちょっと、待ってください！ あんなに楽しい現場だったのに」と高崎さんが大慌てに。それでも監督は「楽しい現場だったけど、そのあと『ボクの人間的欠陥』見たからね。撮影が逆だったらわからなかったね」と続け、追い討ちをかける。「いや～、鈴木拡樹さんにはやられましたね。もう今、何にも楽しくないです･･･」とうなだれる高崎に、会場が大爆笑となった。
鈴木の印象について、「ホストのイメージがあったんですが、実際会ってみたら優しい子なんだな」と明かした中田監督。それを受け鈴木は「ありがとうございます。まさに今、ホスト役の舞台をやっていまして。でも、ホスト作品をやっているのはその1本だけなんですが、その印象を持ってもらえたというのは、舞台でも自信になりますね」と笑顔を見せた。
さらに、客席からも質問が。「『思い出カプセル』でタイムカプセルを埋めるシーンにちなみ、もし中学校の時にタイムカプセルを埋めるとしたら何を入れたい？」という問いに、鈴木は「将来のことを考えて、ヘソクリ的なものを入れる」と現実的。高崎は「僕はバスケット部だったんですが、そのころ憧れていた先輩女子から貰ったタオル」と答え、会場はちょっと引き気味･･･(笑)。中前監督からも「相当キモいぜ！」と冷ややかに笑われていた。
最後に「このシリーズは今後も続いていくと思います。是非みなさんも宣伝していただけたら嬉しいです」と高崎。鈴木は「それぞれのエピソードからいろんなものを受け取って帰っていただきたいです」とPRし、舞台挨拶を締めくくった。
映画『青春ディスカバリーフィルム～なんだって青春編～』
『思い出カプセル』
監督：中前勇児（映画「サマーソング」）
出演：高崎翔太（舞台「おそ松さん」)、寺山武志（ミュージカル「黒執事」）、富田翔（ 「爆竜戦隊アバレンジャー」映画「どうしても触れたくない」 ）、今野杏南
『警備員の一日』
監督：小泉剛（映画「弁当男子」）
出演：神永圭佑（ミュージカル「リボンの騎士」ゲームアプリ「あんさんぶるスターズ！」（声））、黒羽麻璃央（ミュージカル「刀剣乱舞」）
『ボクの人間的欠陥』
監督：中田博之
出演：馬場良馬（ドラマ「弱虫ペダル」 「特命戦隊ゴーバスターズ」 ）、鈴木拡樹（ドラマ「弱虫ペダル」舞台「刀剣乱舞」）、寺島咲
『バス停の動かし方』
監督：伊藤陽佑（「特捜戦隊デカレンジャー」デカグリーン役）
出演：椎名鯛造（舞台「弱虫ペダル」舞台「刀剣乱舞」）、杉江大志（「舞台「ReLIFE」舞台「刀剣乱舞」）、輝馬（ミュージカル「黒執事」舞台「刀剣乱舞」）
製作：トキメディアワークス 2016／日本／カラー／101分
(C)トキメディアワークス
公式サイト：https://sdf.themedia.jp/
シネマート新宿、シネマート心斎橋にて絶賛公開中！
