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綾野剛、杉咲花に誕生日プレゼントを2つ!? 映画『楽園』完成披露イベント

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映画『楽園』の完成披露イベントが、9月5日、東京・TOHOシネマズ六本木にて行われ、主演の綾野剛をはじめ、杉咲花、佐藤浩市、片岡礼子と、瀬々敬久監督が登壇した。

吉田修一のベストセラー小説を、映画『64-ロクヨン』の瀬々監督の手で実写映画化した本作は、ある地方都市のY字路で起きた少女失踪事件と、集落で暮らす男が、孤立を深め正気を失い誰もが想像しえない事件を起こすという2つの事件。その事件に翻弄される3つの運命と、その陰に隠される真実に迫る物語。本作は、第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント『ジャパン・フォーカス』に出品され、国内外の注目を集めている。Y字路で起きた事件の容疑者として追い詰められていく孤独な青年・中村豪士役を綾野、失踪した少女の親友だった湯川紡役を杉咲、少女失踪事件の近くの集落で愛犬と暮らす田中善次郎役を佐藤が演じる。

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善次郎を案じる集落住民の娘・黒川久子を演じる片岡は、「この場を借りてお礼を言いたい」と口を開き、「20年前、脳出血で倒れ引退まで考えましたが、やっと少しずつ映画のお仕事ができるように復活してきました。そして、今回の役ができるのか不安もありましたが、なんとかやり切ることができたのも皆さんのおかげです」と作品に出演できたことを喜び、共演者たちに感謝の気持ちを伝えた。

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先日、ヴェネチア国際映画祭に参加したメンバーの写真もスクリーンに写し出され、参加した村上虹郎は「日本映画をもっと世界に伝えていきたい」と語ったという。それを受け綾野は「(ヴェネチア国際映画祭に出品できたことは)素直に嬉しい」とし、「僕も日本の作品を世界に持っていきたいと以前から思っていた。そして、東京国際映画祭を含め、世界の映画祭がもっと豊かになっていけばいいと思います」と思いを吐露。

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佐藤も「言語を超えて人が分かり合えるのが映画だと思う。慣習は宗教の違いも理解しあうのは難しいところもあるけれど、それを超えていくのが映画」と真摯に語ると、瀬々監督は、昨今の世界情勢を踏まえ「国と国が手をとりあっていくことが楽園につながるということが、この映画で伝わっていけば」と、熱弁した。

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本作はY字路を起点にして深く関わる人たちを描いていくが、全ての人々が共演しているというわけでない。特に共演の多い綾野と杉咲は、この作品を通して親交を深めたよう。杉咲について綾野は「以前から共演したいと思っていたので、今回共演できて良かったです」とニッコリ。一方の杉咲は綾野について「近づいたらいけないかな・・・と思っていたら、綾野さんが『花、こっちおいでよ。隣に座りな』と気さくに声をかけてくださって」とはにかみながら明かし、「撮休の時には、ご飯に連れてってくれたり、誕生日もお祝いしてくださいました。誕生日プレゼントを2個もくださったんです!」と笑顔を見せると、綾野は「2つのうち、どっちも選べなくて・・・」と照れ笑い。

佐藤と片岡は露天風呂のシーンをあげ、「全部見えちゃうから色を乳白色にして、7時間くらい入ってましたね」と、撮影時の苦労を振り返る。

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MCから「“楽園”のイメージは?」と問われると、佐藤が「自分が打ちひしがれているところは楽園とは思えない。そうでなければ東京でも楽園。その人の(心の)持ちようだと思います。反語として残酷な響きでもある」と答えると、綾野をはじめ全員が「佐藤さんの言う通りだと思います」と口を揃える。それでも、綾野は「明日が来るということは豪士にとっての楽園だと思います。愛華ちゃんには明日が来ないので・・・」と加えてコメントした。

本作の見どころ、注目点については「(原作の)修一さんに聞くのが一番だと思いますが」としながら、生きている人たちの表情を紡いで観てもらいたい」とし、「瞳の奥に感じるものを投影してもらえたら幸いです。この映画を皆さんに託します。皆さんを通って初めてこの映画が完成すると思っています」とメッセージを送っていた。

『楽園』第二弾ポスター

<ストーリー>
ある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して事態は急変する。一方、その場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡くした妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤独を深める次第に正気は失われ、誰もが想像つかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、粗衣の陰に隠される真実とはー。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだものの運命とはー。

綾野 剛 / 杉咲 花
村上虹郎 片岡礼子 黒沢あすか 石橋静河 根岸季衣 柄本明
佐藤浩市
原作:吉田修一「犯罪小説集」(角川文庫刊)
監督・脚本:瀬々敬久
© 2019「楽園」製作委員会
配給:KADOKAWA
公式HP:http://rakuen-movie.jp
公式Twitter:rakuen_movie

10月18日(金)全国公開