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松本潤、「有村架純ちゃんの崩れる表情を観て!」坂口健太郎「松本さんが松本潤じゃなかった!」映画『ナラタージュ』スペシャル試写会

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映画『ナラタージュ』のスペシャル試写会が、9月27日、東京・恵比寿ガーデンホールにて行われ、主演の松本潤、ヒロインの有村架純、共演の坂口健太郎と、行定勲監督が登壇した。

本作は、島本理生原作の小説「ナラタージュ」を『世界の中心で、愛をさけぶ』などで知られる行定監督が、10年間に渡り企画をあたため実写映画化。高校の演劇部の顧問を務める教師と、生徒として出会った二人の決して許されることはないが、一生に一度しかめぐりあえない究極の恋に落ちるさまを描く純愛ストーリー。

この日は、「一生に一度の恋を人」限定!と題したスペシャル試写会。参加者は全員“黒の衣装”のドレスコードが設けられており、会場はシックな雰囲気に。

10月7日に公開を控えた心境を、主人公の演劇部顧問教師・葉山貴司役の松本は「ドキドキしています」と一言。「決して明るくハッピーなラブストーリーではないので、みなさんがどう受け取っていただけるか興味があります」とコメントし、「何年か経って恋愛をしたときに、この映画を思い出してもらえるような記憶に残る作品になってもらえたら」とアピールした。

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葉山を全身全霊で愛する工藤泉役の有村は「1年前に撮影して(公開まで)あっという間だったけれど、自分の中にあった『ナラタージュ』がなくなってしまうような感じがして、ちょっと寂しい気持ちもあります」と作品への愛着を吐露。

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泉を想う大学生・小野怜二役を演じた坂口は「撮影後、他の作品や役にも携わっていたんですが、なぜか心に残っていた。公開されることで解き放たれるような、新しいステップに進んでいくような特別な気持ちです」と語った。

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そんな三人を前に、行定監督は「温めていた10年間は、このキャスティングを待っていたようなもの。今、この3人で良かった。このキャスティングでなきゃあり得ないと思う」と、この出会いを喜び、「作られるべきときに作られた作品は幸せ。恋愛映画は嘘がつけないものだから」と感慨深げだ。

映画の中でお気に入りの場面を問われると、「架純ちゃんの表情が崩れる姿をぜひ見てほしい。体当たりで演じられている分、如実に出ているので観ている方も共感できるのでは」と松本。一方の有村は「私は葉山先生に対して『なんなんだろう・・・この人』という思いがあって、憎しみがあるようなないような。あれ?聞いていることと違うぞという場面があるんですが、それを問い詰めるのではなく寄り添う感じだった」と、自身が演じた泉の心内と葉山との関係性を表現。

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坂口は、「僕が一番びっくりしたのは、松本さんが“松本潤”じゃなかったこと。葉山先生として目の前に立っていた」と、驚きを隠せない。
監督は「土下座」のシーンをあげ「あれはイタイね。あれは究極のシーンだよね」と見どころを伝えた。

イベントでは、応募にて事前に集められた“一生に一度の恋”からキャストらがそれぞれ一番を決め発表。

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松本が選んだベストは「今、10以上歳が離れた方に恋をしています。その方に出会うまでは好きという気持ちがよくわからず、男の人と二人でご飯に行くことはあっても、恋をすることはありませんでした。その方とはお会いするたびにまた『会いたいなあ』という気持ちが芽生えますが、相手の都合により頻繁に会える距離ではなく、またその人の気持ちもよくわかりません。今後どうなるかわかりませんが、その方に対する気持ちは私が生きてきた22年間のなかで一番大きなものだと言えるような気がします」というエピソード。理由を「こういう人にぜひこの映画を観てほしい。好きだけど不安もあり、ネガティブな気持ちを持ちつつポジティブな気持ちも信じたいんですよね。背中を押してくれるような作品になってもらいたいと思いました」と述べた。

最後に松本から「恋愛って何なんだろうなという感情を掻き立てられる、濃いラブストーリーに仕上がりました。一生に一度の恋や、大切だと思う人のことを改めて考えるそんな時間になっていただけたらと思っています。たくさんの方に愛されて、たくさんの人の心に残る映画になってくれたら嬉しいです」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。

<ストーリー>
壊れるくらい、あなたが好きでした。
大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――。

松本 潤 有村架純
坂口健太郎 大西礼芳 古舘佑太郎 神岡実希 駒木根隆介 金子大地/市川実日子 瀬戸康史
監督:行定勲
原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊)
脚本:堀泉杏  音楽:めいなCo.
主題歌:「ナラタージュ」 adieu(ソニー・ミュージックレコーズ) / 作詞・作曲:野田洋次郎
配給:東宝=アスミック・エース
(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
公式サイト:http://www.narratage.com/

10月7日(土)全国ロードショー