映画『モヒカン故郷に帰る』が第18回イタリア・ウディネーゼ ファーイースト映画祭で2冠を達成したことを記念し、5月7日、東京・新宿のテアトル新宿にて凱旋舞台挨拶が行われ、主演の松田龍平と共演の前田敦子、監督の沖田修一監督が登壇した。
本作は、売れないバンドマンが妊娠した恋人を連れて7年ぶりに帰郷するが、そこで父のガンが発覚し、父の最期をできる限り幸福でいっぱいにするために大奮闘するというホームコメディ。
4月30日にイタリア・ウディネーゼで開催されたファーイースト映画祭には、沖田監督と松田龍平が出席。「とても楽しかったです。イタリア料理も美味しかったし、景色もすごく綺麗でした」と言いつつも、「開催前に寝てしまって･･･。気づいたら、沖田さんに『早く！』と言われて、ボーっとした状態でテンションが急に上がりました(笑)」と、エピソードを披露。
それを聞いた前田は、「私はTwitterで知りました。凄い！と思ってリツイートしてお二人に連絡したんですけど」と反応がなかった事を明かすと、松田は「連絡しないですみません。沖田さんが浮かれちゃっていたので」と答え、会場の笑いを誘った。
現地での上映では、松田も観客と一緒に鑑賞したそうで、「みなさんの反応を感じながら観て、緊張しました」と伝え、「『ここで笑って、ここで笑わないのか』とか。特に、デリバリーのピザのくだりは、イタリアなのでドキドキしました」と振り返ると、沖田監督も「“ピザーラ”と“ピザハット”の競争とか、全然わかんないだろうしね」と苦笑い。
最後は、5月9日に33歳の誕生日迎える松田に、サプライズでバースデーケーキを贈ってお祝いも。突然の出来事に「ありがとうございます。もう幸せです」と大照れになりながらも喜びを隠せない様子。「今年は素晴らしい年にしたいな。頑張ります」と語っていた。
映画『モヒカン故郷に帰る』
【ストーリー】
バカヤロー！ だけど、ありがとう。
悲喜こもごもあふれる現代版究極のホームドラマ
モヒカン頭がトレードマークの売れないバンドマン永吉。妊娠した恋人・由佳を連れて、故郷・戸鼻島（とびじま）へ結婚報告をするため７年ぶりに帰る。永吉たちを待ち構えていたのは、矢沢永吉をこよなく愛す頑固おやじ・治と筋金入りのカープ狂の母・春子、そしてたまたま帰省していた弟・浩二の３人。家族がそろったかと思えば、のらりくらりの永吉に治が怒り心頭！ いつもの一家総出でド派手な親子喧嘩が始まる。なんだかんだありつつも、二人の結婚を祝う大宴会が開かれたその夜、永吉は治が倒れているのを発見。病院で受けた検査結果はガンだった――。
動揺を隠せない5人の頭に渦巻く「どうする！？」 何をするのが正しいのかわからないけれど、不器用にぶつかりあいながら、喧嘩したり笑い合って離れた時を埋めていく。家族が集まれば、最高で最強！ 現代版究極のホームドラマが、この春日本を熱く盛り上げる！
監督・脚本：沖田修一（『南極料理人』『横道世之介』）
出演：松田龍平 柄本 明／前田敦子 もたいまさこ 千葉雄大
主題歌：細野晴臣「MOHICAN」（Speedstar Records） 音楽：池永正二
(C)2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
配給：東京テアトル
映画公式HP：http://mohican-movie.jp
テアトル新宿ほか全国公開中！
