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成田凌&行定勲監督、大ヒットに喜びを噛み締める!映画『窮鼠はチーズの夢を見る』香港国際映画祭ほか海外での上映も決定!

水城せとなの傑作コミックを行定勲監督が映画化!

『窮鼠はチーズの夢を見る』

成田凌と行定勲、大ヒットに喜びを噛み締める
香港国際映画祭ほか海外での上映も決定!
<大ヒット記念舞台挨拶>

1006_『窮鼠はチーズの夢を見る』大ヒット記念舞台挨拶写真

関ジャニ∞の大倉忠義主演作『窮鼠はチーズの夢を見る』が全国大ヒット公開中だ。原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。主人公・大伴恭一を演じるのは、映画では『100回泣くこと』(13)に続き、単独主演を務める大倉忠義。そして恭一への想いを募らせ葛藤する姿に誰もが共感せずにはいられない今ヶ瀬渉を話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。日本を代表する映画監督・行定勲が、揺れ動くふたりの狂おしくも切ない恋を、時に繊細に時に大胆に描き出す。

水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を映画化した忘れられない恋の物語-。
TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開され話題を呼んでいる映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の大ヒット記念舞台挨拶が10月6日、東京のユナイテッドシネマ豊洲で行われ、今ヶ瀬渉役を演じた成田凌、そして監督の行定勲が登壇した。

成田は、療養中でイベントには参加できなかった大倉忠義のぬいぐるみを大事そうに抱え、関ジャニ∞として活躍する大倉のイメージカラーである緑のスニーカーを履いて入場。「こんにちは、成田凌です。と、大倉忠義です」とぬいぐるみをアピールし笑顔で挨拶。大ヒットを受けて舞台挨拶を実施できたこと、また久々に観客の前に登場できたことの喜びと感謝を語った。また、行定も「舞台挨拶の直前まで裏で、2人で大倉のぬいぐるみを愛でてました」と明かし、和やかな雰囲気でイベントがスタート。

大倉演じる恭一と、一途に彼を想い続ける成田演じる今ヶ瀬との、狂おしくも切ない恋模様を描いた本作。インタビューで度々、恭一と今ヶ瀬は大倉・成田の2人でなければ成立しえなかったと語っている行定に対し、MCから特にどのシーンでそう思ったかと尋ねられると、「終始ですよね。大倉のツンデレぶりがあるでしょ?冷たさとやさしさのあの塩梅と空気があったから今ヶ瀬が懐に入っていく感じが出せたと思うんですよね。彼の持ってるアンニュイな感じに、翻弄していたはずの今ヶ瀬がいつの間にか翻弄されてしまうというひとつのトーンになっていて、それがこの2人にうまく合ったんじゃないかと」と語り、成田も、「今ヶ瀬は翻弄しているようで実は翻弄されている側なので、自分からガンガン攻めておいて、いざリアクションがあると「えっ?!」となってしまう謎の矛盾は演じていて楽しかったです」と撮影を振り返った。

公開からSNSを中心に続々と上がっている感想を見ると、今ヶ瀬に感情移入しているという観客が多く、それについて成田は「今ヶ瀬は心が強いですからね。当たって砕けないというか、当たったままというか。そう簡単には出来ることではないし、自分で演じていて今ヶ瀬のようにはなれないな、と羨ましさもありましたね」と、自身の役どころについて語った。

また、2人の温度や湿度といったものがスクリーンを通してリアルに伝わってくるような演出法について行定は、計算していたものではないとしつつも、「色味は、ブルー寄りな寒色を意識しました。そうすることで逆に体温を感じられてきましたね。肌の色を出せるようなフィルターを入れて撮っていて、それがすごく功を奏しました。美しいだけじゃなく、人間くささというか、人の体温を感じられる映像になったかなと思います」とカメラマンとともに考えたというこだわりについて明かした。

ここでMCから嬉しいお知らせとして、8月18日~31日に開催予定だったものの、コロナの影響で直前に中止になってしまった香港国際映画祭において、新たに10月末~11月の間で実施される上映企画のクロージング作品として選出されたこと、また台湾と韓国での上映が決まったことが発表された。
台湾や韓国に友人が多いという行定は、「公開しないんですか?とずっと聞かれていたので、すごい喜ぶと思います」とコメント。成田も、現地に行けないことを残念がったが、「逆にこんなことは一生ないと思うので、思い出ですね」と語り、海を越えて『窮鼠はチーズの夢を見る』が届けられることを喜んだ。

フォトセッションに移ると、巨大なくす玉が登場。司会からの「『窮鼠はチーズの夢を見る』大ヒットおめでとうございます!」という掛け声とともに成田と行定が同時にくす玉を割ると、「祝・大ヒット上映チュウ 窮鼠はチーズの夢を見る」と記載された垂れ幕が現れ、観客から大きな拍手が起こり、全員で大ヒットを祝った。

最後に、成田から「みなさん個々に感想があると思います。SNSもいいですが、大切な人に直接「面白かったよ!」とか感想を伝えていただけたらと思います」と挨拶。行定からは「いま映画はどんどん新しい作品に入れ替わっていって<ロングラン>というのが難しい時代ですが、久々に自分の作品で実感して嬉しく思っています」と大ヒットを噛みしめるとともに、「今日はすみません、行きたかったです。もうちょっと落ち着いたら面白いこと何かやりたいですね」と今回登壇できなかった大倉から届いたという言葉を紹介し、さらなる大ヒット、ロングランを願いイベントを締めくくった。

【香港国際映画祭からのメッセージ】
香港国際映画祭は、これまで行定勲監督の素晴らしい作品の数々を招待しており、監督には映画祭にもご出席頂いています。最近では『リバーズ・エッジ』と『ピンクとグレー』を上映し、観客に熱烈に受け入れられました。『窮鼠はチーズの夢を見る』も、多くの人々を惹きつけるであろう若者の心情と恋愛の鼓動を見事にとらえています。第44回香港国際映画祭のクロージング作品にこの並外れた作品を選出できたことをとても光栄に思います。

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』
【物語】

7年ぶりの再会 突然の告白 運命の歯車が動き出す―
学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一。
ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。
「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。
戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、ふたりは一緒に暮らすことに。
ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていき・・・。
しかし、恭一の昔の恋人・夏生が現れ、ふたりの関係が変わり始めていく。

原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」(小学館「フラワーコミックスα」刊)
監督:行定勲 脚本:堀泉杏 音楽:半野喜弘
出演:大倉忠義 成田凌 吉田志織 さとうほなみ 咲妃みゆ 小原徳子
配給:ファントム・フィルム
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会
映倫区分:R15
公式サイト:https://www.phantom-film.com/kyuso/
Twitter:kyuso_movie

TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中!!