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<後編>映画『jam』 青柳翔×町田啓太×鈴木伸之インタビュー! 「僕たち劇団EXILEの思いが詰まった作品!心をパカッと開いて楽しんで観てほしい!!」

映画『jam』に出演の青柳翔×町田啓太×鈴木伸之インタビュー!【後編】をお届けします!!

★インタビュー前編はこちら・・・

『jam』-(54)

◆アクション大好き! 楽しんでやらせてもらいました!(鈴木)

― 今作では、それぞれのキャラクターがとても際立ってると思いますが、ご自身と似ているところ、違うところはありますか? またキャラクターに扮するために気をつけたことはありますか?

青柳:ちょっと言いづらいんですけど・・・、僕は歌(歌手)もやっていまして。MV撮影するときに、監督から 『手を上手く使って』とよく言われるんです。他のアーティストさんを見ると、とても上手にやってらっしゃるんですが、僕はそれが一切できなくて何回チャレンジしても凄く下手なんです。それが、なぜかヒロシだと一生懸命練習できたという(笑)。それは、ヒロシだからなのか、自分だと照れるからなのか分からないんですが。

町田:周りの方たちがよく“真面目な感じ”だねと言ってくださるんですが、ただパカッと(お腹を)開けたら中は渦巻いているものがあるんです。今回、タケルは行き過ぎてしまい狂気っぽさや、ちょっと変態な感じが出ているんですが、そこは僕の渦巻いているものを少しだけ開けて投影させてもらいました。ただのイイ奴を演じるのは簡単だけど、今回はそれぞれが欠落部分大きいキャラクターなので、タケルはそこを振り切って演ったら面白いんじゃないかなと思って臨みました。

青柳:ブラジャーを持つところは凄く自然だったよね。
町田:拾ってますね。
青柳:拾わないだろ、普通(笑)。

― 爽やかな笑顔で拾っていましたね。
青柳:町田だったら許される?
町田:あれはけっこう無理ですよ。SABU監督も「ブラジャー、フリフリして気持ち悪くやって」って、ずっと言ってて(笑)。
青柳:SABUさんもふざけてるよね!
町田:ふざけてましたねー。ブラジャーの時はめっちゃニコニコしてましたもん。「何色がいいかな?」「変態に見えるは何色っぽいかな?」って。
青柳:そういえば、なぜかヒロシが歌い終わったあとも「ずっと足でリズムを取り続けて」って言うんですよ、監督。音楽は終わっているのに。完成作品観たらそこは映ってなかったですからね(笑)。
町田:そうなんですよ。やっておいて映ってないところ、けっこうありますよ。一生懸命やったのに。
青柳:SABUさんのそういうイタズラ心が面白いですね。

鈴木:テツオは現実にいたら、まずいキャラクターなので近いところは一切ないですけど、復讐心に燃えている部分の、エネルギーが溢れているところは自分に少し近いと思います。テツオになるためには何も気にせず、とにかくカッコいいアクションができたらいいなということを目標にしていました。アクションは大好きなので凄く楽しくやらせていただきました。

『jam』-(92)

― おばあちゃんとのシーンでは、鈴木さんの優しさがじんわり出ている気がします。

鈴木:僕は車椅子を押す音がとても印象的でした。

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ここで、鈴木さんから青柳さんに質問が。
― 昌子さんから飲まされていた水筒の中身って何だったんですか?(鈴木)

青柳:あれ、カレー味のスープだった。味は美味しかったよ。味は美味しかったんだけど、本当に熱かった(笑)。

― 飲まされるシーンはホラーのようにも見えます。

青柳:やっぱり筒井さんが素晴らしいですね。

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― 鈴木さんは、仲間の裏切りから復讐心に燃えていきます。もし、鈴木さんが信じている人に裏切られてしまったら、どうしますか?

鈴木:裏切られてしまったら、家でシクシク泣きます。そしてまた明日から頑張ろう!って思います。もちろん、その(裏切り方の)度合いにもよりますが、少しのことだったら心をパカッと開きます。
町田:お前、それ(パカッを)やりたかっただけだろ(笑)。
鈴木:僕の場合は黒くないから。真っ白!(笑)
町田:僕の場合は黒ですね。きれいな真っ黒。清々しい真っ黒。漆がかかったようなピカピカの黒ですね(笑)。

― この物語を観た方は色々な感情が湧いてくると思います。

町田:この作品は観てくださった皆さん次第だと思うんです。もし、次回作があるとしたらその内容が変わってくるかも。『もっと、のぶくんの声が聞きたかった』という声があがったら次回作では凄く喋っているかもしれないし。
青柳:もしかしたら横山田ヒロシが、のぶ(鈴木)になっているかもしれないしね(笑)。
町田:うん、演歌歌手デビューしているかもね!
鈴木:それはないんじゃない!?(笑)

― 青柳さんは歌手としてデビューされていますが、演歌もどうですか?楽しかったですか?

青柳:会場のみんながノリノリで「ヒロシ!」って応援してくれたので凄く楽しかったですね。監督も信頼してくれていたのか、リハーサルが1度もなかったんです。だからお客さんの新鮮な反応を切り取ることができたんだと思います。

『jam』-(11)

― 町田さんは、ご自身がもし愛する人が不幸な境遇に遭ってしまったら何をしてあげたいですか?

町田:もし、自分もタケルと同じ境遇にあったら、同じように手当たり次第何でもしますね。
鈴木:でも、本当にタケルのようになるかもしれないですよね。
町田:もしかしたら、僕も神頼みをしちゃうかもしれないし、よりいい病院やお医者さんを探すと思います。
青柳:タケルがテツオみたいになってもおかしくないってことだよね。
鈴木:テツオとタケルってちょっと近いかもしれないね。
町田:意外とヒロシさんがこの3人の中で一番優しいのかも。ゲスなんだけど可愛らしい。
青柳:ヒロシと昌子の関係もどうなるのか・・・人間関係が色々交錯しそうだね。
町田鈴木:まさに“jam”ですね。

― では、最後にこれから本作をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。

町田:劇団EXILEが全員出演する作品は初めてなので、ぜひご覧になって楽しんでいただきたいです。個人的に“ぐじゃぐじゃになる”という意味の“jam”という言葉が好きなので、jamる(ジャムる)というように使ってもらえるようになったらいいなと思います。
青柳:3人の人生が交錯してぐちゃぐちゃなんですが、笑えるところは笑って、ドキッとしていただいて映画を楽しんでください。
鈴木:劇団EXILEとして僕らの思い入れも強いので、ぜひスクリーンで観ていただきたいです。最初は少し戸惑う場面もあるかもしれませんが、劇場に着いたら心をパカッ!と開いて楽しんでいただきたいです。

★インタビュー前編はこちら・・・

【青柳翔(あおやぎしょう)プロフィール】
1985年4月12日生まれ、北海道出身。
2009年、舞台で俳優デビュー。2012年に出演した映画『今日、恋をはじめます』では第22回 日本映画批評家大賞 新人賞を受賞。主な出演作は、ドラマ「明日の約束」(CX/17)、「目玉焼きに黄身いつつぶす?」(TBS/17)、「主婦カツ!」(BSプレミアム/18)、映画『たたら侍』主演(17/錦織良成監督)、『MR.LONG / ミスター・ロン』(17/SABU監督)など。また現在、ドラマ「あなたには渡さない」(EX)に出演中。2019年2月8日より舞台「MONSTER MATES」に出演。

【町田啓太(まちだけいた)プロフィール】
1990年7月4日生まれ、群馬県出身。
2010年「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、俳優活動を開始。主な出演作は「美女と男子」(15/NHK)、「女子的生活」(18/NHK)、大河ドラマ「西郷どん」(18/NHK)、映画『OVER DRIVE』(18/羽住英一郎監督)など。現在、ドラマ「中学聖日記」(TBS)、「PRINCE OF LEGEND」(NTV)に出演中。今後の公開作に『二階堂家物語』(2019年1月25日公開)、『PRINCE OF LEGEND』(2019年3月21日公開)、『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(2019年3月21日公開)がある。またWOWOW『盗まれた顔~ミアタリ捜査班~』(1/5~放送)にも出演する。

【鈴木伸之(すずきのぶゆき)プロフィール】
1992年10月14日生まれ、神奈川県出身。
2010年「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、俳優活動を開始。主な出演作は、映画『桐島、部活やめるってよ』(12)、HiGH&LOWシリーズ(15~17)、ドラマ「あなたのことはそれほど」(17/TBS)、映画『東京喰種 トーキョーグール』(17)、『リベンジgirl』(18)など。現在、ドラマ「PRINCE OF LEGEND」(NTV)、「今日から俺は!!」(NTV)に出演中。また、映画『PRINCE OF LEGEND』の公開が2019年3月21日に控えている。

【インタビュー撮影:ナカムラ ヨシノーブ】

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映画『jam』
<ストーリー>
主人公は3人。場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳翔)は、熱烈なファンに支えられ舞台では華やかに輝きながらも、いつも心に空虚感を抱えている。ある日のコンサート終わり、ファンの一人・昌子(筒井真理子)に付きまとわれ、そのまま彼女の暴挙に巻き込まれ、彼女の自宅に監禁されてしまう。一方、大切な彼女が瀕死の重傷を負ってしまい、毎日彼女の意識回復だけを望むタケル(町田啓太)。彼は、“善いこと”貯金をすれば、彼女の意識が戻るのではないかと信じ、毎日必死に生きる。そして、刑期を終え、刑務所からシャバに戻ったテツオ(鈴木伸之)。自分を刑務所送りにしたやくざに復讐を仕掛けるために、やくざ事務所に単身殴り込みをかける。彼らのストーリーが同時間&同じ街で交差し絡み合いながら、それぞれの人生の”因果応報”が巡り巡って行くのだった・・・。

エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
監督・脚本・編集:SABU
出演:青柳翔 町田啓太 鈴木伸之 秋山真太郎 八木将康 小澤雄太 小野塚勇人 佐藤寛太 野替愁平 清水くるみ 筒井真理子
配給:LDHPICTURES
コピーライト:©2018「jam」製作委員会
公式HP:https://ldhpictures.co.jp/movie/jam/

2018年12⽉1⽇(⼟)より新宿バルト9ほか全国公開

青柳翔さん&町田啓太さん&鈴木伸之さん3ショット
直筆サイン付きチェキプレゼント

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『jam』-(119)