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古川毅インタビュー! 映画『犬鳴村』 健司ならではの空気感を感じてもらえれば!

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『呪怨』『THE JUON/呪怨』などで知られる、ホラー界の巨匠・清水崇監督の最新作『犬鳴村』。舞台は、日本に実在する心霊スポット“犬鳴村”。しかし、“犬鳴村“は地図上にその痕跡は残っておらず、ただ分かっているのは、「旧犬鳴トンネルの先にある」と言われていることだけ。「近くの小屋には死体が山積みされている」「トンネルに入ると車に乗っていた男性が突然笑い出し、精神病院へ20年間入院した」といった恐怖体験が絶えないスポットだ。常に恐怖体験で名が上がる日本最凶スポット「犬鳴村」がついに映画化された!

ダンス&ボーカルユニット「SUPER★DRAGON」メンバーであり、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(19)で人気を集めた古川毅が、本作で謎の青年・成宮健司役という難しい役どころに挑戦。新しいジャンルの作品で、また違う一面を見せてくれた彼に話を聞いた。

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― 今作の出演オファーを受けたときのお気持ちはいかがでしたか?

実は僕、ホラー作品を観ることが苦手なんです。演技経験もそんなに多くない自分がこういうジャンルに足を踏み入れるという緊張と怖さもありました。

― それでも今作に出演しようと思ったのは?

作品としてとても魅力があったので、断る理由はなかったです。

― ホラー作品があまり得意ではないということですが、このポスターも怖いですよね。

そうですね。SNSでも話題になっていて、凄いなと思いました。

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― 台本を読まれていかがでしたか?

けっこう凄い映像になるんだろうなと感じました。

― 健司役を演じられていかがでしたか?

「犬鳴村」という土地自体がホラーであり、抗えない運命というところも怖さだと思いますが、この作品にはファンタジー的な要素もあって、そのポイントの1つに僕が演じる健司がいます。謎の青年なので、すべてにおいて演じることが難しかったです。

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― 演じる時に心がけていたことはありますか?

健司ならではの空気感です。ちょっと不気味な感じと、優しさと切なさを持った人間らしい部分もある。後半に向けて感情が高ぶっていき、だんだんと健司の本当の姿が見えてくると思うので、そのあたりを意識していました。その空気感を感じていただければと思います。

― ロケ地によって、その気持ちに相乗効果があったのでは?

確かに、ロケ地でも少し気味が悪いポイントがありました。そして、季節的なものと山だったからかもしれませんが、待機部屋にたくさんのカメムシがいるんです。飛んでいたり、天井にも張り付いていて。待ち時間が長いとき部屋で寝ていると、カメムシが顔に落ちてきてそれで起きるという現象が・・・(笑)。それは映画関係なく怖かったです。

あとは、待機部屋でご一緒していたとある役の方たちが、待ち時間でも怖いメイクでいらっしゃるんです。そのまま普通に会話しているんですが、なんかその状況がとても新鮮で、ずっと怖かったですね。顔だけじゃなくて衣装もそのままなので、怖かったです。

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― 共演された皆さんは年齢が近い方が多かったと思いますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

撮影は大変でしたが、みんなでワイワイして楽しかったです。みんなで食事に出かけたりもしました。今でもたまに連絡を取り合っているんです。(SUPER★DRAGONの)ライブにも来てくれて嬉しかったです。

― 本作では三吉彩花さん演じる主人公・森田奏の家族の様子が映し出されています。古川さんがご自身の家族を見て「ああ、家族だなぁ」と感じたことはありますか?

最近一人暮らしを始めたのですが、自分が意外とキレイ好きだったんだなと気がつきました。だらしないところもあるんですが(笑)、物を整頓して並べておかないと落ち着かないんです。両親ともに几帳面なので、やっぱり親子なのかなと。一緒に住んでいるときはあまり気にしていなかったのですが、そういうことが自然と染み付いているんだなと感じました。

― ホラー作品は苦手とのことですが、どういうところが苦手なんですか?

特にジャパニーズ・ホラーが怖いんです。身近に感じてしまうからかもしれません。だから、洋画のゾンビはグロいとか、気持ち悪いと思うことはあっても怖いとは思わない。やっぱり、同じ日本人の心理を知り尽くした人が作るホラーは怖いですね。

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― では、古川さんご自身が今、一番怖いものは何ですか?

ゴキブリです。子どもの頃は昆虫を飼っていたりしたけど、ゴキブリだけは昔からダメだったかな。一人暮らしを始めて、まだ新居にゴキブリは出ていないんです。だから、(ゴキブリに)会うことのないように必死です(笑)。見るのもダメなので、ビクビクしてます。

― 本作の完成作品をご覧になった感想をお聞かせください。

率直に面白かったです。特に前半がずっと怖かった。(西田明奈役を演じた)大谷凜香さん、怖かったですね・・・。

― 後半が怖い・・・という方もいらっしゃいました。

人ぞれぞれにポイントがあるのかもしれないですね。僕の場合は、後半も怖いんですが、物語の謎を解いていこうと脳や視点がシフトされていくので、そちらのほうが気になってしまう。でも、前半はどういう物語なんだろう・・・と、探り探り観ているので「うわ~、ここでこう来るんだ!」というところがたくさんあって、もうドキドキです。

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― 清水崇監督とお仕事をご一緒されていかがでしたか?

ホラー界の巨匠で、第一線に立つ清水監督とお仕事をご一緒させていただいて、本当に光栄でした。監督から色んなことを勉強させていただき、とても幸せでした。監督の演出により、僕が演じる健司の人間的な部分をたくさん引き出していただいたと思います。監督から教えていただいたことが全部出し切れたかはわかりませんが、これまで出演してきた作品とはジャンルも違うし、僕の新しい面も見ていただけたら嬉しいです。

― 特に印象深いシーンはありますか?

僕は謎の青年を演じていますが、物語が進んでいき僕の役どころが分かるシーンは感慨深いです。そこから健司というキャラクターの存在がより深くなっていくような気がします。何かを訴えかけている中に優しさがあるんです。

― では、最後にこれからご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。

抗えない運命みたいなものは、皆さんも少なからず持っているかもしれません。もしかしたら、自分も同じような体験があるかもしれない。そうやって共感しながら観ていただくのも面白いと思いますし、怖いホラー作品ですが、どこかファンタジーな要素もありますので、それらを含めて純粋に楽しんでください!

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【古川毅(ふるかわ つよし)プロフィール】
2000年2月27日生まれ。東京都出身。9人組ダンス&ボーカルユニットSUPER★DRAGONのメンバー。主な出演作品に、映画『兄友』(18)、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(19)「ねぇ先生、知らないの?」(20)などがある。

インタビュー撮影:ナカムラ ヨシノーブ

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映画『犬鳴村』
<STORY>
臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。
「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」奇妙なわらべ歌を歌い出しおかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして、繰り返される不可解な変死。
それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。突然死した女性が死の直後に残した言葉「トンネルを抜けた先に村があって、そこで●●を見た・・・」
これは、一体どんな意味なのか?
全ての真相を突き止めるため、奏は犬鳴トンネルに向かう。しかしその先には、決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった・・・。
身も凍る恐怖と戦慄、古より続く血の祝祭からあなたは逃げられない。

出演:三吉彩花
坂東龍汰 古川毅 宮野陽名 大谷凜香
奥菜恵 須賀貴匡 田中健 寺田農 石橋蓮司
高嶋政伸 高島礼子
監督:清水崇
脚本:保坂大輔 清水崇
企画プロデュース:紀伊宗之
©2020 「犬鳴村」製作委員会
公式サイト:https://www.inunaki-movie.jp/
公式SNS:Twitter:@Inunakimura2020
Instagram:inunakimura2020

2月7日(金)より 全国公開中

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