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高杉真宙、「京都で青春できた!」 映画『逆光の頃』完成披露上映会

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映画『逆光の頃』の完成披露上映会が、6月10日、東京・新宿シネマカリテにて行われ、主演の高杉真宙をはじめ、共演の葵わかな、清水尋也と、小林啓一監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、異才のマンガ家・タナカカツキの名作「逆光の頃」から、「僕は歪んだ瓦の上で」「銀河系星電気」「金の糸」の3編のエピソードにオリジナルを加え実写映画化。京都の街を背景に、少年の揺らめきときらめきを映し出す。友情、恋愛などに不安を抱えながらも一歩進み出そうとする、京都生まれ京都育ちの孝豊役を高杉、孝豊の幼なじみ・みこと役に葵、孝豊の友人でバンドマン・公平役を清水が演じる。

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全編、京都ロケで撮影された本作について、高杉は「初めは周りの方に『観光に来た男の子』って言われていたんですが、どんどん京都に馴染んでいきました。自分の学生時代とすり替わっちゃうぐらい青春できて楽しかったです」と嬉しそうに振り返った。

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葵も「同級生みたいな感じで仲良く撮影できました」とニッコリ。「撮影が終わる前日ぐらいまで方言の練習をしていたので、少しでも京都の子の雰囲気が出ていたらいいなと思います」と充実感をのぞかせる。

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一方、高杉とは映画『渇き。』で共演を果たしている清水は、「『渇き。』の時は直接セリフを交わすことはなかったけれど、今回は、休憩中にギターの練習をしたり、一緒に洋服を見に行ったりして、コミュニケーションをたくさん取れて楽しかったです」と明かした。

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『ぼんとリンちゃん』に続き、小林作品に2回目の出演となる高杉は監督の印象について「作品への愛が凄い。現場では毎回心が折れて一回帰るという感じ。撮影中に何度も壁にぶち当たらせてくれる厳しい監督です。でもそれが嬉しい」と素直な気持ちを吐露。葵も、「いい意味でしつこい監督です」とし、「監督の頭の中に、役のイメージがしっかりあって、そこから指1本もはみ出してはいけないんです。その中で自分らしさをどう演じられるか考えて頑張りました」と、コメントした。

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最後に高杉は「この映画を観て、『どうして京都で生まれなかったんだろう?なぜ京都で学生生活を送らなかったんだろう・・・』と悔しく思った。それぐらい京都の街がステキに映し出されています。僕らが演じた役がらがどこかで生きていると思ってもらえたら嬉しいです。リラックスできる映画なので何度も僕たちに会いに来てほしい」とメッセージを伝え、舞台挨拶を終えた。

『逆光の頃』
<STORY>
日本の歴史を感じさせる古都、京都。
京都生まれの京都育ちの赤田孝豊。どこにでもいるような平凡な高校二年生の孝豊は、同級生たちとの友情やケンカ、幼なじみの女の子への恋などを経験していく・・・。
思春期ならではの人生に対する漠然とした不安を抱えながら、
一歩前に進みだそうとする。

脚本・監督:小林啓一(映画「ももいろそらを」「ぼんとリンちゃん」)
原作:タナカカツキ「逆光の頃」(講談社「モーニングKC」所載)
出演:高杉真宙 葵わかな 清水尋也 金子大地 田中壮太郎
映画のコピーライト:(C)タナカカツキ/講談社・2017 東映ビデオ/マイケルギオン
原作のコピーライト:原作/タナカカツキ「逆光の頃」(講談社「モーニングKC」所載)
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイト:http://gyakko.com

7月8日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開