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ヘレン・ミレン×石坂浩二 日英名優初対面!黄金の花束もらい大感激!『黄金のアデーレ 名画の帰還』

第28回東京国際映画祭特別招待作品

タイトル

オスカー女優ヘレン・ミレン×石坂浩二 日英名優初対面!
黄金の花束もらい大感激!日本のファンに笑顔で感謝

オフィシャル1

アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演最新作、クリムトの名画をめぐる感動の実話を描いた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』が11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他で全国公開いたします。

本作品は、10月22日₍木₎より開催となった、第28回東京国際映画祭の特別招待作品に選出。10月24日₍土₎の上映に合わせ、主演のヘレン・ミレンが『REDリターンズ』以来、約2年ぶりに来日。今回が初来日となるサイモン・カーティス監督とともに、舞台挨拶イベントに登壇いたしました。
22日に行われたレッドカーペットでも、集まった多くのファンにサインや写真まで一緒にとる丁寧なファンサービスで応え、英国デイムとして他を圧倒する気品を振りまいたヘレン。本日の舞台挨拶では、そんなカーペットでの経験を「天気も良くてとても興奮しましたし、日本のファンの方は本当に素敵で、本当に素晴らしい経験でした。」と振り返り、終始チャーミングな笑顔で映画の魅力を語りました。また、今回特別ゲストとして、二科展入選経験もあり、絵画に造詣の深い石坂浩二さんが、映画のタイトルにかけて、黄金に輝く花束を持って登場。「まるで自分のことのように、心に響く名作」と作品を称賛し、同世代でもあるヘレンについても「エリザベス女王と同じ気品といい意味での威圧感がある、本当に美しい方」と大絶賛。貴重な日英名優の対面が実現となりました。

オフィシャル2

<ヘレン・ミレン>
Q本作の出演オファーを引き受けようと思ったきっかけや決め手は?
オファーは沢山きますけど、良い映画のオファーというのは正直少ないのです(笑)。ですが、この作品、マリアという役柄は良いものだと私の女優魂が伝えてくれたのです。非常に胸を打たれました。私は戦後に生まれたのですが、戦争の時代に生きた人々の思いをこの映画を通して学び、家族を失うという悲しみ、また自分のアイデンティティーを失うことの辛さを伝える一人になりたかったのです。楽しかったら笑ってください、悲しかったら泣いてください。一番大事なのは映画を楽しんでください。

Q「クィーン」でのエリザベス女王や本作でのマリアなど、実在の人物を演じられるにあたって、特に意識されることなどありますか?
まず、マリアを知っている親族や関係者の方のために、彼女になるべく似せようと努めました。髪形や目の色を変えるなど、外見もはもちろん、なにより大事である「彼女の内面に近づくこと」を意識して、彼女の目を通して物事を考えるように意識いたしました。
(受けて監督):マリアの親族に映画を観てもらったのですが、本当にヘレンはマリアにそっくりだと好評でした。

Qプライベートとお仕事含め3度目の来日ということですが、いかがですか?
私の夫は監督で、私を女優として育成するにあたって、小津、黒澤監督の映画を沢山観せてくれました。日本には本当にすばらしい映画文化が根付いていると思います。先日のレッドカーペットも天気も良くてとても興奮しました。日本のファンの方は本当に素敵で、素晴らしい経験でした。今日は監督をパチンコに連れていきます。監督は「パチンコ」の意味を全く知らないそうなので(笑)

Q先日イギリスのミラー紙で“最も影響力のある女性NO.1”に選ばれ、年齢を重ねてどんどん美しさが増し、お仕事もバリバリされていらっしゃるヘレンさんに憧れる女性が日本にも沢山います。そんな風に年を重ねられる秘訣は?
私はそんなに若々しくないですし、特に朝起きた瞬間はそんなに美しくないの(笑)。世界にはとても悲しいことも多いけれど、私はとても楽観的で、基本的に地球は美しい場所だと思っています。だからできるだけ長生きしたい。その理由は、テクノロジーがどこまで発達するかどうかを見届けたいという好奇心が大きいわ。もしかすると、そうした強い好奇心が若々しくなる秘訣かもしれませんね。

<監督>
Q.実話がベースの本作を、映画化しようと思ったきっかけは?
これはまさに21世紀の物語。マリアが生まれた21世紀のウィーンは、天才的な文化を生み出しましたが、自分の祖母もマリアに似たような経験をしていることもあり、マリアのことを心から尊敬している。この役をヘレンにぜひやってもらいたいという夢が叶ってとても光栄です。

<石坂浩二さん>
Qヘレンさんとは同世代でいらっしゃいますが、お会いになられていかがですか?
何十年も前ですが、エリザベス女王がNHKにいらしたときに、すごく近くに並ぶことができた。今回も同じような思いです。ヘレンさんは気品があって本当に美しい方。そしてなんというか、威圧感が本当にすごい。もちろん良い意味で。

Q今回ヘレンさん演じるマリアは、ちょっと頼りなさそうな弁護士のランディとタッグを組み「相棒」関係となりますが、「相棒」といったらの石坂さんから見て、本作のマリアとランディの掛け合いはいかがでしたか?
水谷豊さんの相棒を務めるのも大変そうですが(笑)、マリアとともに政府と闘う相棒を務めるのは比べ物にならないくらい大変だと思いました。マリアとランディはいつの間にか自然に相棒になっていて、最後はまるで恋人のように見えてきました。

[作品紹介]
クリムトが描いた一枚の肖像画。幸せな記憶を封印したウィーンで、私は家族を取り戻す。ナチスに奪われたクリムトが描いた伯母の肖像画返還を求め国を訴えた女性の奇跡の実話。一人の女性が、喪失から立ち上がり、奇跡を起こすー最後に明かされる真実が、前へと進む力をくれる希望と感動の実話。

◆監督:サイモン・カーティス 『マリリン 7日間の恋』
◆脚本:アレクシ・ケイ・キャンベル
◆出演:ヘレン・ミレン『クイーン』(アカデミー賞主演女優賞受賞)、ライアン・レイノルズ『あなたは私の婿になる』 ほか
配給:ギャガ
(C)THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015
公式サイト:http://golden.gaga.ne.jp/

11月27日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー