佐野勇斗、鈴木仁や眞栄田郷敦らと撮影半年前からバンド練習し絆を深める！「大自信作です！！」映画『小さな恋のうた』の完成報告記者会見＆舞台挨拶

in CINEMA, Report(CINEMA) · 2019/03/16

Tags: トミコクレア, 世良公則, 佐野勇斗, 小さな恋のうた, 山田杏奈, 森永悠希, 橋本光二郎監督, 眞栄田郷敦, 鈴木仁

映画『小さな恋のうた』の完成報告記者会見と完成披露舞台挨拶が、3月13日、東京・新宿バルト9にて行われ、佐野勇斗（M!LK）、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁、トミコクレア、世良公則と、橋本光二郎監督が登壇した。

MONGOL800の名曲「小さな恋のうた」を基に映画化された本作は、沖縄の小さな町を舞台に高校生たちがバンド活動を通じて、フェンス向こうの米軍基地に住む少女のために想いを届けようと奮闘する姿を描き出す。主人公のボーカル担当・真栄城亮多役を佐野、ドラム担当の池原航太郎には森永、唯一の女性バンドメンバー・譜久村舞役を山田、舞の兄で亮多の親友・譜久村慎司役を眞栄田、ベース担当の新里大輝役に鈴木が扮し、バンドメンバーは、クランクインの半年前から楽器の練習に励んだ。

記者会見において、佐野は「クランクインの半年も前から準備させてもらえる作品はない。作品の中で実際に楽器を弾いて歌うのも初めてでしたが、その半年の練習があったからこそ5人の絆も深まり、実りある濃い時間になりました。バンド感が映画にも出ていると思います」と充実した時間を振り返る。同楽曲については「もちろん知っています。中学の頃、音楽室からこの曲が聞こえてきて、メロディにひと目惚れしたんです。家に帰って母親に頼んで、初めてダウンロードしたのがこの曲。思い出深い曲ですね」と語る。

ドラム経験のある森永は、今回もドラムを担当するが「経験があったからこそ、『経験者なのに･･･』と思われないようにプレッシャーを感じたので、一生懸命練習しました」と、経験者なりの苦労を吐露。山田も楽器経験はなし。「エレキギターに初めて触るところから始めました」としながらも「森永さんと演奏中に目が合うと楽しかった」と、バンドの楽しさも習得した様子。

本作で役者デビューを果たした眞栄田は、実兄である新田真剣佑からは「1回やってみれば？」と勧めらたようで、父の千葉真一は「本読みを一緒にしてくれたり、現場にも一度来てくれました。色々アドバイスももらいました」と明かし、感謝の気持ちを表した。

また、楽器未経験というより、音楽に苦手意識があったという鈴木は「昔はリコーダーや鍵盤ハーモニカをサボってたタイプでした」と告白。それでも「この映画を通して音楽の楽しさを知り、バンドの素晴らしさも知ることができました」と新たな出会いを喜んでいた。

その後、観客の待つスクリーンに移動し、舞台挨拶を遂行。今回の完成披露では、上映が始まるまで全ての情報が知らされていないという特別なもの。上映が終わりキャスト陣が登壇すると会場は大歓声に包まれた。

沖縄での撮影ロケについて森永は「男子チームは一緒のホテルに泊まっていたんですが、みんな自分の部屋に帰る前に僕の部屋に来るんです。キッチンや洗濯機の付いたタイプの部屋だったので、毎晩自分がみんなのごはんを作っていましたね。撮影していても昼休みが過ぎたあたりから、『今日のおかずは何にしよう』なんて考えていました(笑)」とエピソードを披露し、仲の良さを伺わせた。

佐野が一番好きなシーンは「屋上で3人が歌っているところ」を挙げ、「演じていても、完成作品を観ても気持ち良くて、感情移入できました」と晴れ晴れとした笑顔を見せる。アメリカ出身のクレアは本楽曲について「日本語はわからなかったので、ネットで英語の歌詞を読みましたが、とてもいいメッセージだと思いました」と明かし微笑んだ。
ライブハウスのオーナー・根間敏弘役を務めた世良は、彼らのひたむきさに感動した様子で、バンドとしても絶賛。過去には自身のアルバムで同楽曲をカバーしたこともあり「次にカバーすることがあったらこのメンバーで演奏してほしい」と話し、佐野たちを喜ばせていた。