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ソン・ガンホ来日! 是枝裕和監督「今一番撮りたい役者」と絶賛! 映画『弁護人』初日舞台挨拶

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映画『弁護人』の初日舞台挨拶が、11月12日、東京・新宿武蔵野館にて行われ、来日中の主演俳優ソン・ガンホとプロデューサーのチェ・ジェウォン氏が登壇。ソン・ガンホの大ファンという是枝裕和監督もお祝いに駆けつけた。

韓国で公開1ヶ月で観客動員数1,000万人を突破し、同国の映画賞・青龍映画賞、大鐘賞など様々な映画賞で20冠を達成した社会派ヒューマンドラマ、映画「弁護人」。本作は1981年に軍事政権下の韓国で実際に起きた釜林(プリム)事件をモチーフに、売れっ子税務弁護士のソン・ウソクが、ある事件をきっかけに人情派弁護士へと変わっていくさまを描く。

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2006年公開の『グエムル-漢江の怪物』以来約10年ぶりの来日となった、“韓国の至宝”ソン・ガンボ。「この作品は、観た人の胸を熱くする映画。多くの方に愛され、記憶に残る作品です。」と自信を覗かせる。さらに日本と韓国の文化の違いについて触れ、「日本と韓国は近いけれど、文化も歴史も違います。だけど、映画は文化において一番美しくて重要な役割を担っていると思います。映画を通して心がひとつになったり、お互いを理解したり気持ちを共有することができる。本作や韓国映画を通してみなさんは韓国を知り、私たちは日本映画を通して日本を知る、映画がそういうきっかけになってくれれば嬉しいです」とコメント。「この映画は、大統領としてのノ・ムヒョン氏を描いたのではなく、実際に起きた事件を通して、彼が生きてきた姿、人としての献身を描いています。日本のみなさんにも共感していただける作品だと思います」と続けた。

チェ・ジェウォン氏も、「この作品は勇気を持って製作しました」と自信を覗かせ、次回作にもソン・ガンホを起用。「彼と一緒に撮影した『密偵(原題)』が日本でも来年公開予定です。ぜひこちらの作品も愛してもらえるとうれしいです」とPRを忘れなかった。

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「みなさんと同じく、ソン・ガンホさんの大ファンの一人です」と登場した是枝監督。花束をガンホに贈り、「『弁護人』はソン・ガンホさんを堪能できる映画だと思います!」と絶賛した。さらに「なかなか日本では現代史を扱った映画は企画が通りにくくなっているので、監督として、こういう映画がきちんと作られて大ヒットするという環境がすごくうらやましくもあり、もっと頑張らなきゃなと思わされる、志の高い作品だと思いました」と絶賛。
ソン・ガンホも「私が尊敬している是枝監督が、この場に駆けつけてくださって本当に光栄です」と恐縮しきりの様子だった。

是枝監督が「具体的に何か企画があるわけじゃないけれど、ソン・ガンホさんは、今一番撮りたい役者さんなのでそんな未来が来たら嬉しいですね」と明かすと、満面の笑みをみせたガンホ。観客からも大きな拍手が送られた。

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映画『弁護人』
【STORY】
1980年代初めの釜山。学歴はないが、様々な案件を抱える売れっ子、税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)。大手企業からのスカウトを受け、全国区の弁護士デビューを目の前にしていた。ある日、駆け出しの頃にお世話になったクッパ店の息子ジヌ(イム・シワン) が事件に巻き込まれ、裁判を控えているという情報を耳にする。クッパ店の店主スネ(キム・ヨンエ) の切実な訴えを無視出来ず、拘置所の面会に行くが、そこで待ち受けていたジヌの信じがたい姿に衝撃を受ける。多くの弁護士が引き受けようとしない事件の弁護を請け負うことに決めるが…。

監督:ヤン・ウソク
脚本:ヤン・ウソク、ユン・ヒョノ
出演:ソン・ガンホ 『運命の王-歴史を変えた八日間』 『観相師』『スノーピアサー』『凍える牙』
イム・シワン(ZE:A) 「ミセン-未生-」「トライアングル」「太陽を抱く月」、
キム・ヨンエ『明日へ』
クァク・ドウォン『タチャ-神の手-』『悪いやつら』、
オ・ダルス 『ベテラン』『国際市場で逢いましょう』
2013年/韓国/韓国語/カラー/127分
原題: 변호인
提供:彩プロ、スプリングハズカム
配給:彩プロ
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公式サイト:http://www.bengonin.ayapro.ne.jp/

新宿シネマカリテほか 全国順次ロードショー!