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笑って笑ってチャリティに参加できる【Act Against AIDS 浅草寄席】 小倉久寛、渡辺正行らが落語を披露

俳優 小倉久寛の呼びかけで2008年からスタートしたエイズ啓発チャリティイベント AAA(アクト・アゲインスト・エイズ)「浅草寄席」が今年も12月3日(日)に浅草で行われた。出演者は小倉久寛の他、渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰、山口良一、ウクレレえいじ。そしてかつて劇団SETに存在していた伝説のコントグループ「SET隊」の妹分として、新たに小倉久寛プロデユースのもと山城屋理紗、安川里奈、木下桜の3人で「おSET隊」が結成され、初お披露目された。
公演前に小倉久寛と渡辺正行が漫才のように楽しい囲み取材を行い、その後、小倉が特別に取材陣のために落語を披露してくれた。

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渡辺正行 小倉久寛

囲み取材では、小倉久寛と渡辺正行が登場し、まずフォトセッションが行われたのだが、フォトセッション中も漫才のようにしゃべりぱなしの二人。トークは面白いのだが「写真に納まるには笑顔も動きもぎこちない」と、すぐおSET隊の3人が呼ばれて参加。華やかな写真撮影ととなった。

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おSET隊(木下桜、安川里奈、山城屋理紗) 渡辺正行 小倉久寛

今回で9回目になった【Act Against AIDS 浅草寄席】。渡辺から「小倉さんの落語は味がある」と褒められると小倉は「褒めるところがないと『味がある』と言われる」とちょっとすねてみせる。それに対して渡辺は「味しかない」とたたみかけ、漫才のような楽しい囲み取材を展開した。
一方、明治大学の落研出身で、落語には特別な思いを持つ渡辺。学生時代は「枕でどっかんどっかん受けて本編はぐずぐず」と語ると、小倉に「それでコントに(転向したの)?!」と突っ込まれた。渡辺は今も「ネタは十くらいある」と言うも「受けるネタは1つ」で、そのネタ「時そば(時蕎麦)」をこの日も披露する。

「おSET隊」は、かつての伝説のコントグループSET隊(岸谷五朗、寺脇康文、山田幸伸) に敬意を表しての命名。スーパーエキセントリックシアターの劇団員3人は「さくら・やすぴー・山城屋(本名です!)と呼んでください」とアピールした。

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囲み取材に続いて、小倉が取材陣のために特別に落語を披露してくれた。

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演目は目黒不動にお百度を踏み、人間に生まれ変わった犬のお話「元犬(もといぬ)」。
「頑張ってやるので、みなさんも頑張って聞いてください」と緊張の面持ちの小倉だったが、さすが9回目の【浅草寄席】。記者たちは小倉の落語に大笑いしていた。

この浅草寄席トの収益金は全額チャリティとし、収益金は主に国内・外の感染者、患者への支援に役立てられるほか、啓発パンフレットやポスター、パネルとなり、全国各地の小・中学校、高校、大学、専門学校、保健所等でエイズ教育や地域イベントに活用されるとのこと。

来年は10回目を迎える【Act Against AIDS 浅草寄席】。小倉は「来年10回だが、構想はない。(笑) 人生も人任せの40数年。全部、三宅さんにお任せだったし」と言うが、笑って笑ってチャリティに協力できる嬉しいイベントとして、来年も盛況であってほしい。