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有澤樟太郎「もし自分にオファーがなかったらうらやましく思ったはず」ミュージカル『民王』で届ける真っ直ぐなメッセージ! 「このパワーで日本を元気にしたい」

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池井戸潤氏の長編小説『民王』が初のミュージカル化! 東京・シアタークリエにて9月6日から10月6日まで、その後、大阪と福岡でも上演される。

原作は、ひょんなことから内閣総理大臣と大学生の息子の心と体が突然入れ替わり巻き起こる混乱を、社会や政治への皮肉や風刺を絡めて描く、2010年に刊行された政治コメディ小説。2015年にテレビ朝日系でドラマ化、2024年にはオリジナルストーリーとしてドラマ「民王R」が放送され、好評を博した。池井戸氏の小説が舞台化されるのは初めてとなる。

総理大臣の息子、武藤翔を演じるのは、ミュージカル『HERO』にて単独主演を務め、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』で帝劇初主演。さらに『キンキーブーツ』、『ジャージー・ボーイズ』、『キングダム』などの多くの作品でメインキャラクターを好演し、注目を集めている有澤樟太郎。稽古前から楽しみでしかたないという有澤さんに本作への想いを語ってもらった。

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― 今回、池井戸潤先生の作品として初めての舞台・ミュージカル化ということで非常に注目が集まっています。この記念すべき舞台で主演を務められると決まった時のお気持ちと、役に対してどのような印象をお持ちかお聞かせください。

ミュージカル『民王』への出演が決まった時はとても驚きました。池井戸潤さんの小説がミュージカルになるということにも驚きましたし、もし自分にオファーが来ていない状態でこの発表を見ていたら、「絶対に出たかった」とうらやましかっただろうなと思うくらい、とても魅力的な作品です。そんな作品に主演でオファーをいただけたのは、とても嬉しかったです。

日本でオリジナルミュージカルを制作する動きも増えていますが、海外から素晴らしい作品がたくさん来ている中で、日本からも発信したいという思いを感じます。役者としても、そういう作品に携わりたいという人が多い中、まさにこの『民王』という作品、しかもミュージカルで挑戦できることに、今はいろいろな可能性を感じていて楽しみです。

僕が演じる「武藤翔」という役については、正直また「ダメ男」を演じるのか・・・と思いました(笑)。最近演じた『キンキーブーツ』のチャーリーや、他の作品でも、どこか抜けていたり、周りに助けられたりする役が多かったので。でも、原作を読み進めていくと、翔はめちゃくちゃいいヤツなんです。

翔は、大人が言えないようなことをさらっと言ってしまう。それで周りがハッとさせられるような、言葉に真実味がある真っ直ぐなキャラクターです。これは「人間力」が試される役だなと感じています。

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― 翔と似ている、共感すると感じる部分はありますか?

共感できる部分は多いです。こういう人になれたらいいな、と思うような役だと思います。僕自身も状況によりますが、何でも言っちゃうタイプというか、バカなふりをして聞いてしまうようなマインドは持っているので(笑)。翔はそれを“ふり”ではなく、素で言えるタイプなのだと思います。非常に印象に残るセリフも多いので、“有澤樟太郎”の素の部分も少し出しつつ演じていきたいです。

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― 原作やドラマ版との出会いは? また「政治コメディ」をミュージカルでどう表現し、何を大事にしたいと考えていますか?

小説『民王』は、出演が決まってから改めて読ませていただきました。「バカ息子」という設定も含め、作品自体にとても引き込まれました。

ミュージカルで表現する上では、やはりエンターテインメントとしてショーアップされたものを届けたいという気持ちと、原作が持つ「言葉の強さ」を大切にしたいです。翔の真実味のある言葉が、観客の皆さんにしっかり届けばいいなと思います。

また、今回は日比谷(シアタークリエ)での公演ですが、劇場の近くには霞が関や国会議事堂があります。僕もシアタークリエや日生劇場に行くときに、デモが行われていたり、道が規制されていたりする光景をよく目にします。そんな場所でこの作品を上演することに、何か不思議な縁を感じます。政治というテーマに対して身構えてしまう方もいるかもしれませんが、基本的にはコメディですし、親子愛の物語でもあります。全く堅苦しい話ではないので、原作ファンの方にもドラマファンの方にも、安心して楽しんでいただきたいです。

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― 池井戸先生と実際にお会いしてお話しされたそうですが、先生の印象はいかがでしたか? また、作品に活かせそうなインスピレーションはありましたか?

池井戸先生は、とても気さくな方でした。厳しい方なのかなと作品の印象から勝手にイメージして緊張していたのですが、質問したことには何でも答えてくださり、それ以上のことまでお話しいただけて、とても有意義な時間でした。

それに、先生がミュージカルを大好きだということが心強かったです。今回の脚本や楽曲の構成は、ミュージカルが好きな人にしっかり刺さるものになっていると思います。角野隼斗(Cateen)さんの音楽も、クラシックな要素がありつつ、キャッチーで本当におしゃれなんです。デモ音源を聴いただけで「このまま音源化できるのでは?」と思うくらい完成度が高くて。「ミュージカル愛」があふれる新しい作品になると確信しました。

― 父親・武藤泰山役の別所哲也さんの印象はいかがでしょうか?

別所さんと親子役を演じるのは2回目なんです。前回は『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』という作品でご一緒させていただきました。別所さんは本当にオープンマインドで、懐の深い方です。今回もご一緒できて嬉しいです。

今回は「入れ替わり」がある役なので、お互いの癖やイメージを共有しないといけません。別所さんには「(CMの)ハムの人」というイメージや、ラジオの素敵な声、バラエティで見せるお茶目な一面など、いろいろなパブリックイメージがありますよね。幅広い魅力と特徴がある方なので、そういった要素も自分の役の中に取り入れていきたいと思っています。

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― 舞台版ならではの見どころや、翔のキャラクター設定について教えてください。

ドラマ版の翔は少し女子力が高い「女子力男子」という設定だったと思いますが、ミュージカル版はどちらかというと原作に近い、少しチャラついた今どきの大学生という設定になっています。親の七光りを嫌っているような一面もあります。翔が大学の同級生である真衣ちゃんを好きという要素が、舞台版では少し強めに描かれる予定です。

また、ミュージカルだからこそ表現できる「政治家の本音」も見どころです。表向きの演説では言えないような内面を歌に乗せて発信する。一方で、国民側の不満やヘイトも群衆の歌として表現されます。今の時代に合った、非常にパワーのあるミュージカルになると思います。1幕の終わり方も「このシーンで終わるんだ!」というサプライズがあると思うので、原作ファンの方にも楽しんでいただけるはずです。

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― 竹中直人さんをはじめ、共演者の皆さんの印象はいかがですか?

竹中直人さんが参加してくださったのは、もうそれだけで「勝ち」だと思っています(笑)。楽しくなるのは間違いありません。誰も想像できないようなパフォーマンスをされる方なので、何が起こるか分からない怖さはありますが(笑)、僕のことを“マブダチ”と言ってくださる竹中さんが大好きなので、またご一緒できて本当に光栄です。
他にも、歌声も素晴らしい豊原江理佳さんや、初舞台となる乃木坂46メンバーの林瑠奈さんなど、本当に多彩なキャストが揃っています。このメンバーなら、絶対に面白いものができるという確信があります。

― 今回は「入れ替わり」がテーマですが、有澤さんご自身がもし誰かと入れ替わるとしたらどなたがいいですか?

僕の弟です。弟は友達がとても多いんです。最近も友達の結婚式で友人代表スピーチをしていて、「人望が厚いな」と感じました。趣味も多彩で、一人で釣りに行ったりするアクティブさも持っているので、その生活を一日体験してみたいです。

― 素敵な弟さんですね。では、 物語の中の役で泰山以外で入れ替わるなら?

貝原(秘書)です。めちゃくちゃ人気のキャラクターですし、頭が切れて泰山をサポートする姿が本当にかっこいい。もし翔役でなければ、貝原をやってみたいと思うくらい魅力的な役です。

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― 最後に、上演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

これはすごいことになると確信しています。稽古前からクリエイターチームの間では良い化学反応が起きています。あとは僕たちキャストがそれを形にするだけです。「この作品で日本を元気にしたい」という思いが、本当に叶ってしまうのではないかというパワーを秘めた作品です。政治というテーマをエンターテインメントとしてショーアップし、笑いの中にも皆さんが持って帰れるメッセージをしっかり込めてお届けします。いつか新しい帝国劇場で上演できるくらい、大きく成長させていきたいと思っています。期待値を上げて待っていてください。よろしくお願いします!

【有澤樟太郎(Shotaro Arisawa)】
1995年9月28日生まれ、兵庫県出身。
2015 年に俳優として活動開始。ミュージカル『刀剣乱舞』で人気を博すと、第 69 回 NHK 紅白歌合戦に刀剣男士として出場。その後、帝国劇場『キングダム』(壁役)、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(主演・ジョナサン・ジョースター役)と、東宝製作の大作で立て続けに主要キャストを務める。2025年は『HERO』でシアタークリエ単独初主演を果たし、さらに『ジャージー・ボーイズ』でのボブ・ゴーディオ、そのほか『キンキーブーツ』(主演・チャーリー・プライス)、『レイディ・べス』のロビン・ブレイク役などの好演も記憶に新しい。。確かな歌唱力と、圧倒的な華を持つ、注目の若手スター。現在放送中のドラマ『親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~』(読売テレビ・日本テレビ系)に本田昌也役で出演中。また、2027年2月~5月にはミュージカル『モーツァルト!』に主演ヴォルフガング・モーツァルト役(トリプルキャスト)で出演予定。

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ミュージカル『民王』
<公演概要>
【東京】2026年9月6日(日)~10月6日(火)/シアタークリエ
【大阪】2026年10月11日(日)~13日(火)/梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
【福岡】2026年10月17日(土)~19日(月)/博多座

【出演】
武藤 翔:有澤樟太郎
武藤泰山:別所哲也
村野エリカ:豊原江理佳
南 真衣:林瑠奈(乃木坂46)
貝原茂平:山崎大輝
新田 理:上川一哉
蔵本 志郎:福田転球
武藤 綾:一路真輝
城山和彦:竹中直人
ほか

原作: 池井戸潤「民王」(文春文庫/角川文庫)
脚本: ツバキミチオ
音楽: 角野隼斗
演出: 永井誠
主催: 東宝/テレビ朝日
製作: 東宝

公式ホームページ
http://tohostage.com/tamiou/

<スタッフクレジット>
ヘアメイク:窪田健吾(aiutare)
スタイリスト:山田安莉沙

撮影:松林満美


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