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キャストは「大変です。身の安全は自分で確保してください」と演出の堤幸彦 舞台『真田十勇士』製作発表会見 

「真田イヤー」の2016年、舞台と映画が同時期に上演・公開となる『真田十勇士』。
その舞台版の製作発表が7月27日に都内で行われ、キャスト15名が揃って登壇した。

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望月歩、青木健、丸山敦史、駿河太郎、高橋光臣、山口馬木也、村井良大、石垣佑磨、荒井敦史、栗山航
 マキノノゾミ、篠田麻里子、加藤和樹、中村勘九郎、浅野ゆう子、加藤雅也、堤幸彦

キャスト&スタッフの挨拶は、脚本のマキノノゾミからスタート。

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マキノノゾミは「再演は作者にとって最大のご褒美」「キャストの皆さんは大変。作者はのんきに初日を楽しみにする。今日は(自分)1人がのんき」と満面の笑み。だが「実は初演時の製作発表の時には、できているような顔をしていましたが台本が1行もできていなかった(笑)」と驚きの告白。

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映画を「絶賛編集中」という演出の堤 幸彦。再演にあたって「演技も殺陣もプロジェクションマッピングも衣装も化粧も何もかも手を加える」と意気込みも新た。「お出になる方に一言だけ」と話し始めるとキャストたちから大きな声と笑いが起きた。続けた言葉は「大変です。覚悟の上、稽古に参加してください。身の安全は自分で確保してください」。キャスト陣からは大きなどよめきが起こった。

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初演から続投する主演の中村勘九郎は「キャスト・スタッフが不可能に挑む」とチームの良さをアピール。さらにNHK大河ドラマの三谷幸喜について真田パクリ発言をしたころから三谷から「こっちが先だもん」というメールを受け取ったエピソードを明かして「真田イヤーにのっかって、(大河ドラマを)こっちが食う勢いで」と意欲満々。

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前回から役柄が変わり、今回は霧隠才蔵役を演じる加藤和樹も「まちがいなく歴史を変える作品になる」「大変なのは重々承知」と自信をみせた。

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AKB48卒業後、初舞台となる篠田麻里子は「時分の最後の仕事だと思うくらいの気持ちでやりたい!」

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初演では加藤和樹演じる由利鎌之助に恋心を頂く筧十蔵役の高橋光臣は開口一番「みなさん、お待ちかねのゲイです」。キャストの変更、新規参加もあって「どこに恋心を抱いたらいいのか分からない」と笑いを誘った。

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「私も53(才)」という加藤雅也は「これから終わりまで修行僧のような生活をやって、かならず成功させたい」。

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「堤が大好きで、お掃除のおばさんでいいから出してほしい耳元でささやき続けて淀殿をゲットしました」と浅野ゆう子。「立ちまわりはとても無理です。疲労骨折でもしたら大変!お笑いのパートを担当して、若い皆さんに守って頂く」とユーモアあふれるトークで会場をわかせた。

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初演時にはキャストが舞台そでに引っ込むとすぐ針を打ったり、マッサージを受けたりしながら演じきった舞台。
堤幸彦は「前回は120の力の舞台。それもできた。人間は慣れる動物ですから、140を目指す」と更にパワーアップした舞台を確約。映画とは違った迫力の舞台を観ることができそうだ。

【製作発表動画】

<公演概要>
【公演名】 舞台「真田十勇士」
【脚本】 マキノノゾミ
【演出】 堤幸彦
【出演者】 中村勘九郎、加藤和樹、篠田麻里子、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、荒井敦史、栗山航、
望月歩、青木健、丸山敦史、石垣佑磨、山口馬木也、加藤雅也、浅野ゆう子 他

【東京公演】 2016年9月11日(日)~10月3日(月) @新国立劇場 中劇場
【横浜公演】 2016年10月8日(土)~10月10日(月・祝) @KAAT神奈川芸術劇場
【関西公演】 2016年10月14日(金)~10月23日(日) @兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

【主催】 日本テレビ(東京公演・横浜公演)/日本テレビ・読売テレビ・梅田芸術劇場・兵庫県・兵庫県立芸術文化センター(関西公演)
【企画・製作】 日本テレビ

<2016年舞台版配役>
猿飛佐助・・・中村勘九郎
霧隠才蔵・・・加藤和樹
火  垂・・・篠田麻里子
筧 十 蔵・・・ 高橋光臣
根津甚八・豊臣秀頼・・・村井良大
久々津壮介・・・山口馬木也
真田幸村・・・加藤雅也
淀  殿・・・浅野ゆう子

◆概要(映画)
監督:堤幸彦
脚本:マキノノゾミ
主演:中村勘九郎
出演:松坂桃李 大島優子 ほか
企画・製作: 日本テレビ放送網
完成:2016年8月予定
配給:松竹・日活
公開日:2016年9月22日

◆概要(小説)
発売:2016年夏 出版社:小学館