注目の若手俳優・大西風雅と岡﨑彪太郎がW主演をつとめる熱い青春ドラマ、舞台「ナイボー!」が、9月30日(水)に東京建物 ぴあ シアターにて開幕した。初日先立ち29日に初日前会見とゲネプロが行われた。

水野美紀 岡﨑彪太郎 大西風雅 安達祐実
本作は、2025年 紀伊國屋演劇賞個人賞 受賞の横山拓也(脚本)と2025年 読売演劇大賞優秀演出家賞 受賞の眞鍋卓嗣(演出)による新作舞台。野球少年たちに与えられた試練と、彼らを見守る大人たちの苦悩と愛情を描く青春野球ドラマだ。
ダブル主演をつとめるのは若手注目の俳優、STARTO ENTERTAINMENT 関西ジュニアの大西風雅と岡﨑彪太郎。
共演には、安達祐実 水野美紀 宇野祥平 山内圭哉 ほか、個性あふれる実力派が揃う。10月18日まで東京建物 ぴあ シアターにて上演されている。
【初日前会見】取材会には大西風雅と岡﨑彪太郎、安達祐実、水野美紀が登壇した。


大西風雅:こうやって岡﨑彪太郎をW主演で、他の演者さんたちもすごい方たちがいっぱいいますので、1番最初に来る心はやっぱり緊張ですかね。緊張の後に楽しいがあるんで、すごい今いい状態だと思います。
(ヨウスケ役は)出演が決まったのが去年で、1回ワークショップをやった時に、僕と彪太郎2人でやって当て書きみたいな感じなので、シーンによっては素に近いとこがあったりします。たぶん2人の関係も1発で見抜かれまして。(実像に)近いなと思うとこもありつつ、スポーツは空手以外やったことなく、野球とかは僕はやったことがないので違いもあるので、そういうところは面白かったです。
あとは、高校生1番思春期でもありますし、自分の実体験を元に、自分の感じたことをいっぱい挑戦したら、ヨウスケという役にハマるかなと思って挑戦していましたね。
僕たちは一応今回主演っていうところを張らしてもらうので、主演っぽい、気持ちは背中で語るぐらいの勢いでという感じです。

岡﨑彪太郎:稽古が1ヶ月ほど前から始まりまして、間もなく開幕ですけど、本当にあっという間やったなというのが最初の印象です。30日間もいっぱい頑張ってやってきたので、その成果を出していきたいなと思っています。
当て書きっていうのもあって、すごくやりやすい役ではあったんですけど、でもその中でハルタなりの悩みはありつつ、それでも明るく振る舞わなければいけないっていうところが、そこが1番難しい、頑張って表現しないといけないなと思いながらも日々格闘してます。

安達祐実:みんなで頑張って稽古で形にしてきたものを、明日初日で、やっと皆様に見ていただけるということで、とてもワクワクしています。
(カンパニーは)とっても穏やかで。野球部員の子たちが本当に部活っぽい感じで、和気あいあいとしていて。その中でもやっぱり年齢が違ったりするので、なんとなくの先輩後輩後輩感があったりして、それがすごく見ていて微笑ましかったです。稽古を重ねていくにつれて、みんなが花開いていく感じで、その姿を目の当たりにできたのはとても素敵な経験でした。

水野美紀:私は初めての関西訛りのセリフの役、初めての野球の監督という役で、新しいチャレンジが詰まった作品なので、四苦八苦しながら稽古してまいりましたが、みんなで一丸となって丁寧に作り上げてきましたので、今日は皆さんの前でこうしてお芝居できるのがすごく楽しみです。
ここにないものをこう浮かび上がらせる、抽象的な舞台なので、見えないボールを目で追って、ここに野球のグラウンドの空気感を立ち上がらせたり、家が出現したり、みんなですごくいろいろ試して工夫して、アイデアを出し合っていく中で、野球チームのメンバーが雰囲気を引っ張ってくれています。
物語の中では、(大西・岡崎)2人の長年培ってきてる関係性、繋がりが役の上でもすごく生きていて、ほんとに楽しい、素敵なお芝居に仕上がってると思います。

―大西さんと岡崎さんとの関係性がお芝居にも生きているという点について、いかがですか?
岡崎:(大西とは一緒に)10年やってきているんで、やりやすい部分はとても多いですね。スキンシップを取るような場面では、普段やらへんからこそ、演技でやらないといけない時にどうしていいかわからない難しさもあったりしました。
大西:ハグするシーンとは、僕たちも10年ぐらい一緒なんで、熟年夫婦みたいな感じで結構絡みがあんまないんですよね。
岡崎:無言も辛くないか。
大西:辛くない感じなんで、今回の演技でハグされた時にちょっとね、
岡崎:たまに。ほんまに嫌そう
大西:ほんまに嫌。うん。でも演技・仕事なんで。(笑)
―本作のポイントだと思うところを1つずつ教えてください。
大西:野球の話ではあるんですけど、家族の話やとも思っていて。お母さん役の安達さんと一緒にやるシーンがあるんですけども、そこが見る人見る世代によって感じ方が全然違うんやろうなという作品やと思っています。親世代が見たら違う涙が出るやろうし、子供が見たらお母さんこんな気持ちなんやって気づいたり、そういうところがすごい面白いなと思うんで、その親子のシーンに僕は注目してほしいですね。
岡崎:野球が題材でキャッチボールをする場面があるんですけど、そのキャッチボールがいろんな組み合わせがあって、陽介とお母さんだったり、僕と陽介のお母さんだったりとか、いろんな組み合わせがあるんですけど、そのキャッチボールがただのキャッチボールじゃなくて、なんかそのキャッチボールとやり取りをしながら、会話だったりとか、感情を出していったり、そういうのも感じていただけたら嬉しいなと思ってます。
安達:野球の場面もたくさん出てきますし、私もキャッチボールをする場面があって、キャッチボール練習なんかもやらせていただいてたんですけど、息子には息子の苦悩があったり、母も子育てをしていく上で葛藤があったり、水野さんも監督としてこの時を経ていく物語なので、みんながみんな最初いたところから1歩踏み出すとか、少し成長していったり、心が豊かになっていったりする物語だなと。挫折もするけど再生していくお話なので、風雅も言ってましたけど、それぞれの目線で楽しく、感動しながら見ていただける作品になっていると思います。
水野:これは家族の愛と、野球を通した高校球児の2人の友情、このドラマが本当にじっわりこう胸に響いてきて、何回見ても、鼻につ~んとくるというか、そんなシーンがいくつもあるので、ほんとにじんわり心にほっこり響く素敵なお話で、その人間ドラマが見どころです。

【ゲネプロ】
同世代屈指のピッチャーだったヨウスケ(大西風雅)とハルタ(岡﨑彪太郎)はシニアリーグ「しのはらベアーズ」の不動のバッテリーだった。だが中学最後の公式戦に、監督の尊(山内敬哉)もエースのヨウスケの姿も無く、ハルタ(岡﨑彪太郎)たちは厳しい戦いを強いられていた。

それは、ヨウスケにとっては、父であり、「しのはらベアーズ」の監督でもある尊が突然この世を去ったから。ヨウスケと母(安達祐実)は悲しみに暮れ、ヨウスケは心を閉ざしていく。

尊(山内圭哉)は生前、親友の三枝(宇野祥平)が監督を務める名門私立高校の野球部へヨウスケが進んでくれたらと願っていた。
ヨウスケは三枝の勧めに従い、その名門私立高校へ進学、野球部に入部するのだが

三枝の期待をよそに、ヨウスケは野球から距離を置くようになっていった。

ヨウスケの母と三枝は心を砕くも、ヨウスケを見守るよりほかなかった。

一方、ハルタは新進気鋭の女性監督(水野美紀)が率いる野球部のある公立高校へ進学。

ハルタは1年生ながらキャッチャーとしてレギュラーを勝ち取り、「それなりの戦力でも勝てる野球」を徹底する斬新な戦法でチームは強くなっていく。


「自分にとって野球とは何か」。
ヨウスケ、ハルタ、2人にかかわる全ての人が自らに問いかけ、それぞれの答えを胸に、才能と実力、友情、家族に向き合っていく――。
『ナイボー!』
2026年9月30日~10月18日 東京建物 ぴあ シアター
脚本:横山拓也
演出:眞鍋卓嗣
出演:大西風雅 岡﨑彪太郎
安達祐実 水野美紀 宇野祥平 山内圭哉
満腹満 池之上頼嗣 井上拓哉 松尾敢太郎 宮瀬隼 徳留洸稀 富田黎 小島佳大
公式サイト: https://niceball-stage.com/















