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「バスタオルを持って来て下さい」 号泣必至!! 「ユーミン×帝劇」 Vol.2 Yuming sings…『あなたがいたから私がいた』ゲネプロ&囲み取材

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松任谷由実が音楽と演劇の融合による新しいエンターティメントのために、今年も帝劇に立つ。
2012年10月、帝国劇場で『8月31日~夏休み最後の日~』を上演。多くの感動の涙を呼んだユーミン&松任谷正隆が、今年も新たな感動を呼び起こす。

[ゲネプロ]
物語は戦争中に青春をすごした3人の男女の友情を描き、時間は戦時と1994年を行き来する。
戦時を演じる若手の3人の俳優と1994年を演じるベテラン俳優たちが、セットと映像と照明が合わさって生み出す時代風景の中を懸命に生きていく。

ユーミンの名曲「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」「守ってあげたい」「ハルジョオン・ヒメジョオン」「春よ、来い」たちが、物語のひとつひとつの場面をオーラのように包みこみ、観客の心へと時に優しく、時に深くしみこませていく。
曲を聴くたびに、観客は物語に心ゆすられると同時に、時代や状況の違いを超えて物語の向こうにいる自分の姿を見つけ、長く胸の奥にしまったものの存在に気づかされるようだ…。

[合同取材]
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本作のポスターに描かれたステンドグラスは、物語を表す、大きな1枚絵。公演プログラムのカバーにもなった絵を背にして、松任谷由実と脚本・演出の松任谷正隆、比嘉愛未、福田沙紀、渡部豪太、石黒賢、藤真理子が並んだ。出演者はゲネプロを終えた直後とあって舞台衣装そのまま。感動と興奮の余韻を運んできた。
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前作では感動の涙をぬぐってもらえるようにと、ユーミンの発案で公式ハンカチが作られた。「さて、今回は?」と聞かれたユーミンの答えは「バスタオルを持って来て下さい!」。自信作の完成にユーミンは「進化している夫!」と手放しでほめた。
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稽古中は錦織圭選手が大活躍し話題をさらった。稽古場では戦後初の日本人プロ選手となった石黒修を父に持つ石黒賢とテニス好きで知られる松任谷正隆がテニス談義に花を咲かせ、そんな二人をユーミンは「羨ましく見ていました」。この日も松任谷正隆が「お父さんのデビスカップのあの試合、生で見ているんですよ」といえば、石黒が「父はあの試合がベストマッチだと言っていました」とテニス話は尽きない様子。
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9月19日の福田の誕生日には松任谷正隆のピアノ、ユーミンの歌でバーステディソングがサプライズでプレゼントされた。母親を通じてユーミンファンであったという福田は「親孝行させてもらったような」と感激しきりだった。
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気の早い記者から次回作の構想を訪ねられた松任谷正隆は「次はSF」と断言。それを聞いたユーミンは「目の前の山を登る方なので…」とまずは『あなたがいたから私がいた』に全力投入する。だが「SFだと言われたら、多作なので曲はあると思います」と尽きない意欲の片鱗を見せた。

【公演情報】「ユーミン×帝劇」 Vol.2 Yuming sings…『あなたがいたから私がいた』 

《東京公演》帝国劇場 10月8日(水)~31日(金)
料金 :S席12,500円 A席9,000円 (全席指定・消費税込)

チケット予約・問い合わせ先
東宝テレザーブ:03-3201-7777(9:30~17:30)

公式サイト : http://www.tohostage.com/yuming/index.html