Open Close

哀川翔がバク宙披露?! ラサール・石井原案・作詞・演出 ミュージカル『HEADS UP!』製作発表

ラサール・石井が原案・演出・作詞をつとめるミュージカル『HEADS UP!』の製作発表が8月17日に行われ、ポスター撮影の行われた玉川区民会館に、個性豊かなキャストが勢揃いした。

IMG_2669s

ラサール・石井は冒頭の挨拶で「学生時代に早稲田のミュージカル研究会だった。その当時の友人が『エリザベート』の小池修一郎さんと高校生だった宮本亜門さん。お茶を飲んだりしながらミュージカルを語ったりしていた。その後3人ともミュージカルをやると思っていたら、私だけお笑いに行ってしまった」と切り出した。
「ミュージカルの演出のオファーが一切来ない。これは自分で作るしかないということで、10年以上前からずっと企画してきた」とミュージカルへの熱い思いを語り、若き日からの夢の実現に喜びあふれる表情を見せた。

IMG_2318s

主役の舞台監督を演じる哀川翔は、本作がミュージカル初出演にして舞台出演2作目。
前回の舞台では「ストレスで余りに痩せすぎて『癌なんじゃないか』と言われたほど苦しんだ」と言う。
にもかかわらず、また舞台への出演となったのは「話をもらった時には、(奥さんとラサールの間で出演が)すべて決まっていまして、ラサールさんのところへ行って『自殺する』と言ったのですが、ラサールさんが『自殺しないようにしますから大丈夫です』と」「ラサールさんは嘘をつかないだろう」と覚悟を決めたようだ。だが、哀川がそう語る隣で、ラサールと橋本じゅんが大いに笑っていた。

IMG_2396s

女優役の大空祐飛は自ら「今日、私だけ作品が違うんじゃないか」と言う華やかな衣装で登場。哀川の長女MINAMIが演じる衣装係を励ます場面もあるとのことで、大物女優を演じてくれそうだ。

IMG_2454ss

中川晃教は「劇場さん」と呼ばれる劇場係役を演じる。語り手のような役どころで「『何もない劇場だが、明かりが入り…すると夢が生まれる』という中川のナンバーから本作は始まる(ラサール談)」とのことで、中川の歌声が存分に聞けそうだ。

IMG_2642s

その他、大道具の橋本じゅん、入野自由、芋洗坂係長という個性あふれる俳優陣と、ミュージカル界注目の若手俳優 相葉裕樹、ミュージカル『アニー』でその才能を知らしめた青木さやかという多彩なキャストが出演する。

IMG_2432s

IMG_2410s

IMG_2472s

IMG_2549s

 

IMG_2577s

「できれば全公演でバク宙したいと思いますので、よろしくお願い致します」とこの日の会見を締めた哀川翔。
どんな初ミュージカルを見せてくれるのか、楽しみになってきた。

IMG_2700s

STORY
ミュージカルファンなら誰もが知る“あの名作”が、1000回の公演を迎え、華々しく終了するはず…だった。が、主演俳優の鶴の一声で、某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することになった!しかしながら、当然、舞台美術は廃棄済み、キャストも足りない、スタッフも人手不足。さらには新人舞台監督のデビュー作でもあった。

とんでもない条件の中でもスタッフたちは、必死に幕を開けようとする。…幸か不幸か、チケットは完売、つまり観客が待っている!
果たして幕は空けられるのか…。主演俳優が「1001回目」にこだわった理由とは…?

ミュージカル『HEADS UP !』
【脚本】倉持裕
【原案・作詞・演出】ラサール石井
【作曲・音楽監督】玉麻尚一
【振付】川崎悦子

【出演】
哀川翔
相葉裕樹 橋本じゅん 青木さやか 入野自由
大空祐飛 中川晃教

【公演日程】
KAAT神奈川芸術劇場 ホール   2015年11月13日(金)~2015年11月23日(月)

兵庫、札幌、岡山公演あり

公式サイト http://m-headsup.com