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山田孝之、「とにかく松田龍平を撮りたかった!」現場で終始ニヤニヤ!?竹中直人監督×山田孝之監督×齊藤工監督共同制作! 映画『ゾッキ』【東京国際映画祭】

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11月8日、映画『ゾッキ』が第33回東京国際映画祭の会場にてプレミア上映され、竹中直人(監督)、山田孝之(監督)、齊藤工(監督)、松井玲奈(女優)、森優作(俳優)、松田龍平(俳優)、大橋裕之(原作)、倉持裕(脚本)、鈴木寿明(蒲郡市長)が登壇。観客とQ&Aイベントを行った。

ミニシアターで公開し、4万人動員の大ヒットとなった『音楽』の作者であり、漫画家大橋裕之の幻の初期作集「ゾッキA」「ゾッキB」を原作に、竹中直人・山田孝之・齊藤工の三人が映画監督として共同制作を実写映画化した『ゾッキ』。脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕が書き上げ、ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑い包まれた、なんだかわからないけど、きっと観た人の明日を楽しくする、唯一無二のヒューマンコメディだ。
タイトル『ゾッキ』は“寄せ集め”という古本市場で使われる特殊用語。そのタイトルの意と同様に、唯一無二の天才漫画家・大橋裕之の才能と竹中直人・山田孝之・齊藤工という三人の異能の監督に眼福豪華な多彩なキャストたちが集められた。

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個性豊かなキャスト陣が揃った本作だが、キャスティングについて竹中監督は、「僕はいつも直感的なもので決めます。ふっと頭の中に入ってきて浮かんだ人」と言い、今回の松井は「イメージ通りでした。ぜひ松井さんに!」と白羽の矢を当て、「お美しい中に不思議な匂いがして、松井さんしかいないと思った」と説明した。

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竹中監督から指名された松井は今回は幽霊役でマネキンを演じているが、「スキンヘッドで白塗りなので、ビックリしましたが人生は何でも挑戦だと思ってお受けしました。楽しくやらせてもらいました」とオファーを快諾。

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山田監督は、松田龍平とのタッグに満足気。山田とは同い年の松田は「山田監督は現場でいつもニヤニヤしてるんですよ。それを見るだけで楽しかったです」とニッコリ。「僕は特に演出ということはなかったけど、他の出演者には熱い思いをぶつけていました」と明かす。山田は「とにかく、松田龍平を撮る!」ということが一番だったようだ。

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その言葉に山田は、「だって、モニターに松田龍平が映っているんですよ。それを見ているだけで嬉しくて!」とニッコリ。「他の人はそうでもなかったので、厳しくやらせてもらいました(笑)」と言って会場の笑いを誘った。

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一方の齊藤監督は、「とてもとても慎重にキャスティングしないといけないと思いました。森さんはかねてからファンでした。とかく俳優は誇張した演技をしがちですが、森さんは地に足がついていて、そこに日常がある貴重な俳優さんです」と森を絶賛する。

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3人の監督が1つの映画を撮るということに、齊藤は「とても貴重な体験でした。原作への思いは共通していたと思うし、『ゾッキ』に対して向かっていく方向はみんな同じだったと思います」と述べ、順調な映画制作をうかがわせた。

また、撮影地となった愛知県蒲郡市の市長・鈴木寿明氏もお祝いに駆け付け、「蒲郡の魅力をたくさん映像で伝えてくださった」と感謝。「映画をご覧になったみなさんも、ぜひ蒲郡にお越しいただきたいです」とアピールした。

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最後に竹中監督は「2018年に『ゾッキA』『ゾッキB』という漫画に出会い、それを読んで震える思いだった。2年後にこうして映画として形になった。必ずやるんだという夢を持っていれば叶うんだと。夢を持ち続けるもんだと思いました」と思いの丈を口にし、作品への熱い思いを伝えていた。

映画『ゾッキ』
吉岡里帆 鈴木福 満島真之介 柳ゆり菜 南沙良
安藤政信 ピエール瀧 森優作 九条ジョー(コウテイ) 木竜麻生
倖田來未 竹原ピストル 潤浩 松井玲奈 渡辺佑太朗
石坂浩二(特別出演)/ 松田龍平 / 國村隼

監督:竹中直人 山田孝之 齊藤工
原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」(カンゼン刊)
脚本:倉持裕
プロデューサー:伊藤主税、山田孝之、川端基夫、川原伸一 企画:谷島正之 竹中直人
製作幹事:and pictures ギャガ
制作: and pictures、ポリゴンマジック
配給:イオンエンターテイメント
©️ 2020「ゾッキ」製作委員会
公式サイト:http://zokki.jp/
公式Twitter・Facebook・インスタグラム:@zokki_movie

2021年 春 全国公開