世界の見え方が永遠に変わる—本当に怖いものが見たいのか。
小野塚勇人（劇団 EXILE）初主演！
共演：恒吉梨絵 大竹一重 白須慶子
監督・脚本：川松尚良（『葬儀人 アンダーテイカー』で世界5大映画祭招待）
骨ノ髄マデ凍ル様ナ晩 森ノ奥ニ 見テシマッタ・・・
木槌（きづち）ヲ振ウ 白イ影ヲ・・・
Jホラー次代のリーダー、川松尚良が叩き付ける全く新しい戦慄—！
実在しながら、ホラー映画のテーマとして扱われたことがない禁断の呪い「丑の刻参り」とは？
観ただけで追われる」—この上なく強力なこの一点に着目した監督は、上映時間の７割がチェイス・シーンという『丑刻ニ参ル』を作り上げた。物語は「丑刻の呪い」の奥深くまで踏み込み、主人公の日常が一気に浸食されていく様を、観客が呼吸を忘れるほどの緊張感で描き出していく。そしてそのラスト―いわれのない追跡と思われたものが、我々日本人が目を背けた現実をあぶり出す。その圧倒的なまでの展開、心してご覧頂きたい。
主演・小野塚 勇人from劇団EXILE
リアルかつ挑戦的な恐怖が横溢する『丑刻ニ参ル』の主人公・健二役。永遠に続くと思われたキャスト探しの中、川松監督は日本随一の表現者集団「劇団EXILE」に注目した。小野塚勇人はメンバーの中でも若手であり、そのしなやかな体躯は健二役に絶対的に必要な日常性を持つ。作品の70％を通して全力疾走し続けるというハードな本作。小野塚は劇団EXILEの名に恥じない「作り物ではないアクション」を披露する。また、過去のトラウマが噴出する深夜の体育館シーン、丑刻の女性と精神的にリンクしてしまう壮烈なクライマックスなど、芝居力が試される川松監督の演出に見事に応え、その隠された実力を遂に開花させている。
ヒロイン・美穂には健康的な魅力をベルビューCMなどで見せてきた恒吉梨絵。謎の「丑刻の女」にはNHK大河での活躍が目覚ましい白須慶子。二人の感情が時にぶつかり合い、時に交じり合い、健二を追い詰める。人間ドラマとしての本作を支えた二人の美しくも哀しい佇まいにも注目だ。
特殊メイクZOMBIE STOCK総帥、中田彰輝氏！
『葬儀人 アンダーテイカー』の迫真のゾンビメイクでハリウッドNo.1特殊メイク工房＝K.N.B.エフェクツ（『トランスフォーマー』『ミスト』）と賞を争った中田彰輝氏（『大奥』『牙狼』シリーズ）がまたも放つ「観客の残酷耐久性への挑戦」—！
仮面と髪で顔をひた隠す丑刻の女の素顔。その過去とは？クライマックス、彼女が自らを「鬼」とすべく取った行動とは？川松監督とのコンビでは常に実際に存在する事象に拘って恐怖ビジョンを展開してきた中田氏の特殊メイク。今回はその究極形となる「変容した人体が更に変容する」という悪夢のようなビジュアルを叩きつける。
＜ストーリー＞
あの晩、僕は逃げていた。彼女から、家族から、友人から、夢から。そして、自分自身からも。
ある真冬の夜、恋人との喧嘩に疲れた脚本家志望の青年・健二が通りがかった人気のない林道。木立の向こうに、彼は見てしまう。狂おしい憎しみを込め、五寸釘を人形に打ち込む白い女を。一旦はその場を逃げ出したものの、健二はふと思う。
「あの恐怖を、もっと深くまで知って脚本にしたら—誰も書いたことがないものが書けるかも知れない」静まり返る森の中へ入り込んだ健二を待っていたのは、かつて誰かが打ち付けた無数の人形と、青白く、一際多くの人形を奇妙な果実のようにぶら下げた大木だった。
そして、森の奥から聴こえて来たのは、おぞましい息づかいと枯れ葉を踏みしめる足音・・・！
健二の眠れない夜が始まった。
オレンジ灯が照らす国道、山を貫くトンネル、神社脇の交番—言葉もなく、女は一心不乱に健二に追いすがる。通りかかった車の運転手も、警察官たちも、友人たちすら健二を助けようとはしない。やがて健二が知る、女の抱いた憎しみの回復しようのない大きさ、誰もが目を逸らし続けるこの街の過去―！間もなく朝陽が昇る。健二と人形たちの「鬼ごっこ」は、絶望的な終局を迎えようとしていた。
出演：小野塚勇人（劇団EXILE） 恒吉梨絵 白須慶子 大竹一重 ほか
監督・脚本：川松尚良（『葬儀人 アンダーテイカー』『Z –世界最後の夏-』）
製作：小浜圭太郎
プロデューサー：丸山恵子 中村之音
特殊メイク：中田彰輝 （ZOMBIE STOCK）
写眞：ハヤシアキヒロ
撮影：坪沼佑治 / 照明：藤森玄一郎 / 録音：島津未来介
主題歌：Mystical Play「Limited Story」
制作プロダクション：エイジアピクチャーズ
制作協力：Takujiクリエイト アーケロンピクチャーズ
【2015/日本映画/カラー/シネマスコープ/96分】
（C）2015 「丑刻ニ参ル」フィルムパートナーズ
公式サイト：http://www.ushikoku.net/
11月14日（土）よりユナイテッド・シネマ豊洲にて
一週間限定レイトショー！
