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福山雅治、広瀬すずに甘酸っぱい気持ち!? 映画『三度目の殺人』完成披露試写会イベント

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映画『三度目の殺人』の完成披露試写会が、7月31日、東京・六本木ヒルズにて行われ、主演の福山雅治をはじめ、共演の役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介と、是枝裕和監督が出席した。

『そして父になる』の是枝監督と福山雅治が2度目のタッグを組んだ本作は、法廷を舞台にした心理サスペンス。勝ちにこだわる弁護士・重盛は犯罪犯・三隅の弁護を引き受けるが、三隅の供述は二転三転し、重盛を振り回し・・・、二度の殺人を犯した男の深い闇を描き出す。重盛を福山、重盛に対峙する容疑者・三隅を役所、物語の鍵となる被害者の娘・咲江役を広瀬が務める。

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レッドカーペットに登場した福山は、女性ファンから「ましゃ!(福山の愛称)」と声をかけられると「ましゃって・・・」と照れながらも、豪華キャスト陣と息をあわせて闊歩。会場に入れなかったファンからの声援にも笑顔で答え大きく手を振り、フォトセッションのあとには、作品のイメージに合わせ真夏の空に雪を舞わせるという演出も。

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劇場の舞台挨拶にいたっても、大歓声を受けながらステージに登場。笑顔で「ぜひ映画を観た感想を聞きたい」と挨拶し、大声援送られる福山に、役所は「マシャとスズの歓声の間を歩いてくる寂しさってのは…ないですね(笑)」と、嫉妬心をチラつかせる。すると、会場から「コウジー!」と歓声があがり、嬉しそうに笑い満足げ。

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近年、家族の姿を描いた作品で高い評価を受けている是枝監督だが、「やれることはすべてやりきりました。最高のキャストと映画を作ることができました」と本作の出来栄えに自信をのぞかせると、福山も「監督自身が創作の森の中にいるという感じでした。監督が葛藤しているのを間近で見ながら、ハラハラ、ワクワクした。完成作品を観てすべてが予定調和ではなく、驚きと発見の連続。(監督の手で)作品に鋭さや奥行きが増したと思います」と、是枝監督の手腕を絶賛した。

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三隅役を演じる役所の印象を聞かれると「本当に怖いんだけど魅力的」と福山。「殺人犯なのに引き込まれていくんです。最初の本読みで、役所さんと初めてお会いしたときから、すでに重盛として三隅に引き込まれていました。役としてもそうですが、福山としても役所さんの佇まいに魅力を感じて。三隅に重盛の輪郭を作られていったと思います」と述べた。

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重盛と同期の弁護士・摂津役を演じる吉田は、福山の第一印象を「嫌な奴だった」と爆弾発言! 「福山さんは、挨拶のあと目も合わせず、言葉も交わしてくれなくて『こんな人とやっていくのは、たまったもんじゃないな・・・』と思った」と告白。でも、「その後の福山さんを見て今思うと、おそらく緊張してたんじゃないかと」と福山の顔を覗くと、福山は「50も近くなってこんなこと言うのもなんですが、基本、人見知りでして・・・(笑)」と吐露。「おそらく鋼太郎さんも人見知りなんじゃないかと。きっと人見知りがシンクロしたんですね」と説明し、吉田も同調。

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そんな二人の間に入り吉田から「稀代のムードメーカー」と称えられたのは若手弁護士・川島に扮する満島。豪華俳優陣と肩を並べるも「あっち(客席)から見たい!」とハイテンション。福山と吉田とタクシーに乗るシーンについて「タクシーの後部座席に、こんな濃いメンバーと…。もうなんか、どうやって息をすればいいかわからなかったです」と興奮して語ると、福山が「みんな思ってると思うけど…あなたが一番濃い!(笑)」とツッコミを入れ会場を沸かせた。

また、福山、吉田、満島さんの3人で激辛ラーメンを食べに行ったというエピソードも披露され、近くで見ていたという広瀬は「私はお三方が激辛ラーメンを食べているのを横で眺めさせていただいていましたが、汗を凄くかきながら食べている姿を見てお三方が役として生きているんだなって思いました」と微笑んだ。

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事前に是枝監督やリリー・フランキーから広瀬の話を聞いていたという福山は「とにかく広瀬すずちゃんに会うと、みんなが甘酸っぱい気持ちになるって言うんですよ。いい年こいてお恥ずかしいかぎりだけど(笑)。そうは言っても、いろいろかわいい子はたくさんいるし、そんなことないでしょと思っていたら・・・、まあ~甘酸っぱくなるんです。なんなんでしょうね」と告白。
同意を求めらた役所が「僕は斉藤さんにも甘酸っぱくなりますよ」と笑顔で答え、斉藤が顔を赤らめる場面も。

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また、本作は第74回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定しており、福山は「嬉しいですね。是枝監督との前作(『そして父になる』)で初めて海外映画祭に行って賞をいただくことができて、レッドカーペットも歩き、上映後のスタンディングオベーションなど経験して幸せでした。またあんないい経験ができるんでしょうか」と思いを伝えていた。

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映画『三度目の殺人』
<物語>
真実なんていらない。弁護士は、そう信じていた。
それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅(役所広司)が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった、重盛(福山雅治)。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。
何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも。なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?得体のしれない三隅に呑みこまれているのか?弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願う。
やがて、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬すず)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる──。

★本ポスタービジュアル

監督・脚本・編集:是枝裕和 (『そして父になる』『海街diary』)
撮影:瀧本幹也(『そして父になる』『海街diary』)
出演:福山雅治、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、市川実日子、橋爪功 / 役所広司
製作:フジテレビジョン アミューズ ギャガ
配給:東宝 ギャガ
コピーライト:(C)2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ
公式HP:http://gaga.ne.jp/sandome

9月9日(土)全国ロードショー