映画『ミンナのウタ』の完成披露試写会が、7月11日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演のGENERATIONS(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)をはじめ、共演の早見あかり、マキタスポーツと、清水崇監督が舞台挨拶に登壇した。
Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新作となる本作は、ラジオ局で見つかった古いカセットテープに録音されていた“呪いのメロディー”を聴いたGENERATIONSのメンバーたちが、マネージャーや探偵とともに、その怪異に迫るホラーストーリー。GENERATIONSメンバー全員が本人役を務め、GENERTIONSマネージャー・凛を早見あかり、探偵・権田をマキタスポーツが演じる。
イベント開始前から、劇場を不気味な照明と歌声で包み込み、お化け屋敷のような雰囲気で観客を映画『ミンナのウタ』の世界へいざなう。それでも、GENERATIONS のメンバーたちが登場すると一気に明るい歓声が響き渡った。GENERATIONSはそれぞれが本人役のため、「白濱亜嵐役の白濱亜嵐です」といった具合に挨拶し、冒頭から会場を沸かした。
J ホラーの原点を感じさせる展開が広がる本作だが、「一番怖かったシーン」について、白濱は「テープを逆再生するシーン」を挙げ、「撮影中にメンディーくんがおかしくなりました。『とめて！』というセリフを言うところを、何故かメンディーくんはセリフを言わず『うぅ、うぅ、うぅ･･･』って悶え始めて。そして、悶えるのをやめてセリフを言ったと思ったら『やめてー！』って(笑)。急にオネエ感が出て」と明かし、早見も「ちょいちょい、“メン子”さんが出てましたよね(笑)」と続け、会場は大爆笑。関口が勘違いをしてセリフを言わなかったそうだが、関口は「全部呪いのせいです」と苦笑い。
片寄は自身のシャワーシーンを。「泡の隠し具合や、怖さのタイミングが難しかったですね。この映画を観たあとは、シャワーに入れなくなるかも」とニヤリ。関口は「僕的には王子の裸体がもっと見たかったので『泡多いな…』と思った」と残念がる。
数原は主題歌『ミンナノウタ』について言及し、「苦しみや悲しみ、そこからあふれ出す両極端の感情を、GENERATIONS史上一番表現できた。アーティストとしての幅が広がりました」と満足気。清水監督は「GENERATIONS と言えばポジティブな曲が多いのに、こんなに映画の世界観に近づけてもらっていいのかと心配していました」という思いもあったようだが、曲の出来栄えを絶賛する。
小森は「ラジオブースのシーンがとてつもなく怖い！」と言い、この日初めて小森と会ったマキタスポーツから「声が芸人さんだよね」と言われ、困惑しながらも嬉しそうな笑顔をみせていた。
佐野は「ホラーの醍醐味である、夜道の場面」を挙げ、「あまりにも怖いので今日は帰れないと思いますよ」と観客をあおりつつ、「完成作品を観たときは、展開を知っているのにも関わらず“来るか、来るか”と身構えてしまいました」とコメント。
関口は「小さな男の子が廊下を走ってくるシーンです」と言い、「純真無垢な子供が、ただただ無言で走ってくるのは想像以上に怖かったです」と明かす。さらに、「撮影の都合上、廊下を斜めに走らなければならないんですが、子役の男の子が混乱してしまったようで、手と足を同時に出して･･･」と怯えながら、「あれも呪いです」と付け加えた。
中務は「廃墟に入っていくシーンが怖いです。もう深夜の廃墟には行けなくなりますよ」と呼びかけると、即行でメンバーから「誰も入らないから！不法侵入！」とツッコミを入れられていた。
実はホラーが苦手だという早見は「この映画で初めてホラー映画を終わりまで観ました。スクリーンで観ると音や暗さなど迫力の体感レベルが違う。スクリーンで観るべきです」とPR。
マキタスポーツは「意味は分からないのだけれど、怖い。理屈ではない怖さがあるので、油断禁物ですよ。みなさん、トイレに行っておいた方がいい」と呼びかけていた。
CGではなく、なるべく生身の人間の匂いを壊さないようにと、人力で撮影を進めるという清水監督は「ホラーというと死ぬことが意識されがちですが、僕は生も死も同一線上にあると思っています。さなちゃんのポジティブな部分であるはずの夢と希望の裏側にあるものを感じ取ってもらえたら」と期待を寄せる。
イベントが終盤に差し掛かると、突然MCのマイクの調子が悪くなる。すると、客席から悲鳴が。場内に“さな”が出没し、謎のカセットテープを配りながらステージに上がってくる。“さな”がいることを全く知らない登壇者たちも驚きを隠せない。それでも“さな”がカセットテープを差し出すと素直に受け取っていた。
最後に白濱が「僕自身ホラーが好きですが、ホラーファンの皆さんに『皆さんの観たかった
ものがついに公開されますよ！』と伝えたいです。女子学生、制服、おかっぱ頭、カセットテープ。日本人のDNAに刷り込まれている怖いものが詰め込まれた映画です。謎の少女・さなにビビッていただき楽しんでください」とメッセージを送った。
映画『ミンナのウタ』
【ストーリー】
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に
「カセットテープ、届き…ま…した…？」 という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。
マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵•権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取
り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも “少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり•••。
一体、彼らに何が起こっているのか？ この先に待ち受ける、想像を絶する結末とはーーー！？
出演 ： GENERATIONS 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友
早見あかり ／ 穂紫朋子 天野はな 山川真里果
マキタスポーツ
主題歌 ： 「ミンナノウタ」GENERATIONS(rhythm zone / LDH JAPAN)
監督 ： 清水崇 ／ 脚本：角田ルミ 清水崇 ／ 音楽：小林うてな 南方裕里衣
製作 ： 「ミンナのウタ」製作委員会 ／ 製作幹事 ： 松竹 テレビ東京 ／ 企画•配給 ： 松竹制作プロダクション ： ブースタープロジェクト ”PEEK A BOO films”
©2023「ミンナのウタ」製作委員会 上映時間：102分 映倫区分：G
公式サイト ： https://movies.shochiku.co.jp/minnanouta/
公式Twitter ： https://twitter.com/minnanouta_MG
公式Instagram ： https://www.instagram.com/sana_minnanouta/
公式TikTok ： https://www.tiktok.com/@sana_minnanouta/
8月11日 （金） ROADƧHOW
