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吉岡里帆&水上恒司らが「いま恋しているもの」を発表! “オリエンタル”をテーマにドレスアップのキャスト陣! 栁だけは「パリコレ!?」 映画『九龍ジェネリックロマンス』ジャパンプレミア

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映画『九龍ジェネリックロマンス』のジャパンプレミアが、7月23日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、W主演の吉岡里帆と水上恒司をはじめ、共演の竜星涼、柳俊太郎、梅澤美波、フィガロ・ツェン、花瀬琴音と、池田千尋監督が登壇した。

眉月じゅんの人気漫画「九龍ジェネリックロマンス」がアニメ化に続き、待望の実写映画化。美しくも妖しい街”九龍城砦”を舞台に、過去と現代が交錯するミステリーと極上のラブロマンスが描かれる。

過去の記憶がない鯨井子役を吉岡里帆、誰にも明かせない過去を持つ工藤発役を水上恒司がW主演を果たし、巨大製薬会社の社長・蛇沼みゆき役に竜星源、喫茶店・金魚茶館の店員タオ・グエンに柳俊太郎、靴屋の店主で子の親友になる楊明役に乃木坂 46の梅澤美波、九龍のあらゆる店でアルバイトをしている小黒役に花瀬琴音、蛇沼と行動を共にし、九龍の街を調べるユウロン役にフィガロ・ツェンら豪華俳優陣が集結した。

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この日は、本作の舞台である台湾に合わせて、“オリエンタル”をテーマにドレスアップしたキャストたち。竜星は「“オリエンタル”がよくわからなかった」とはにかむも、吉岡は「それぞれのオリエンタルがあっていいですよね」とニッコリ。「でも、栁くんは完全にパリコレ(笑)」とツッコミを入れ、冒頭から和気あいあい。

吉岡は、「原作ファンの方にも楽しんでいただけるように、できるだけビジュアルも似せて、映画でできることを池田監督とたくさん話し合いました」と髪を20cmカットして臨み、令子と彼女に瓜二つの姿をした“鯨井B”の1人2役を演じた。

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工藤の持つ「痛み」を大切にしたと話す水上は、「映画の前半では、工藤がいかにして自分の弱みがとても大事。それがあるからこそ後半の工藤の過去が効いてくる」と語る。撮影当時25歳だった水上は34歳の工藤を演じたが、吉岡は「凄く体を鍛えられていました。男らしく『付いて来い』みたいな存在感があって、本当に腕がたくましいんです。皆さんもメロメロになると思いますよ!」と魅力を伝えた。元より代謝が良く汗かきだという水上が、この日も途中汗をかき過ぎて一時退出するというアクシデントも。

九龍城砦の風景を再現するため、狭く雑多な路地裏の商店など、細かなディティールまでこだわり、古い街並みを残す台湾にて真夏のロケを敢行した本作。劇中に登場する“不動産屋”はエアコンもなく、サウナのようだったそうで、監督は「キャストの方々の再現力が素晴らしかった。新しい九龍を表現しようとしました」と胸を張る。

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水上は「撮影はひたすら暑かったですね。味のある場所からエネルギーを感じ手いた。その汗や匂いや雰囲気を感じていただければ」と伝え、吉岡も「この作品の九龍の世界はSFでファンタジー。懐かしくて綺麗と思っていただける感動は台湾で撮ったからこそだと思います」と述べた。

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竜星は「僕が演じる蛇沼はエキセントリックで怪しみのある役。僕でハマるのかな?と思いましたが・・・」と笑いを誘いつつ、「(撮影現場が)とにかく暑いんです。その中でサンバを踊っています。アドリブで“サンバッ!”と出ちゃいました(笑)。原作でも人気あるキャラクターなので、そこを壊さないように臨みました」と見どころをアピール。

栁は「僕がグエンは原作と違う要素が映画には入っているのですが、素直で愛される人間。蛇沼と行動を共にしていますが、蛇沼が可愛い・・・という目で見ていました」と笑った。

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また、この日のため来日したフィガロは、流暢な日本語で「幼稚園生の頃からずっと日本の文化が大好きだったので、今回ユウロンを演じられてとても嬉しかったです」と本作の参加を喜ぶ。現場でも日本語でコミュニケーションを取っていたそうで、吉岡も「フィガロさんから話しかけてくださって、優しいなと思いました」と、その気遣いに感謝する。

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イベントでは映画の中の印象的なセリフ「私、九龍に恋しているの」にちなみ、キャスト陣の今、恋しているものとして、「私、〇〇に恋しているの」を発表することに。花澤は「ChatGPT」、フィガロは「ラーメン」「台湾より日本のラーメンが好きです」、梅澤は「お塩」と。

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水上は、「ベッド」と発表し、「心配しないでほしいんですけど、この4日間本当に寝てなくて」と漏らし、吉岡が「心配だよ」とつぶやく。吉岡は「盆栽」と答え、「いま40株くらいあるんですが、もうほんとに世話が焼ける」と微笑んでいた。

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そして、栁が発表しようとすると、竜星が「冷や汁だな」とポツリ。すると栁さんが発表したフリップには「冷や汁」の文字が。続く竜星の発表には、栁が「プール?」と言ってみせる。なんと、それが大正解で会場から大きな拍手があがる。吉岡も「やっぱりグエンと蛇沼なんですね」と、その仲の良さに感嘆していた。

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最後に、池田監督は「この作品にはたくさんの謎が詰め込まれていますが、一番の謎って『恋』のような気がしています。そんな謎に向き合っていくことを、令子と工藤という二人がしている作品になっています。その先で見つけられるものがあるということを、作品を通じて皆さんに感じてもらえたら嬉しいです」と吐露。

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水上は「人は基本的に孤独だからこそ、傷つけたり傷つけられたりすることを繰り返しているのではないかなと思っています。それが原作の世界観から出てきた実写映画の中に存分に入っています。ぜひこの作品が、孤独だと感じている人の少しでも助けになれたら」と。吉岡が「作品を通して『恋は理屈じゃない』というのを感じるシーンが凄く多くて。好きなものに対して暴走してしまうような、そんな世界観がぎゅっと詰まっている、この夏にぴったりな映画だと思います」とメッセージを送りイベントを締めくくった。

映画『九龍ジェネリックロマンス』
◾︎STORY
懐かしいって感情は、きっと恋と同じ。
懐かしさ溢れる街・九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子(吉岡里帆)は先輩社員の工藤発(水上恒司)に恋をしていた。工藤は九龍の街を知り尽くしており、令子をお気に入りの場所に連れ出してくれるが、距離は縮まらないまま。
それでも令子は、九龍で靴屋を営む楊明(梅澤美波/乃木坂46)、あらゆる店でバイトをする小黒(花瀬琴音)らといった大切な友達もでき、九龍で流れる日常に満足していた。
しかしある日、工藤と立ち寄った金魚茶館の店員タオ・グエン(栁俊太郎)に工藤の恋人と間違われる。さらに、令子が偶然みつけた1枚の写真には、工藤と一緒に自分と同じ姿をした恋人が写っていた。思い出せない過去の記憶、もう 1 人の自分の正体、そして九龍の街に隠された巨大な謎。過去・現在が交錯する中、恋が、秘密を解き明かすー。

◾︎作品情報
[キャスト]吉岡里帆 水上恒司
栁俊太郎 梅澤美波(乃木坂46) 曾少宗 花瀬琴音
竜星涼
[原作]眉月じゅん「九龍ジェネリックロマンス」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
[監督]池田千尋
[脚本]和田清人 池田千尋
[音楽]小山絵里奈
[制作プロダクション] ROBOT
[制作協力] さざなみ
[企画・配給] バンダイナムコフィルムワークス
©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会

◾︎原作情報
原作「九龍ジェネリックロマンス」眉月じゅん(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
単行本1巻〜11巻好評発売中。

◾︎作品公式サイト&SNS
公式サイト:https://kowloongr.jp/
公式X:https://x.com/kowloongr_jp
公式Instagram:https://www.instagram.com/kowloongr_jp/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kowloongr_jp
ハッシュタグ:#九龍ジェネリックロマンス #九龍GR

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