Open Close

映画『犬王』柄本佑・津田健次郎・松重豊ら追加キャスト発表! ヴェネチア国際映画祭にて世界初上映に会場が喝采!

湯浅政明監督が知られざる能楽師=ポップスター【犬王】を描く
変幻自在のミュージカル・アニメーション

タイトル

期待の第二弾キャスト解禁!!
柄本佑・津田健次郎・松重豊など
参加を発表!

第78回ヴェネチア国際映画祭にて
世界初上映に会場が喝采!
現地登壇の監督Q&Aレポートが到着!

【9月10日(金)13時解禁】映画『犬王』_1

湯浅政明監督による劇場アニメーション『犬王』(配給:アニプレックス、アスミック・エース)は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。湯浅政明(監督)×松本大洋(キャラクター原案)×野木亜紀子(脚本)といった常に新作が期待されるクリエイターが集結。「平家物語 犬王の巻」(古川日出男 著)を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情を描く。

この度、本作の第二弾キャストを発表された。室町幕府第3代将軍で犬王を高く評価し、後援したと言われる足利義満役に柄本佑、猿楽の一座の棟梁である犬王の父に津田健次郎、壇ノ浦の漁村に暮らす友魚の父に松重豊が決定した。
また、作品のカギとなる「古い面」の声を、現役能楽師として活躍する片山九郎右衛門・谷本健吾・坂口貴信・川口晃平が担当。足利家の従者や公家たちなど脇を固めるキャラクターとして石田剛太・中川晴樹・本多力・酒井善史・土佐和成らヨーロッパ企画のメンバーが出演する。

また、現地時間9月9日14時頃(日本時間 同日21時)、第78回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に正式出品された『犬王』が世界初上映を迎えました。今年のヴェネチア国際映画祭唯一の長編日本映画として選出され、上映後には鳴りやまない拍手喝采に包まれ、上映後のQ&Aには湯浅政明監督が登壇。「犬王のとても明るい性格で、まったく諦めずに自分の夢を実現しようとしているところに感銘を受けた。犬王も友魚も自分のやりたいことを実現させようとした。そんな姿を見ると、自分も周りに左右されず自分の生きたいように生きたいと、勇気づけられます」と作品に込めた思いを語った。

【9月10日(金)13時解禁】映画『犬王』第二弾キャスト写真

第二弾キャストに、柄本佑・津田健次郎・松重豊が決定!
現役能楽師&ヨーロッパ企画の面々も声の出演で参加!
室町時代を舞台にしたエンターテインメントの世界を彩る追加キャストを発表!時代の潮流と共に犬王や友魚の運命を翻弄する室町幕府第3代将軍の足利義満役に柄本佑、猿楽の一座の棟梁として究極の美を求める犬王の父に津田健次郎、友魚と共に平家の呪いにかかり亡霊になりながらも現世を彷徨う友魚の父に松重豊が決定した。

二度目の声優出演となる柄本佑は「高校時代松本大洋先生の漫画には大変にハマっていました。まさか先生の画に自分の声を吹き込む日が来ようとは。光栄でした。」と本作参加の喜びを表し、「ピンポン THE ANIMATION」「DEVILMAN crybaby」に続いて湯浅政明監督作品への参加となる津田健次郎は「アフレコの際に見た映像は、能楽がポップにエンターテイメントしてました。とても興味深い作品になっています。」とアフレコを振り返った。近年は声優としても幅広い役柄を演じる松重豊の出演も決定。

また、作品のカギとなる「古い面」は、現代能楽シーンを牽引する現役能楽師、片山九郎右衛門・谷本健吾・坂口貴信・川口晃平が声を重ねて表現。さらに日常シーンから音楽シーンまで室町の世界観を彩るキャラクターたちの声には湯浅政明監督の過去作とも縁が深いヨーロッパ企画の面々も参戦。石田剛太・中川晴樹・本多力・酒井善史・土佐和成が個性豊かに演じる。

第78回ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映!
湯浅政明監督が現地登壇!Q&Aレポートが到着!

【9月10日(金)13時解禁】映画『犬王』_2

現在開催中の第78回ヴェネチア国際映画祭でオリゾンティ・コンペティション部門に選出されたミュージカル・アニメーション『犬王』がワールドプレミアを迎え、現地を訪れた湯浅政明監督が満場の喝采を浴びた。コロナ禍で定員が半分となったが、会場はソールドアウトとなった。

本作は古川日出男による「平家物語 犬王の巻」(河出書房新社刊)を原作に、ロックミュージックなどを取り入れながら現代的にアレンジしたもので、脚本を野木亜紀子が、キャラクター原案を松本大洋が担当している。室町時代に実在した異形の能楽師・犬王と、平家の呪いによって盲目になった琵琶法師・友魚との友情、さらに二人が織りなす音楽とダンスの華々しいショーを通して、歴史のなかで忘れられたアーティストの姿を描く。
会場では、エンドクレジットが流れ始めるなり拍手が巻き起こり、客電がつくと監督は立ち上がって拍手に応えた。その後も鳴り止まない拍手。音楽に合わせるように静かに体を揺らしながら湯浅監督は歓声に答えた。

【9月10日(金)13時解禁】映画『犬王』_3

 上映後のQ&Aに応じた湯浅監督は、「今日はこの映画を観に来てくださってありがとうございます。このふたりのような若者がかつていたことを知ってもらうために作品を作りました。」と挨拶をした。さらに続けて、「当時は生まれたときに生まれた場所で、その人の運命が決まってしまう時代でした。そのなかで上に行くには武士として身を立てるか、芸術家になるかしかありませんでした。犬王のとても明るい性格で、まったく諦めずに自分の夢を実現しようとしているところに感銘を受けました。犬王も友魚も自分のやりたいことを実現させようとした。そんな姿を見ると、自分も周りに左右されず自分の生きたいように生きたいと、勇気づけられます。」と語ると、会場に再び拍手が起こった。

また犬王のルックを松本大洋の原案をもとに構築したことや、ユニークなロックオペラについて音楽を手がけた大友良英との制作プロセスなどを明かした。「現代的なロックをイメージしたのですが、それを琵琶の音を使ってやるというところで大友さんはとても苦労されたと思います。先に絵がほしいと言われ、ストーリーボードとムービーを用意して送りました。そして音楽が出来上がり、歌入れの時にはアヴちゃんに歌詞をまとめてもらい、森山未來さんへ歌唱提案もあり、大友さんのコーラスが追加され、現在のような形の歌になりました。

昔の音楽から始まり、犬王が踊っているうちにそれが徐々に変わり、ダンスも『雨に唄えば』のようなものがあったり、いろいろなものが混ざっていきます。それに伴ってキャストの二人も70年代や80年代のロックミュージシャンのイメージを入れて歌ってくれてると思います。」と語った。

さらに犬王と友魚の友情について触れ、「誰かの理解者になってあげたい、誰か理解者がいた方がいい、そういう気持ちが込められています。」と言った後、観客に向けて「どうか犬王と友魚の名前を覚えて帰ってください」と声をかけると、再び満場の拍手が起こった。

★キャストコメント&プロフィール
■足利義満(あしかがよしみつ)役:柄本佑
○柄本佑コメント
高校時代松本大洋先生の漫画には大変にハマっていました。まさか先生の画に自分の声を吹き込む日が来ようとは。光栄でした。

PROFILE:
2003年、映画『美しい夏キリシマ』で主演デビュー。2018年に『きみの鳥はうたえる』で第73回毎日映画コンクール男優主演賞、『素敵なダイナマイトスキャンダル』では第28回日本映画批評家大賞主演男優賞を、また『ポルトの恋人たち-時の記憶』を含む3作で第92回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞を受賞した。2020年にはTVドラマ「心の傷を癒すということ」で第46回放送文化基金賞 番組部門演技賞を受賞している。声優としては2016年TVアニメ「僕だけがいない街」に続いて二度目の出演となる。直近の主演作としては『心の傷を癒すということ 劇場版』や『痛くない死に方』があり、現在『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が公開中。公開待機作に『真夜中乙女戦争』などがある。

■犬王(いぬおう)の父役:津田健次郎
○津田健次郎コメント
能楽がアニメになる…しかも湯浅監督で!一体どんな作品になるのか?予想もつかない期待感のあるこの作品に参加出来る事がとても光栄です。アフレコの際に見た映像は、能楽がポップにエンターテイメントしてました。とても興味深い作品になっています。是非ご覧下さい!

PROFILE:
1995年、TVアニメ「H2」の野田敦役で声優デビュー。数々のアニメ作品に出演し、主な出演作には「呪術廻戦」「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」、「ゴールデンカムイ」、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」などがある。2021年には、第15回声優アワードにて主演男優賞を受賞。湯浅政明監督作品には「DEVILMAN crybaby」に続いての参加。吹き替えやナレーション、俳優としての活動も目覚ましく、ナレーターとして出演した「連続テレビ小説 エール」では大きな話題となった。アニメ、ドラマ、CMなどで圧倒的な存在感を放ち、直近ではTVアニメ「極主夫道」「不滅のあなたへ」「Sonny Boy」にも出演している。

■友魚(ともな)の父役:松重豊
PROFILE:
1963年、福岡県生まれ。
蜷川スタジオを経て、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍。近年の主な出演作として、映画『検察側の罪人』、『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』など。『老後の資金がありません!』が10月30日公開予定。ドラマでは、「きょうの猫村さん」、「今ここにある危機とぼくの好感度について」などがあり、「孤独のグルメseason9」は現在放送中。また、9月17日からNHKで「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ」が放送される。
エフエム横浜「深夜の音楽食堂」でラジオのパーソナリティも務め、2020年には自身初の書籍「空洞のなかみ」を上梓する。

映画『犬王』
【あらすじ】
室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。
ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。 友魚は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。
「ここから始まるんだ俺たちは!」
壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?
歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚から生まれた、時を超えた友情の物語。

【キャスト・スタッフ】
声の出演:アヴちゃん(女王蜂)、森山未來、柄本佑、津田健次郎、松重豊
片山九郎右衛門、谷本健吾、坂口貴信、川口晃平(能楽師)
石田剛太、中川晴樹、本多 力、酒井善史、土佐和成(ヨーロッパ企画)
原作:「平家物語 犬王の巻」古川日出男著/河出書房新社刊
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子
キャラクター原案:松本大洋 音楽:大友良英
総作画監督:亀田祥倫 中野悟史
アニメーション制作:サイエンスSARU
配給:アニプレックス、アスミック・エース
公式HP: http://inuoh-anime.com/
公式Twitter: @inuoh_anime
©2021 “INU-OH” Film Partners

2022年初夏 全国ロードショー!