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柄本佑、前田敦子ら登壇!エロ雑誌編集長 or ストリーキング やるならどっち? まさかの回答に会場騒然!映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」初日舞台挨拶

ダイナマイトで母が爆発心中!!←この実話スキャンダルを背負った
稀代の雑誌編集長の《笑いと狂乱》の青春グラフィティ

タイトル

柄本佑、前田敦子、三浦透子、尾野真千子、峯田和伸
エロ雑誌編集長 or ストリーキング やるならどっち?
“究極の選択”でまさかの回答に会場騒然!

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「写真時代」「ニューセルフ」など、伝説的なカルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭氏の自伝的エッセイを、俳優・柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が3月17日、公開初日を迎え、テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開となりました。

本作は、7歳の時に母親が隣家の若い息子とダイナマイト心中するという壮絶な体験をした末井青年が、工員、キャバレーの看板描きと職を転々としながら、70〜80年代のサブカルチャーを牽引する伝説の雑誌編集長となっていくまでを描いた青春グラフィティです。
3月17日、東京・テアトル新宿にて、初日舞台挨拶が行われ、主人公の末井昭を演じた柄本佑、妻・牧子役の前田敦子、愛人・笛子役の三浦透子、母・富子役の尾野真千子、末井の心の友・近松役の峯田和伸、写真家・荒木さん役としてスクリーンデビューを果たした音楽監督の菊地成孔、原作者の末井昭、そして冨永昌敬監督が登壇しました。

“知る人ぞ知る伝説の編集長・末井昭”を演じた柄本は「原作エッセイの表紙で女装姿の末井さんを見て、“昔、夜中にパチンコ雑誌のCMに出てた人だ!”と一致しました。僕と全体的に似てると思いました。女装のシーンでは末井さんから“パンティーとブラジャーは見えなくてもスイッチだからつけるといいよ”」とアドバイスを頂きました。また先月のプレミア上映の際に末井本人と初対面した前田は「プレミアの時は出演者の方だと思っていて、舞台に立って気づきました。ちゃんとご挨拶できなくて…はじめまして(笑)」と演じた“天然な妻”そのもので挨拶。作品に関わる前に唯一、末井を知っていたという峯田は「原作も読んでいて、末井さんと交流はあったのでどんな形でもいいので出たいと思いました」と、一緒に仕事ができた喜びを語りました。また、柄本が「ストリーキングとか…やったことあったら、今ここにいないですよね(笑)」、前田が「冨永監督とご一緒するのが初めて」、三浦が「ベッドシーンと20〜30代と幅のある役」、尾野が「着物の帯にダイナマイトを差したこと。まさかそこに差すと思ってなかった」、菊地が「俳優ではないので決まったセリフで動くということが初めて。当時の荒木先生の体型に近づけるよう役づくりしました。デ・ニーロメソッドです(笑)」と、登壇者それぞれが“初めての試み”に挑戦したことを明かしました。

【母がダイナマイト心中】【伝説のエロ雑誌編集長】【ストリーキング】と何かとスキャンダルな原作者・末井の半生を描いているということで、「エロ雑誌編集長とストリーキング。やるならどっち!?」という究極の質問に全員が“エロ雑誌編集長”を選ぶ中、尾野のみがまさかの“ストリーキング”を選択。どよめく登壇者と会場に「究極だから!究極の選択だからやるの。究極じゃなかったらもちろんやりたくない!」と弁解する尾野。それに対し三浦は「極論ですが、ストリーキングはやろうと思えば明日できるじゃないですか」と答え、「それもそうだね」と柄本はじめ全員が納得しかけたところ、尾野が「みんなおかしいよ!」とツッコミ。そこに冷静に峯田が「ストリーキングみたいなことは、ずっとやってきたんで…」と呟くと、ライブパファーマンスで裸になる峯田を思いうかべ、ここでも全員が納得。原作者の末井が「もぞもぞしちゃダメなんですよ。一瞬でね(笑)」と被せて会場は大爆笑。柄本以外は共演シーンがなかったものの同世代のキャスト同士、息のあった舞台挨拶となった。最後に監督から「当時を知っている人にはもちろんですが、若い人に観て頂きたいです。平成生まれの人にとっては絵空事みたいなものかも知れませんが、末井さんの半生はすごくヒントがある。若い人が観て、末井さんより自分の方が面白いと思って欲しい」と語り、舞台挨拶を締めました。

―芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった―
バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、医者にまで見放された母親が、山中で隣家の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ──。青年となり上京した末井昭は、小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のエロ雑誌を創刊。読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川原平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世におくりだしていく……。昭和のアンダーグラウンドカルチャーを牽引した稀代の雑誌編集長の実話を元に綴られた自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」がまさかの映画化!ダイナマイト心中という衝撃的な母の死。この数奇な運命を背負って、転がる石のように生きていた青年が辿り着いた先は──。稀代の雑誌編集長の《笑いと狂乱》の青春グラフィティ。

柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子
中島 歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作
監督・脚本:冨永昌敬
原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)
音楽:菊地成孔 小田朋美
主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.)
配給・宣伝:東京テアトル
2018年/日本/138分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15+
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会
公式サイト:http://dynamitemovie.jp

テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開中!