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『沈黙−サイレンス−』に著名人から反響続々到着!

原作:遠藤周作 × 監督:マーティン・スコセッシ

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「誰にも聴こえなかった”沈黙(サイレンス)”を大胆に破ってくれる。」小島秀夫
「日本人俳優が本当に軒並み素晴らしい仕事をしている」ライムスター宇多丸
マーティン・スコセッシの情熱と日本人キャストの熱演に著名人からの反響が続々到着!

Director, Martin Scorsese on the set of the film SILENCE by Paramount Pictures, SharpSword Films, and AI Films

(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

 

世界の映画人たちに最も尊敬され、アカデミー賞®にも輝いた巨匠マーティン・スコセッシ監督が、戦後日本文学の金字塔と称される遠藤周作の「沈黙」を映画化した『沈黙-サイレンス-』が、全国で絶賛上映中だ。
映画化によって重版を重ねた「沈黙」(新潮文庫)は200万部を突破、その普遍的なメッセージが今も読み継がれています。スコセッシ監督が原作と出会ってから28年、読んだ瞬間に映画化を希望した「夢の企画」である本作は、第89回アカデミー賞®で撮影賞(ロドリゴ・プリエト)にノミネートされ、先に発表された第14回シネフィル協会賞では堂々8部門の最多ノミネートを果たすなど、全世界で高い評価を獲得している。
遠藤周作からマーティン・スコセッシへ。スコセッシから日本と世界の精鋭キャストたちへ。
人間の強さ、弱さとは? 信じることとは? そして、生きることの意味とは?
「人間にとって本当に大切なことは何か?」を問いかける本作のメッセージが、時を越えて全世界に発信されている。

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(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

 

『沈黙-サイレンス-』日本公開から約20日、観客動員は間もなく50万人、興収も6億円を突破する大ヒット上映中です。本作をご覧になった著名人から、その深いメッセージに共鳴したコメントが到着した。

ゲーム・クリエイターとして世界的に活躍する小島秀夫氏は、「スコセッシは、”信仰”と”迫害”を、”人間”と”時代”を、”神(キリスト)の沈黙”を、静かに静かに描きながらも、誰にも聴こえなかった”沈黙(サイレンス)”を大胆に破ってくれる。」と、静謐な描写の中に浮かびあがる監督の表現力を絶賛。遠藤周作門下生である作家の加藤宗哉氏は、「スコセッシ監督と遠藤周作、二人の魂が通じ合うのを見た。」と見事に映画へと昇華された「沈黙」への賛辞を送る。
ラッパー・ラジオパーソナリティとして活躍するライムスター宇多丸氏は、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」1月28日放送分で「日本人俳優が本当に軒並み素晴らしい仕事をしている。(中略) 特に重要なのはキチジローというキャラクターの描かれ方。窪塚くんが本当に素晴らしい。」と日本人キャストの奮闘を讃える。

その他、映画評論家の芝山幹郎氏、町山智浩氏、森直人氏、松崎健夫氏、映画監督の松江哲明氏からのコメントも。そして遠藤周作の長男である遠藤龍之介氏は、「父はよく言っていました。 「世の中に絶対的な悪や絶対的な善はほとんどない。悪の中にも善はあるし、善き事の中にも悪しき事がたくさんある」と。」と、本作の根底にある深いメッセージを父の言葉を引用して語っている。

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(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

 

著名人コメント全文(敬称略/順不同)

父はよく言っていました。 「世の中に絶対的な悪や絶対的な善はほとんどない。 悪の中にも善はあるし、善き事の中にも悪しき事がたくさんある」と。
遠藤龍之介/遠藤周作長男

スコセッシ監督と遠藤周作、二人の魂が通じ合うのを見た。
『沈黙』をめぐるすべての文芸批評を超えた作品。映画の力を思い知った。
加藤宗哉/作家・遠藤周作門下

スコセッシは、”信仰”と”迫害”を、”人間”と”時代”を、”神(キリスト)の沈黙”を、静かに静かに描きながらも、誰にも聴こえなかった”沈黙(サイレンス)”を大胆に破ってくれる。
小島秀夫/ゲームクリエイター

苦痛や苦悩の奥にある「苦しみ」が物質のように立ち上がるのは、スコセッシならでは。情感に流されない凝視に感嘆した。
芝山幹郎/評論家

弱い人、負けてしまった人、裏切ってしまった人、そんな僕らの肩を抱いて、一緒に泣いてくれる映画です。
町山智浩/映画評論家

壮絶なまでのハイボルテージ。知性と情念の沸騰。『沈黙』がいかに多様な読みを呼び起こす現代的なテキストか、この映画は我々に教えてくれた!
森 直人/映画評論家

沈黙するのは、神か、隣人か、それとも己なのか。現代だからこそ悟らされる、信念を捨てないことの意味と意義。
松崎健夫/映画評論家

映画という信仰が生み出した、恐るべき作品。
こんなにも思考が揺さぶられる上映時間は、そう、ない。
松江 哲明/ドキュメンタリー監督

日本人俳優が本当に軒並み素晴らしい仕事をしている。
どのキャラクターも決して単純化できない、非常に多面的、多層的な描き方、表情の見せ方をしていて、特に重要なのはキチジローというキャラクターの描かれ方。窪塚くんが本当に素晴らしい。
ライムスター宇多丸/ラッパー・ラジオパー ソナリティ
TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」1月28日放送分より

『沈黙-サイレンス-』は、大ヒット上映中。

映画素材クレジットCopyright: (c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

◆映画『沈黙-サイレンス-』
原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊)
原題:Silence
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
撮影:ロドリゴ・プリエト
美術:ダンテ・フェレッティ
編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ
配給:KADOKAWA
映画素材クレジット: (c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:http://chinmoku.jp
Twitter:https://twitter.com/chinmoku2017
Facebook:https://www.facebook.com/chinmoku.jp/

【STORY】
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。
日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは。