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世紀のラブ・ストーリー 映画『美女と野獣』 フランス若手NO.1 女優レア・セドゥ&クリストフ・ガンズ監督来日記者会見

醜い野獣と身も心も美しい娘ベルが織り成すラブ・ストーリーの傑作『美女と野獣』美しい娘ベルを演じるのは、第66回カンヌ国際映画祭で史上初、パルムドールが主演女優2人にも贈られ話題を集めた『アデル、ブルーは熱い色』で主演の一人をつとめたレア・セドゥ。野獣を演じるのはフランスを代表するセクシー俳優ヴァンサン・カッセル。

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2014年9月4日(木)、独創的な映像美で評価の高いクリストフ・ガンズ監督と主演のレア・セドゥが都内にて来日記者会見を行った。おとぎ話でありながら、大人をも魅了し続ける傑作を、豪華に生まれ変わった『美女と野獣』について、日本ならでは視点でじっくりと語る監督と思わぬ珍客のお祝いにレア・セドゥがOKしたこととは?!

クリストフ・ガンズ監督は「私は日本にしばしば来日しており、大変好きな国で日本文化はインスピレーションの源になっています」、レア・セドゥも「日本は大好きな国。これからも来る機会があることを願っています」と挨拶。早速、質疑応答に入った。

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――日本でのプロモーション中、楽しみにしていることは?
クリストフ・ガンズ監督:今回の来日で一番楽しみにしているのは巨匠、松本零士さんとお会いする約束があることです。松本零士さんはフランスでも大人気の方なので、本当に楽しみです。彼独自の世界感『銀河鉄道999』などが本当に大好きで、今回、彼の作品を映画化したい旨をお伝えしたいと思っています。
レア・セドゥ:日本をあちこち見て歩きたいです。今回は直島へ行ってみたいです。

――なぜ今のタイミングで実写版の映画化を考えたのですか?
クリストフ・ガンズ監督:おとぎ話の素晴らしいところは、いつどこで語っても、新しい表現、発見があり、普遍性があるということです。有名なジャン・コクトーの『美女と野獣』は1946年の作品で70年近く経っているので、今回私はジャン・コクトーの映画では語られなかった部分や人と自然との関わり方、自然神と人間の神話的な部分を取り上げたかったのです。

――『美女と野獣』のヒロイン、ベル役を頂いた時の気持ちは?また、演じるときに意識したことは?
レア・セドゥ:ジャン・コクトー版の『美女と野獣』は私も子供の頃から観て、とても好きだったので、この役のオファーを頂いたときには、子供の頃からの夢が叶ったような気持ちでした。非現実の人物を演じることは難しかったですし、ジャン・コクトー版がとても好きなだけに、何か別のビジョンでこれまでとは違うベル役を演じたいと思いました。私がはじめから意識していたのは少女たちが自分を投影できるようなベルにしたいということでした。

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――今回の作品もVFXが素晴らしいですが、映像美に対する思いは?
クリストフ・ガンズ監督:今回、この作品を映画化するにあたり、歴史的にどの時代の世界感を想定するかを考えました。皇帝ナポレオン一世によるフランス第一帝政時代の絵画が線も正確で色彩も美しく特徴的で、ディテールも細かく、光の使い方もとても素敵なので、この時代を取り入れたかったのです。そして、その世界感と今日のデジタルアート、CG技術と融合して生まれた新たな世界感にこだわりました。

――CG撮影の感想は?
レア・セドゥ:VFXの映画で演じた経験はあまりなかったのですが、制限はあるが1つの遊びとして捉えることが必要だと思い、楽しむことにしたことで、楽しい経験となりました。

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――クリストフ・ガンズ監督の作品はこれまでも日本の漫画やゲームなどを映像化しており、日本のサブカルチャーの感覚を感じますが、今回の作品ではどうですか?
クリストフ・ガンズ監督:これはとても興味深い質問です。フランス、ヨーロッパでは絵画的な映像美のことに集中し、西洋のジャーナリストとはこういった日本のサブカルの影響について話しをする機会がなかったので、とてもうれしいです。
私は日本の映画、特に60年代、70年代の作品が大好きで中でも三隅研次監督、五社英雄監督が好きで当時の手作り感や詩的な部分がとても好きです。今回の映画の中では巨人の出てくるシーンは60年代の大映作品、三隅研次監督の「大魔神怒る」にオマージュを捧げています。このように全般的に日本映画から影響を受けた部分もありますし、テーマに共鳴し、インスピレーションを受けたのは、スタジオジブリの宮崎駿監督の作品に表れる人と自然の関わり方で、自然は神聖なものであるという捉え方も今回の作品に反映されています。

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質疑応答の後、思わぬゲストが登場。『美女と野獣』日本公開を記念して、日本の野獣=くま=熊本県のPRキャラクター、くまモンが、映画の重要シーンでもある「バラの花束」と熊本名産のお土産を持って、お祝いに駆けつけた。
くまモンにはじめて会ったレア・セドゥは「あまりおしゃべりではないようだけど、とても可愛いですね」と感想を話すと、身をよじらせ喜ぶくまモン。フランスと縁の深いくまもんは去年、今年とパリで開催された世界最大級の日本文化の祭典ジャパンエキスポで日本文化を紹介している。
なんと、くまモンがレア・セドゥに『美女と野獣』の有名なダンスシーンを再現したいと、無理な願いとも思えるダンスの申し込みをすると快くOK。腕を組み、抱き合い踊るレア・セドゥとくまモンに会見場から拍手が沸いた。レア・セドゥはダンス後「とてもクールで誰よりもカッコよかった」とkissのサービスまでしてあげると、メロメロになって喜ぶくまモンだった。

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最後にクリストフ・ガンズ監督から「日本の皆様にもこの『美女と野獣』という映画を楽しんでいただきたいです。フランスの古いおとぎ話がベースですが、人と自然の関係など、日本人にも共通する点は沢山ありますので、楽しいでいただけると思います。この映画が日本とフランスの架橋になると嬉しいです」と挨拶があり、レア・セドゥも「とても美しいラブ・ストーリーで、すべての世代の方、すべての国の方に愛していただける映画、夢をみて頂ける映画だと思います。この映画が沢山の人に観ていただけることを願っています」と美しい笑顔で挨拶をし、会見は終了した。

『美女と野獣』
【STORY】 バラを盗み、命を差し出せと言われた父の身代わりに、野獣の城に囚われた美しい娘ベル。死を覚悟するも、野獣はディナーを共にすること以外、何も強要しない。やがてベルは、野獣の恐ろしい姿の下にある、もう一つの姿に気付き始める。かつてその城で何があったのか、野獣が犯した罪とは?いま、真実の愛が、隠された秘密を解き明かしていく――。

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作品紹介は >> こちら

監督:クリストフ・ガンズ
主演:レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、アンドレ・デュソリエ
配給:ギャガ 提供:アミューズソフトエンタテインメント、ギャガ
原題:La Belle et La Beta/2014年/仏独合作/113分/カラー/5.1chデジタル/シネスコ/
字幕翻訳:丸山垂穂
(C)2014 ESKWAD – PATHE PRODUCTION – TF1 FILMS PRODUCTION  ACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH – 120 FILMS
公式サイト:http://beauty-beast.gaga.ne.jp

11月1日(土) TOHOシネマズ スカラ座他にて全国公開!