Open Close

福田雄一最新作、中川晃教VS西川貴教の文芸バトル ミュージカル「サムシング・ロッテン!」上演決定!

2018年12月~1月、福田雄一の最新作となる、ブロードウェイ・ミュージカル「サムシング・ロッテン!」上演が決定した。

アメリカの演劇・ミュージカル界で最も権威ある賞である”トニー賞”で、2015年、9部門ノミネート、1部門受賞という快挙を成した作品の日本語版上演となる。演出・上演台本は、現代のヒットメーカーであり、「笑い」と「ミュージカル」をこよなく愛する福田雄一が手掛ける。メインキャストには、中川晃教、西川貴教ら日本のミュージカル界を牽引する主役級の実力派俳優たちが集結する。

21261_サムシンロッテン仮チラシsmall

タイトルの”Something Rotten!”=サムシング・ロッテン!とは直訳すると「何かが、腐っている!」という意味。ハムレットの一節”something is rotten in the state of Denmark.”(デンマークの國では、何かが腐っている。)を思わせるタイトルで、本ミュージカルは複数の戯曲、ミュージカル作品へのオマージュが随所に登場するコメディミュージカルとなる。

本作は、1990年代にケイリーとウェインのカークパトリック兄弟のアイデアから始動。2015年には、シアトル・五番街劇場で試験興行する予定を、内容が評価され、すぐにブロードウェイでの上演が決定した。現在、全米をツアー公演中となる。物語は、1595年、ニックとナイジェルのボトム兄弟が絶大な人気を誇るウィリアム・シェイクスピアと競いながら舞台芸術業界で成功を目指す内容。「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージカル作品や、シェイクスピア作品を彷彿とさせるシーンの数々が、舞台・ミュージカルファンの心をくすぐるとして話題になり、2015年のトニー賞では9部門にノミネートされ、1部門受賞した。

出演には、主人公でスランプ中の劇作家ニック役に中川晃教、そのライバルでありルネサンス時代のスーパースター劇作家シェイクスピア役に西川貴教。また、ニックを献身的に支える頼もしい妻ビー役に瀬奈じゅん、ニックの作品に大きな影響を与える預言者ノストラダムスには橋本さとしという豪華な布陣が決定。ニックのピュアな弟ナイジェル役・平方元基、清教徒の娘ポーシャ役・清水くるみという若い実力派キャストにも注目が集まる。

2018年12月17日(月)~30日(日)東京・東京国際フォーラムホールCにて、その後2019年1月には、大阪・オリックス劇場にて上演される。大阪の公演日時やチケットに関する詳細は、随時発表予定。チケットの一般発売は9月を予定している。

 

■演出家 コメント

21261_FukudaYuichi

・福田雄一(演出家・監督)
【コメント】 何故か自分が知る前に周りの業界の方々から次々と「ロッテンは福田さんがやるべき!」と言われ、「なんだそれ?」と思い、観た作品です(笑)。そして…「福田さんがやるべき!」の意味が分かりました。本当にミュージカルが好きな人たちがその愛を溢れんばかりに表現したコメディです。ということで、ミュージカル界で大活躍する役者さんたちが集まって頂けたことは、とても幸せなことですし、出来上がりも幸せなことになることでしょう。

■出演者 コメント

21261_中川晃教small

・中川晃教(ニック役)
【コメント】福田雄一監督ってすごい人だと、思っています。笑いの間合いが日本人っぽくなくって。こう書くと語弊があるのかもしれませんが、音楽で表現するなら、BPMが洋楽。ミュージカルへの愛情というか、エンターテイメントに対する貪欲さにはスタミナを感じます。GREEN&BLACKS(WOWOW)にゲスト出演した際、リハーサル中に福田雄一監督が時折見せる、真剣で鋭い眼光。本当にキレッキレッで怖いです。でも、その奥にあるものが「すごい人!」と僕が感じるところです。僕は面白いことはできません。たぶん。でも、「サムシング・ロッテン!」は、役者としてもどれだけ弾けられるかどうかが鍵の作品!最高かつ夢のあるキャスト!そしてクルーと!本作の持つエンターテイメント性をジュウニブンにお届けできるよう精進していきます!どうぞご期待下さい!そして応援を宜しくお願いします!

21261_西川貴教アー写small

・西川貴教(シェイクスピア役)
【コメント】昨年の11月、フジテレビ湾岸スタジオで番組の収録をしていたのですが、知人の作家から僕と仕事をしたがってる人がいるので会って欲しいと連絡をもらいました。「いつにしましょうか?」と返信したところ「もう楽屋の前にいるらしいので、ノックしてもいいか?」と返ってきました。慌てて扉を開けると、なだれ込む様に楽屋入ってくるやいなや、矢継ぎ早に作品と僕の役どころへの情熱を全力で伝えて下さいました。それが福田雄一氏、その人でした。結局押し切られる形で『Something Rotten! 』への出演となったわけですが、演ると決めたからには福田雄一演出を存分に堪能したいと思っています。以前シェイクスピア作品を演じたことはありましたが、まさか自分がシェイクスピアを演じることになろうとは、思ってもみませんでした。

21261_瀬奈じゅん宣材

・瀬奈じゅん(ビー役)
【コメント】多才で個性的な共演者の皆様と共に、最高なエンターテイメントをお届けしたいと思います。福田さんの演出…何をやらされるのか、今からドキドキ…いや、ワクワクしています!皆様、楽しみにしていて下さい!

21261_平方宣材small

・平方元基(ナイジェル役)1985.12.01 生まれ。
【コメント】福田さんの舞台に出させていただくのは初めてで、今からワクワクしています。共演者の方々も個性豊かな方ばかりで僕なんかがご一緒させていただいていいのだろうかと思うほど。若干緊張しています。お客様に喜んでいただくべく、僕自身も楽しんで作品作りに取り組めたらと思います。新しい平方元基をお見せできたら嬉しいです。このワクワクをみなさまと共有できる日を楽しみにしています。

21261_清水くるみ新アー写トリミング

・清水くるみ(ポーシャ役)
【コメント】久々にミュージカルに出演させて頂くので、今からとてもわくわくしています!福田さん演出で「サムシング・ロッテン!」日本版、こんな豪華な作品に出演させて頂くこと、とても幸せです。絶対に面白い。私も客席から観たい(笑) お話を頂いた時はあまりに嬉しくて、暫く興奮していました…。そして素晴らしい先輩キャストの方々に少しでもついていけるよう、しっかりトレーニングして、今年の年末もパワフルに迎えたいと思います!

21261_橋本さとしsamll

・橋本さとし(ノストラダムス役)
【コメント】何本かミュージカル作品に出演させていただきましたが、まだまだミュージカル俳優と呼ばれる事におこがましさを感じてしまいます。ですが僕はミュージカルが好きです。この作品に散りばめられた数々のミュージカルの名作に対して単にパロディーだけでなく愛とリスペクトを込めて演じて、この作品を終えた時には橋本さとしも立派なミュージカル俳優と呼ばれるでしょう。もしくは2度とミュージカルするな!と言われるでしょう。どっちかです。ダメならシェイクスピア俳優を目指します。福田雄一さんとの仕事も楽しみです。お客さんを楽しませて笑顔にする娯楽エンターテインメントに徹底した演出に、アドリブが苦手な自分がどう色をつけれるか、本能と直感で臨みたいと思います。

■あらすじ
ルネサンス時代のイギリス。売れない劇作家であるニック(中川晃教)は弟のナイジェル(平方元基)と共に自身の劇団を運営していた。時代の寵児であり、スーパースターの劇作家シェイクスピア(西川貴教)にニックは対抗心をむき出しにするが、劇団運営に行き詰まり、妻ビー(瀬奈じゅん)の目を盗んで予言者ノストラダムス(橋本さとし)のもとを訪ねる。そして、彼のお告げに従い、世界初の歌って踊る「ミュージカル」を書こうと決意するのだった。

■スタッフ
作詞・作曲  :ウェイン・カークパトリック、ケイリー・カークパトリック
脚本     :ケイリー・カークパトリック、ジョン・オファレル
演出・上演台本:福田雄一
振付     :上島雪夫
音楽監督・指揮:上垣聡
歌唱指導   :山川高風
美術     :二村周作
照明     :高見和義
音響     :山本浩一
衣裳     :十川ヒロコ
ヘアメイク  :宮内宏明
舞台監督   :津江健太
演出助手   :伊達紀行

■公演概要
・タイトル: ミュージカル「サムシング・ロッテン!」
・出演: 中川晃教 西川貴教 瀬奈じゅん 平方元基 清水くるみ 橋本さとし ほか
・会場・期間: 東京 東京国際フォーラム ホールC 2018年12月17日~30日(全19公演)
大阪 オリックス劇場 2019年1月 ※詳細後日発表
・チケット価格: S席¥12,500- A席¥9,500- B席¥7,000- (全席指定・税込) ※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止
・一般発売     2018年9月予定
・公式HP     http://www.something-rotten.jp
・公式twitter @SthRotten_JP
・主催: フジテレビジョン/キョードー東京/エイベックス・エンタテイメント
・企画制作: フジテレビジョン