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木刀を買って初の殺陣に挑む 戸塚祥太主演 舞台『未来記の番人』の製作発表記者会見

3月12日(金)から東京・新橋演舞場で上演される舞台『未来記の番人』の製作発表記者会見が1月22日(金)に行われ、主演の戸塚祥太(A.B.C-Z)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズ Jr.)が登場した。

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本作は、「緒方洪庵・浪華の事件帳」シリーズなどで人気を博す築山桂の書き下ろし時代小説の初の舞台化で、聖徳太子の予言の書を巡る 青春時代活劇エンターテインメント。

戸塚にとっては五年ぶりの松竹舞台への出演となる本作。戸塚が演じるのは、千里眼の異能を持つ主人公・千里丸。本格的な時代劇で刀を使った殺陣とダンスカンタービレに挑戦すると伝えられてきた。

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戸塚は「エンターテイメントを少しでももりあげて、日本を明るく、お客様の笑顔の源になれるように、チーム一座で団結して最後まで走りぬけられるようにがんばりたい」と挨拶。

演じる役柄については「千里眼という特殊能力あることから、村(の人々)からは嫌われ、両親とは早くに死別し、拾われたところに仕えています。自分の足元にずっとひかれていたレールを走っていくのが千里丸の生き方であったのが、物語が進むにしたがって、自分の意志や志を持って生きてこなかったこと、自分は何者のかと、自分に問いかけます。もがき苦しみながらも、自分の命を全うする、生きていこうとする姿を表現着たらと思っています」と言葉を選びながら話した。

今回初めて挑戦する殺陣ついては、「台本を読んで随所に殺陣のシーンがちりばめられていて「ちょっと、戸塚!今の肉体でこれ、いけるか?」と自分で自分に問いかけ『今のままじゃいけない』と思いました。なので、通販で木刀を買いました」と笑顔で語った。

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千里丸の兄貴分を演じる松田は「コロナ禍にあって、このような大作舞台をやらせていただけることは、ひとりの俳優として喜びをかみしめている最中です」と喜びつつも「今、このエンターテインメントがこの世の中に必要かどうかを本当に試される瞬間が来ていると思っています。私としてはこの作品に全力でぶつかって、皆さんが抱えていらっしゃる不安が明日がんばる希望に変わるような作品にしたい」と決意を述べた。

さらに「台本を読んで、この原作小説を、これだけスマートに脚本に落とし込むことができるのかと驚きました」と作品に惚れ込んでいる様子。演じる早瀬士郎左役については「何か志や非常に強い思いを持って物事を妄信する姿は、現代ではなかなかないかもしれませんが、侍や武士、忍者という存在を描くときに非常に印象的だなと思うのが、志を妄信している部分です。士郎左は物語の始まりから妄信している。志のためなら千里丸だって殺しかねないぞいう緊張感を常にもっている。この妄信する強さをどのように表現したらいいか、というのが今一番課題に思っている部分です。そこをしっかりと見せることが千里丸の素晴らしさを活かすことにでもある。目の前にある高い山を見上げるように挑んでいる最中です」とほとばしるように語った。

殺陣については「映像作品では経験がありますが、舞台作品では初めてです。なので、すぐに通販で木刀を購入したいです」と話して会場を和ませた。
また、今日初めて会った戸塚から「さとしくん」と、呼ばれて嬉しかったとも語り、戸塚と笑顔で見交わす様子もほほえましかった。

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銅吹き職人・巽役を演じる富岡は「観に来ていただけるお客様に、少しでも明日への活力・元気をお届けできたらと思っています。僕自身はこんな素敵なキャストの皆様と舞台に立たせていただけることを光栄に思っております」と挨拶。

「初めて妹がいる役を演じます。その関係性も楽しみです。家族愛が強く、何よりも妹を優先して考え、亡くなった父との約束や、奉公先への思いも厚くて、人情味が強く、家族の絆も見どころだと思っています。 守る思いの強さが巽の力になって、芝居の中にもあふれ出るものがあるのかなと思っていて、そこは今回突き詰めたいところです」と語り、役への思いの強さを感じさせた。

さらに「毎年、A.B.C-Zさんの主演舞台に出させていただいたり、個人で言うと、約20年前に事務所に入って曲の拍の取り方から、何にも分からないときから、A.B.C-Zの皆さんと一緒にアクロバットさせていただいたり、『今だ!』と背中を押していただいたりと、本当に昔からお世話になっている先輩なので、今回はできるだけ戸塚さんのことを支えられるように頑張って行きたいと思っています」と戸塚との絆を語った。

公演は、3月12日(金)~21日(日)まで東京・新橋演舞場、3月27日(土)に愛知・日本特殊陶業市民会館、3月30日(火)に福岡・久留米シティプラザ、4月3日(土)~11日(日)まで大阪・大阪松竹座にて上演される。
チケットは、2021 年 1 月 31 日(日)より発売開始。

未来記の番人
【原作】 築山桂「未来記の番人」(PHP 文芸文庫刊)より
【脚本】 羽原大介 【演出・振付】神在ひろみ
【主演】 戸塚祥太(A.B.C-Z)
【出演】 惣田紗莉渚(SKE48)、松田悟志、冨岡健翔(ジャニーズ Jr.)、
渋谷天外、勝野洋、笠原章、大川良太郎、山本健翔、松村沙瑛子
【日程】 2021 年 【東京】3 月 12 日(金)~21 日(日)新橋演舞場(東京都中央区銀座 6-18-2)
【愛知】3 月 27 日(土)日本特殊陶業市民会館(愛知県名古屋市中区金山 1-5-1)
【福岡】3 月 30 日(火)久留米シティプラザ(福岡県久留米市六ツ門町 8-1)
【大阪】4 月 3 日(土)~11 日(日)大阪松竹座(大阪府大阪市中央区道頓堀 1-9-19)
【料金(税込)】 (東京・愛知・大阪)1 等席 10,000 円 2 等席 6,000 円
(福岡)S 席 10,000 円 A 席 6,000 円
【公式ホームページ】 https://miraiki2021.com