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中東を舞台にしたサスペンスフルな“戦争”と“愛”の物語『炎 アンサンディ』 9月28日(日)からシアタートラムにて上演

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ベイルートで内戦を経験し亡命を果たした作者による、封印されていた自らの家族のルーツを解き明かしていくサスペンスフルな衝撃作『炎 アンサンディ』が、9月28日(日)~10月15日(水) シアタートラムにて上演される。
『灼熱の魂』(邦題)というタイトルで映画化もされ、2011年度のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた他、ヴェネチアやトロントをはじめ各国の映画賞に輝く折り紙付きの戯曲だ。

物語は現在と過去を行き来する。フランスでの初演では3人の女優が演じた主人公ナワルの10代から60代を、日本では麻実れい一人が演じる。ギリシャ悲劇などの壮大なスケールの作品を体現することができる女優・麻実れいの真骨頂を、シアタートラムという小空間で堪能できるに違いない。
またナワルの若き日の恋人役を演じる岡本健一は、物語後半でおもいもかけない役どころで再登場を果たす。ストイックな役作りで知られる岡本健一の全く趣の異なる二役に期待したい。
そして演出は、今年だけで演出作5本! 若干35歳の気鋭演出家・上村聡史が担う。

今秋、ぜひこの衝撃作に遭遇してください。

■STORY
中東系カナダ人女性ナワルは、ずっと世間に背を向けるようにして生き、実の子である双子の姉弟ジャンヌとシモンにも心を閉ざしていた。そんな普通の母親と違うナワルは、謎めいた二通の手紙を公証人に託し、ある日突然この世を去った。その二通の手紙にはそれぞれ宛名があり、姉にはあなたの父を、弟には彼らが存在すら知らされていなかった兄を探し出して、その手紙を渡せという母の遺言が書かれていた。その言葉に導かれ、初めて母の祖国の地を踏んだ姉弟は、母の数奇な人生と家族の宿命に対峙することになる。
現在と過去を行き来しながら、母ナワルの衝撃的な人生が徐々に暴かれだす。そして最後に姉弟が出会った父と兄の姿とは――。

公演情報  『炎 アンサンディ』
【公演期間】 2014年9月28日(日)~10月15日(水)  
【会場】 シアタートラム(東京都世田谷区太子堂4-1-1/三軒茶屋駅直結)
【作】 ワジディ・ムワワド 【翻訳】 藤井慎太郎
【演出】 上村聡史
【出演】 麻実れい 栗田桃子 小柳友 中村彰男 那須佐代子 中嶋しゅう 岡本健一
HP :Http://setagaya-t.jp/theater_info/2014/09/post_370.html

【一般前売開始】 2014年7月27日(日)
【チケット料金(全席指定・税込)】
一般:6,500円
高校生以下:3,250円(劇場チケットセンター店頭・電話のみ取扱・要年齢確認)
U24(アンダートウェンティーフォー):3,250円(前売のみ取扱・要事前登録・枚数限定)
劇場友の会割引:6,000円(要事前登録・前売のみ取扱)
せたがやアーツカード割引:6,300円(要事前登録・前売のみ取扱)
※未就学児童入場不可  ※託児サービスあり  ※車椅子スペース取扱あり

【チケット取扱】
世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515 (10~19時)
世田谷パブリックシアターオンラインチケット (PC) http://setagaya-pt.jp/
ほか、チケットぴあ、イープラスなど、各種プレイガイド取扱あり

■兵庫公演: 2014年10月18日(土)13:00 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール