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馬場良馬&中村優一 映画『U‐31』スペシャルインタビュー! ★サイン付きチェキプレゼントあり★

全盛期を過ぎ、人生の岐路に立たされたスポーツ選手を主人公に、戦い続けることの本当の意味を問う青春物語『U-31(ゆーさんじゅういち)』。「GIANT KILLING」の綱本将也が描く同名の本格サッカー漫画を原作に実写映画化され、いよいよ8月27日(土)より公開される。
主人公・河野敦彦役の馬場良馬と、河野のライバル選手・戸澤敏行役を務めた中村優一が、本作に対しての熱い思いと撮影エピソードなど、等身大の自分自身を通して話してくれた。

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― 公開を迎えた今のお気持ちをお聞かせください
馬場:この作品に関わることになって、1年ちょっと前になりますが、流通経済大学でサッカー練習に参加させていただいたり、谷監督がやっているフットサルのチームに混ぜてもらったりしました。今回は、特にジェフユナイテッド市原・千葉さんや、大学リーグで強豪である流通経済大学のサッカー部のみなさんが、とても快く練習などに協力してくださり、本編にもチームメイトとしてたくさんの方に出演していただきました。「やっと公開するんだ!」という思いとともに、たくさんの人に支えられて撮ることができた作品なので、多くの方に観ていただきたいと思っています。
中村:ちょうど昨年の5月ころに、谷監督のワークショップに参加していたんですが、監督が「今度、馬場くんとサッカー映画を撮る」とお話されていたんです。その時は僕も出演することは決まっていなかったので羨ましく思っていたんですが、今回出演のお話をいただいて、凄く嬉しかったです。僕は不器用なので、サッカーをやるといつもボールが顔面に当たっちゃうタイプなんですが、観るのは好きなのでサッカーすることができて嬉しかったですね。

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― お二人はサッカーの経験はない?
馬場中村:はい、ないです。

― では、練習は大変だったのでは?
馬場中村:流通経済大学では、ボールを使う前の体幹トレーニングから一緒に練習に参加させていただきました。
あと、ボールを蹴る練習にも混ぜていただきました。

中村:あと、一緒に流通経済大学のサッカーの試合を観戦しましたね。
馬場:そう!決勝戦ね。カシマスタジアム! トーナメントで、流通経済大学の一軍チームと二軍チームが決勝でぶつかったんです。両チームのベンチ裏まで見れて楽しかったです。

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― 本作はスポーツ映画にもかかわらず、フィールドで戦っているというシーンよりも、人間ドラマを前面に出していますね。実際にサッカー選手と触れ合ったことは映画を作っていく上で役立ちましたか?
中村:とても影響が大きかったと思います。サッカー選手の試合前の様子や緊張感を直に見ることはなかなかできないですよね。
馬場:生の現場を実感し、勉強することができました。

― 選手の表には出ない、裏側の心情を表現しなくてはいけなかった? 役作りでの苦労はありましたか?
馬場:サッカー選手は一般的には選手寿命が短いので、30歳という年齢は色々考える時期ですが、それは役者にもよく似ていると思うんです。20代は若さで乗り切れる部分があるかもしれないけどそれが30歳すぎても通用するとは限らない。ちょうど僕も30代なので、今自分が置かれている環境が主人公の河野のバックボーンに似ているんです。
役作りというよりも、これから40代、50代でも役者をやっていたいと思っている自分の中で、もがいている瞬間を上手く河野と重なり合わせ、今の僕にしか描けない河野を表現できたらいいなと考え心がけました。

― ご自身と共通する部分があったのですか?
馬場:そうですね、内面部分ではありました。河野のやり場のない憤りや肉体の衰えなど、どうしようもないこともあるけれど、そこで踏ん張らなければいけない・・・家に帰って一人でいる時やふとした時に、そんなところが自分と似ているなぁと思うことはありました。共感するところが多かったです。

― 中村さんは憧れの人をライバル視する役どころですが、難しかったことは?
中村:幼いころ河野に接し、河野に憧れて自分もプロになった戸澤を演じています。憧れていただけに、河野に対して「どうしてもっと頑張ってくれないんだ!」という気持ちが強くて、怒ってしまう。同じポジション争いをしますが、本人はそれほど「背番号10」にこだわっていたわけではなく、怒りをぶつける単なるきっかけだったと思うんです。そこから少ないシーンの流れで河野と打ち解け合うまでに至るところの気持ちの変化が、演じていて難しかったですね。
単純に河野が嫌いなわけではない、本当は憧れているんだ・・・というところをどうやって表現しようかと。打ち解け合っていく感じがとてもスポーツ選手なんですよ。

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― 同じポジションを争う二人ですが、劇中の中で「誰にだって譲れないものがある」というセリフがあります。あなたにとって「誰にも譲れないもの」は何ですか?
中村:僕、単純だからね、「食べること」。本当にお腹がすくとダメ(笑)
馬場:へぇ~、そうなんだ(笑)。食欲強いんだね。何が一番好きなの?
中村:お菓子とか、アイスとか(笑)。
馬場:かわいい~(笑)。
中村:お腹がすくと、あからさまにテンションが下がるのがわかるんですよ。ストレス解消するのも全て食べることなので、その分(カロリー摂取に)気をつけないといけないんですけどね(笑)。

馬場:僕は睡眠かな~。僕、すごく夢を見るんですよ。夢を見るということは眠りが浅いということだから、きちんと睡眠が取れてないかもしれないけど・・・。でも、寝ることというより、寝ている時に見る夢が好きなんです。
中村:夢、覚えているの?
馬場:けっこう覚えているんだよ。悪い夢も見るんですよ。急にお化けが目の前に現れてレーザーで打たれたりしてね(笑)。
「夢見ることが好き」ってちょっと危ない子みたいだね(笑)
※馬場、中村、大爆笑!

― サッカーはチームで戦うものですが、映画製作もチームワークが大事ですね。今回の映画製作チームはいかがでしたか?
馬場:僕は以前に『リュウセイ』という作品で谷監督とご一緒させていただきましたので谷監督の表現したいことや世界観を理解しているつもりでしたが、今作は監督が企画や演出すべてにおいて一番動き回って作品を作っていたので、作品に対する熱意がとても伝わってきました。普段はひょうひょうとしている監督ですが、いつも以上に今作にかける意気込みが感じられて、みんなが同じ方向を向いて頑張っていたと思います。
いいチームでしたね。
中村:とても和気あいあいとした現場でした。まず、谷監督が原作が好きだということ、サッカーが好きだということで情熱が凄かったです。そして共演の大杉さんや勝村さんもとてもサッカー好きなんです。勝村さんとリフティングゲームをやったんですが、40~50分ぶっ続けで(笑)。撮影の合間だったので、勝村さんはスーツと革靴でやるんですが、革靴を傷めないように上手に蹴るんですよ(笑)。楽しかったね~。
馬場:「サッカー大好き」という共通認識も大きかったよね。

― 夢をどこかで諦めてしまった人、夢を諦められない人に伝えることがある作品。映画をご覧になる方に伝えたいことは?
中村:いろんな環境のなかで、(夢を)諦めなくてはいけないこともあると思いますが、僕は夢というより、近い目標はずっと持っていきたいと思っています。そういうことが全てにおいて活力になるのではないでしょうか。
馬場:若い人が苦労してもがく姿は美しいと思われがちですが、30代になってももがく姿も、人間臭くて美しいんじゃないでしょうか。この映画をきっかけに「もう一度踏ん張ってみようよ」とか「一度、立ち止まってみることもいいのでは?」と感じてもらえた嬉しいですね。もちろん、流されてしまう瞬間はたくさんあるかもしれないけれど、時にはあながってみて打破できることもあるんじゃないかな・・・と思える作品です。本当にこの映画に参加できて良かったなと思います。

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― 特にお気に入りのシーンは?
中村:河野が一人でランニングしていて、それを見ている戸澤・・・というシーン。ひたすら河野が走っているのを僕がひたすらずっと見ているんです。それがなんか面白くて(笑)。
馬場:しかも、あのランニングシーンて、最初普通に走っていたら監督に「違うんだよな、もっと力抜いて」って言われて、何回も撮り直しして最後に「そう、その感じ」とOKが出たんだけど。本編観て「え?本当にこれでいいのぉ~?」って違いがわからなくてさ~。僕はいまだにそれが疑問です!
お気に入りというより、僕が一番気になっているシーンです! (二人とも大爆笑!)
中村:みなさん、そのミステリー感を楽しんでください(笑)。

― 最後にメッセージをお願いします。
中村:夢や目標を持ち続けている人や、諦めようとしている人の背中を押してくれる映画だと思いますので、たくさんの方に観ていただきたいと思います。
馬場:今作はサッカー映画とは言っていますが、いつもサッカーが好きで見ている部分とは違うところが描かれている人間ドラマです。そういうことを含めて、サッカー好きな方にも観ていただきたいし、サッカーにあまり興味のない方にも共感していただける部分が多いと思いますので、たくさんの方に観ていただければ幸せです。よろしくお願いします。

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【馬場良馬・プロフィール】
ドラマ「東京ゴーストトリップ」で本格的俳優デビュー。以降映画舞台で活躍。2012年テレビドラマ、スーパー戦隊シリーズ「特命戦隊ゴーバスターズ」ブルーバスター岩崎リュウジ役で出演。近年では BSスカパー連続ドラマ「弱虫ペダル」映画「第九条」などに出演。

【中村優一・プロフィール】
D-BOYSで活躍後、2015年俳優活動復帰、以降ドラマ・映画・舞台で活躍中、現在舞台『ReLIFE』が9/8から公演、10/19より舞台『裁判長!ここは懲役4年でどうすか?2016』で主演を務める。今年秋より順次公開、映画『八重子のハミング』にも出演。

映画『U-31』
<STORY>
河野敦彦、31歳。職業・プロサッカー選⼿。強豪チームにクビを⾔い渡され、古巣の弱⼩チーム・ジェム千葉に戻ってきた彼は、そこで再起を賭けることにした。移籍の条件は、背番号『10』を付けること。しかし、待っていたのは、「元・⽇本代表」というかつての栄光をネタにしようとする経営側の考えと、全盛期を過ぎたにも関わらず背番号『10』をもらった彼に対する、若⼿選⼿たちの冷やかな視線だった。それでも、河野は黙々と練習を続ける。やがてそんな彼の姿に、ひとり、またひとりと影響を受けるようになっていく……これは「戦う」ことを選択したひとりの男の、静かな、しかし内なる熱い思いを描いた魂の物語である――。

出演:馬場良馬 中村優一 根本正勝 中村誠治郎 谷村美月 勝村政信 大杉漣
監督:谷健二
製作:大澤渡 宇都木基至 菅野 征太郎
プロデューサー:麻生英輔 赤間俊秀 坂岡功士
脚本:佐東みどり
原作/綱本将也 漫画/吉原基貴「U-31」(講談社『モーニング』所載)
主題歌:「原色」ストレイテナー(ユニバーサルミュージック)
配給:トキメディアワークス
配給協力:アークエンタテインメント
©綱本将也・吉原基貴/講談社/「U-31」製作委員会
公式サイト:https://u-31.amebaownd.com/

8月27日(土)よりシネマート新宿・心斎橋 他、
全国順次ロードショー

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