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長澤まさみ、新人俳優奥平大兼に「顔ちっちゃ!」と言われ照れ笑い!阿部サダヲは「スーパーマンみたいな人」映画『MOTHER マザー』完成披露舞台挨拶

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映画『MOTHER マザー』の完成披露舞台挨拶が、6月15日、東京・スペースFS汐留にて行われ、主演の長澤まさみをはじめ、共演の阿部サダヲ、奥平大兼と大森立次嗣監督が登壇した。

本作は実話をベースにし、既成の価値観では測れない親子のあり方を問いかける感動の衝撃作。社会から孤立していく中で、築かれる母と息子の歪んだ絆が、ひとつの殺害事件を引き起こす物語を描く。『新聞記者』(19)、『宮本から君へ』(19)など話題作を世に送り出した映画会社スターサンズが、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て、『日日是好日』の大森立嗣監督とタッグを組み映画化。社会の闇へ堕ちていくシングルマザー役を長澤、秋子と内縁の夫になるホスト・遼を阿部サダヲ、息子・周平役を新人・奥平大兼が演じている。

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長澤は「この映画はたくさんの人に待っていただいた作品。ぜひ体調と相談してもらいながら、映画館で観てもらえたら嬉しいです」と思いの丈を語った。

今回が初オーディションで映画デビューを飾った現役高校2年生の奥平は、「凄く緊張するのかなと思っていたけど、思ったより緊張しなくて逆に戸惑っています」と笑顔を見せ、早くも大物ぶりを見せる。

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久しぶりに取材陣の前に登場したという阿部は「久しぶりに外に出て、こうしてカメラの(シャッター)音を聞いた。(会場も)和やかな雰囲気でいいスタートを切れそうです。こうやって人と会うのって本当にいいなと思いましたね」と感慨深げ。

外出自粛中の過ごし方を聞かれると、奥平は「音楽を聴いたり、映画を観たりして演技の勉強をしていました」とし、長澤は「皆さんと一緒です。映画やドラマを観て料理をしてました。料理はいつもより丁寧に時間をかけてやっていました」と明かす。

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阿部が「美味しいラーメンの作りかたなんかやってました・・・」と答えると、すかさず長澤が「やってないですね!」とツッコミを入れる場面も。「あんまり続くタイプじゃなくて。『鬼滅の刃』も4刊で止まってますし・・・。梨泰院クラスも2話くらいで止まってます。やっぱり芝居(をやるの)が好きみたい」とタジタジに。

本作の出演について、長澤は「私も母の影響が大きいので、親が子を作ることを考え、親には責任がある、他人ごとには感じなかったのでやったみたいと思った」と吐露。阿部は「僕は本当にイヤな人。こんなに酷い人をやったことがない。ふざけんじゃないっていう人をやってみたかった」と話した。

続けて、阿部は「長澤さんもこういうイメージがなかった。最後の顔が凄かった。あの顔ができる人はなかなかいないんじゃないかと」と絶賛。本作が初共演となる長澤も阿部について「いつか共演したいと思っていた方。阿部さんは何でもできるスーパーマンのイメージ」と称えると、隣にたつ奥平がクスクス。「(阿部さんは)いいお父さんのイメージだからスーパーマンは違うんじゃないかな?(笑)」とキッパリ。

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そんな阿部との共演について奥平は「小さい頃ドラマで観て初めて名前を知った俳優さん。そんな憧れの方と共演できて嬉しかったです」。長澤には「実際会った時すんごい顔が小さくてすんごく可愛くて驚いた。まともに目を合わせられなくて緊張しました。2回目からはなんとか頑張りました」とはにかみ、「自分の心を動かしてくれて、自分を引っ張ってくれて助けられました」と感謝の気持ちを伝えた。

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最後に長澤は「観たあとに何かを感じてもらえるメッセージのある作品です」と胸を張り、奥平は「もしかしたら自分の近くにもいるんじゃないかと頭の片隅に置いてもらえれば」と。阿部は「ちょっとしたこと、声をかけるだけでも人を救えるんだと思える映画です。この機会にぜひ観ていただきたい」とアピール。大森監督は、「ただただ無事に7月3日に公開出来れば」と願いを込めた。

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『MOTHER マザー』
男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた秋子。シングルマザーの彼女は、息子の周平に奇妙な執着を見せ、忠実であることを強いる。そんな母からの歪んだ愛の形しか知らず、翻弄されながらも応えようとする周平。
彼の小さな世界には、こんな母親しか頼るものはなかった。やがて身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは17歳に成長した周平をひとつの殺害事件へ向かわせる……。
何が周平を追い込んだのか?彼が罪を犯してまで守ろうとしたものとは——?事件の真相に迫るとき、少年の“告白”に涙する。

出演:長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花
監督:大森立嗣
脚本:大森立嗣/港岳彦
音楽:岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
配給:スターサンズ/KADOKAWA (C)2020「MOTHER」製作委員会
公式 HP http://mother2020.jp
公式twitter @starsands_movie  #映画マザー

7月3日(金)、 TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開