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藤原竜也の直筆イラストに、会場の反応は「・・・」 映画『僕だけがいない街』初日舞台挨拶

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3月19日、東京・新宿ピカデリーにて、映画『僕だけがいない街』初日舞台挨拶が行われ、主演の藤原竜也、有村架純をはじめ、共演の石田ゆり子、及川光博、鈴木梨央、中川翼と、平川雄一朗監督が登壇した。

本作は、映像化オファーが50件以上殺到し、映像化権争奪戦となった三部けい同名原作のミステリー。何度も同じ時間を繰り返してしまう【リバイバル】という特殊な現象に巻き込まれた主人公・藤沼悟(藤原)が、18年前に起きた小学生連続誘拐殺人事件の真相に迫っていく様を描く。

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この日は、朝からあいにくの雨模様となったが、開始早々「雨男の竜也くんのせいで、みなさん足元の悪い中ご来場いただき…」と石田が挨拶。監督までも、「雨男の藤原君の…」と、続ける始末。「(雨男は)僕じゃない!」と手を横に振る藤原に、「あ、僕も雨男でした。僕のコンサートはいつも雨で」と及川も雨男を宣言。ともあれ、「雨は上がったようなので…」と、舞台挨拶をスタートした。

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昨年の夏に行われた撮影。「有村さんとの撮影シーンでは3日間雨が降り自宅待機になったことも。こんなにラクしていいのかと思っていたら、あとでツケがまわってきて、台風上陸のなかでも撮影が行われました(笑)」とエピソードを語る藤原。「リバイバルのシーンは同じことを繰り返し撮影するので、あとで繋がってみないと分からなかった」と明かした。

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有村は「愛梨は人の心にスッと入り込むことができる子。うっとうしく見えたり、まとわりついてウザイと思われたら嫌だなと思って、監督と相談しながら作り上げていきました」と役作りの苦労を吐露。

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主人公・悟の母親役を演じた石田は、「藤原達也くんの母親を演じるのは腑に落ちなかったですね」と苦笑い。それでも「難しい役でしたが、翼くんのお母さんにもなれたし、原作を読んでこんなにステキな母親役を演じられて幸せでした。撮影現場もすごく楽しかったです」とニッコリ。

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幼少期の悟と加代の担任教師役の及川は、子役の二人に対して「撮影現場では、同業者、ライバルとしてお芝居の話をしていました」と振り返る。「平川監督の演出は丁寧でしつこい。それでも頑張ったよな、翼! 見た目は子供、中身は大人!」と、何テイクもの要求に耐えた中川を称えた。「鈴木(梨央)先輩は、言うことなし。これからもついていきます!」と語り、会場を沸かせた。

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それを受け、中川は「つらい時もありましたが、とても勉強になりました。監督に何度も追い込んでもらって役に集中することができました」と目を輝かせ、鈴木は「加代の気持ちになるのが大変でした。ドキュメントや原作を何回も見て表情を勉強しました。自分で自分を追い込んでいくことが難しかったです」と、大人顔負けのしっかりしたコメントを残した。

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イベントでは、これまで宣伝PRに励んできた藤原に、洞察力をテストすべく、未完成のポスターを手書きのイラストで再現し、完成させるというミッションが与えられた。
何度となく見て、もう見慣れているはずの今作のポスターであり、劇中では売れない漫画家という役どころ。「できますよ!」と自信満々。さあ、藤原画伯の腕前はいかに!と会場のみんなが固唾を呑んで待っていると、スラスラと描き上げた藤原。だが、いざ作品披露になると「これは事故!事故!」「こんなこと時間のムダですよ」と、あたふた。画の出来ばえに会場が騒然とすると、藤原は「まあ、こんな空気になっちゃいますよね・・・」とぼやき、会場を笑いの渦に。

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平川監督は、「みんな影の力が凄い」と俳優たちの役に向かう姿勢を絶賛。最後に藤原が「作品を観て良くなかったら、ぜひ監督に意見を言ってもらって(笑)。みなさんの声援を力に変えて頑張っていきたいと思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

『僕だけがいない街』
原作:「僕だけがいない街」三部けい(KADOKAWA/角川コミックス・エース)
監督:平川雄一朗
脚本:後藤法子
キャスト:藤原竜也 有村架純 及川光博 鈴木梨央 中川翼 林遣都 安藤玉恵 淵上泰史 高橋努 福士誠治 森カンナ 杉本哲太/石田ゆり子
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
公式サイト:http://bokumachi-movie.com

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