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『ぼくらの7日間戦争』がアニメ映画として12月公開決定!ティザービジュアル&特報映像を初公開!

映画『ぼくらの7日間戦争』

◎大ベストセラー原作のアニメ映画「ぼくらの7日間戦争」が12月公開決定!

『ぼくらの7日間戦争』ティザービジュアル

30年以上にわたって多くの読者をとりこにしてきた累計発行部数2,000万部を超える「ぼくら」シリーズの第1作『ぼくらの七日間戦争』を原作としたアニメ映画が2019年12月に公開されることが決定した。大ヒットした宮沢りえ主演の実写映画「ぼくらの七日間戦争」で、親や教師からの管理教育に反抗し、廃工場に立てこもって大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーがアニメーション映像によって展開される。過去に映画脚本を書いたこともある原作者の宗田理はアニメ映画化に対して「わくわくする」と期待を寄せ、その脚本に太鼓判を押した。その新ストーリーの象徴として、タイトルは漢数字の「七」ではなく、アラビア数字の「7」で、「ぼくらの7日間戦争」とし、昭和の名作実写映画が時を超えて、令和に生きるすべての「ぼくら」ファンに贈るアニメーション映画を劇場公開する。

企画の発端は、1988年の実写映画公開から30年を迎え、「ぼくら」シリーズの累計発行部数が2,000万部を超えたことがきっかけだった。『ぼくらの七日間戦争』の刊行当時は、学生運動をした世代の管理教育といった社会背景が下地にあったことで中高生を中心に人気を呼んで大ベストセラーとなり、1988年に公開された実写映画は、数々の作品で主演女優賞を総なめにしている宮沢りえの女優デビューにして初主演作として注目を集め、戦車や廃工場でのアクションといった大胆な演出が反響を呼んだ。また映画の主題歌となったTM NETWORKが歌う「SEVEN DAYS WAR」は、ファンの記憶に強く残るメロディーラインでした。その後も30年にわたって40作を超える続編が発表され、「ぼくら」シリーズの世界では、主人公の菊地英治や中山ひとみは中学生から高校生、大学生、そして大人へと成長していく姿が描かれている。
91歳となった今なお現役でシリーズの新作を書き続けている原作者・宗田理に、「ぼくら」の世界で現代の少年少女たちが戦う“7日間戦争”をアニメーションで表現したいと提案したところ、シリーズのテーマである「大人への挑戦」と「ユーモラスな戦い」を描くことを条件に再映画化を快諾。世代を超えて愛される大ベストセラーのアニメ映画化の製作が決定した。
監督を務めるのはテレビアニメ「ブレイブビーツ」で監督デビューし、「ドリフェス!」などの話題作を手がけてきた村野佑太。脚本を務めるのは、映画「ブレイブストーリー」やNETFLIXで話題となった「DEVILMAN crybaby」など、数々のアニメ大作を執筆してきた大河内一楼。実績のあるアニメストリーテラーと新鋭の監督が率いる制作チームによって“7日間”の冒険が紡がれる。

作品公式サイトのオープンに合わせて、ティザービジュアルと特報を公開。ティザービジュアルは舞台となる雄大な山々に向かい、これから始まる7日間に期待に胸をふくらませる少年少女6人が描かれている。特報では主人公の守を中心に、それまでの何気ない日常生活から大人に対する抵抗の始まりと、少年少女が大人へと成長する始めの一歩、“スタートライン”を表している。彼らにとっての戦争は何か? 彼らが対峙していく敵とは何なのか? そして英治とひとみは登場するのか?原作ファンの想像を膨らませる特報映像となっている。

第1作の刊行から34年、初映像化から31年、日本を代表する青春エンターテインメントの金字塔として愛されてきた原作が、ついに劇場アニメーション作品で生まれ変わる。アニメーション制作は公開に向けて順調に進行しており、少年少女たちを演じる豪華俳優陣は後日、発表。是非ともご期待ください。

【原作者:宗田理(91)コメント】
子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を
子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。
今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、これが子どもの本心をついているから、
いつになっても子どもたちの心をとらえて読み続けられているのではないかと思います。
これは作者にとってこの上ない喜びです。
今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。
アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。
あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。
それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。
小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。

【監督:村野佑太(34)コメント】
解放区より愛をこめて―
原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。
今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。
原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、
生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で冒険することを容易くさせました。
しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、
その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。
今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。
原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、
新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。

原作:宗田 理(91) プロフィール
1928年5月8日、東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。1985年刊の『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズは中高生を中心に圧倒的人気を呼び大ベストセラーに。91歳の今なお新作を書き続けており、2019年3月に最新作『ぼくらの宝探し』を刊行。著作に『ぼくらの七日間戦争』『ぼくらの天使ゲーム』『ぼくらの大冒険』(角川文庫、角川つばさ文庫)や「2年A組探偵局」シリーズ(角川つばさ文庫)など多数。映画化作品に「ぼくらの七日間戦争2」(『ぼくらの秘島探検隊』)、『仮面学園殺人事件』、『ほたるの星』『早咲きの花』がある。「大人の持っている常識を踏み越える子どもたちを描いている」と語る。

監督:村野 佑太(34) プロフィール
1984年9月24日生まれ。「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」「忍たま乱太郎」などの芝山努総監督を尊敬し、亜細亜堂に入社。2015年「ブレイブビーツ」の監督に抜擢される。その後「ドリフェス!」「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」で監督を務める実力派。本作が映画デビューとなる。

<原作「ぼくら」シリーズ>
1985年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』は管理教育への反発を描いたことで中高生を中心に共感を呼び、角川文庫での爆発的な人気となる「第1次ぼくらブーム」をおこし、年齢を問わず大ベストセラーシリーズとなりました。2009年3月には児童文庫として『ぼくらの七日間戦争』を刊行し、絶え間なく売れ続け、「ぼくら」シリーズは児童文庫人気No.1レーベルの角川つばさ文庫で10年間トップの作品です。「第1次ぼくらブーム」時に映画を観て、本を読んだ世代がお父さん、お母さんとなり、その子どもたちから、「第2次ぼくらブーム」が起きています。

『ぼくらの7日間戦争』
原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川つばさ文庫・角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:村野佑太
脚本:大河内一楼
キャラクター原案:けーしん
キャラクターデザイン:清水洋
制作:亜細亜堂
配給:ギャガ KADOKAWA
製作:ぼくらの7日間戦争製作委員会
©2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
公式サイト:http://7dayswar.jp/
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12月、全国ロードショー