本公演は千秋楽まで公演中止となりました。（追記2022/5/4）
平方元基の初単独主演にして、ソニンが謎の美女を三役を、あべこうじと小松利昌が二人で135 役を演じ分ける舞台『THE 39 STEPS』が5月2日に初日を迎えた。前日に行われたゲネプロと取材会の模様を動画でお伝えする。
出演者はわずか4人。それゆえにキャストは舞台の上で早着替えし、小道具を動かし、大忙し。映像と3人組（とはおもえないゴージャスな演奏をしてくれる）インストゥルメンタルバンドのザッハトルテが演出に合わせてタイミングよく生み出す生演奏も加わって、4人の芝居を何倍にもふくらせ、盛り上げる。憂いあり、笑いあり、驚きも満載。そして、これはサスペンス！最初から最後まで、一瞬も見逃さないようにお気をつけください！
ジョン・バカン原作のスパイ小説 「三十九階段」（１９１５年）と、それを原作にサスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督 が生んだ「三十九夜」（１９３５年）。この2つを元に２００６年に生まれたのが、本作『THE 39 STEPS』。ローレンス・オリヴィエ賞最優秀コメディー賞を受賞し、その後はブロードウェイにも進出し、トニー賞にもノミネートされた本作を、演劇のみならず東京２０２０パラリンピック開会式の演出など活躍が目覚ましいウォーリー木下が「20何年間の僕の演出のすべてを注ぎ込んだ」と言い切る演出を行った。
ソニンが3役というのは大きな役だけ。実際は何役やっているのでしょうか？！10役くらい??
映像がふんだんに使われ、マジックのようでもあり、風刺ぽくもあり、オマージュもあり、そしてそして…
あべこうじ、小松利昌のふたりの、表に出てくる役だけでなく、ひそやかな役にも注目したいのですが、目がたりません！
【ゲネプロ】
【初日前会見】出演者4名と演出のウォーリー木下が登壇。舞台裏ならぬ舞台上の秘話もあかされ、本編同様に笑いあふれる会見となった。
ウォーリー木下 あべこうじ 平方元基 ソニン 小松利昌
会見中に話題となった小松自らが作った水道がこちら！
舞台『THE 39 STEPS』
脚色：パトリック・バーロウ
原作：ジョン・バカン作「三十九階段」
原作映画：アルフレッド・ヒッチコック監督「三十九夜」
ITV グローバル・エンターテインメントの許諾による
翻訳：小田島恒志
上演台本・演出：ウォーリー木下
出演：平方元基、ソニン、あべこうじ、小松利昌
公演期間 ：5 月 1 日（日）～5 月 17 日（火）本公演は千秋楽まで公演中止となりました。（追記2022/5/4）
劇場：シアタークリエ
チケット料金：11,000 円（全席指定・税込）
